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思考の断片 #2

今回は「経営の基本」を考えてみた。

経営者の仕事といえば、多岐にわたり幅広く深いものと言えますが、あえて乱暴に一言で言えば何かと考えると「成果を出すこと」に尽きるのではないかと思う。意図したことがそのとおりに又はそれ以上に為される状態にすることなのだと。

そのために必要な基本的な原則があると思っている。それは、
 1.仕入れと手間より高く売る
 2.人を使って儲ける
 3.モノよりヒトに着目する
の3つに集約されるのではないだろうか。

1.については、利益を残すということ。社会経済には山あり谷ありが常である以上、事業を継続するためには何らかの蓄えが必要であり、それは利益からしか生まれない。つまり継続的に利益を生み出すことが必須である。

2.については、従業員を雇用するという意味だけでなく、仕入れ先や協力事業者、顧客などのステークホルダーとの関係を通じて儲けを出すということ。そのためには互いを利するよう道徳的にやることが必要であり、それによって事業は持続可能になる。渋沢栄一の「論語と算盤」といったところ。

3.については、価値はヒトの領分であるということ。モノ自体に価値があるのではなく、価値はヒトが決めるものである。 何かに”価値がある”と感じたり思ったりするのはヒトの脳であり、脳内で生じていることである。つまり価値はその商品又はサービスを通じて問題を解決するか、より気分を良くさせるかのいずれかの形でヒトの中に発現する。

この基本原則を守ことで持続可能なビジネスができるのではないかと思っている。

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