何も知らない・出来ない人間の僕が、この会社に拾ってもらって頑張っている話

はじめまして！いちかわです！

はじめまして。株式会社1LDKで女性向けコンテンツ制作のプロデューサーをしてます。いちかわです。
今回のnoteでは題名通り、女性向けコンテンツに触れたことのない男である僕が、実際に女性向けコンテンツ制作をする中で感じる楽しいこと、難しいことについてお伝えすることで、少しでも多くの人にこの仕事に興味・関心を持っていただけたらいいなという気持ちで書いていきます。

女性向けコンテンツってどんなもの？

女性向けコンテンツの制作と言いましても、想像が難しい方もいらっしゃると思いますので、まず初めに、僕が今現在行っている仕事の簡単なご説明をさせていただこうと思います！
僕が現在、関わらせていただいているのは、女性向けの漫画や、ASMRという音声作品の制作です。制作といっても、実際に漫画を描いたり音声作品のシナリオを書いたりするのではなく、どういった内容の作品にするか、どういった作品を作る事ができたら売れるのか、を考える仕事をしています。
作品の内容は？登場する男の子のキャラクターは？時代背景は？などなど、今の市場に合わせて、この要素が満たされていれば売れるだろうという戦略を立て、その戦略をもとにクリエイターさんたちに協力してもらいながら作品の制作進行させる仕事です。
なんとなくでも分かってもらえたら嬉しいです。

女性向けコンテンツのポイント

早速ですが、今これを読んでくださっているみなさんの中に、女性向けコンテンツに触れたことがある方はいらっしゃいますでしょうか…？
女性の方であれば、漫画や音声作品が好きで見たことがあったり、聴いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。お恥ずかしい話、僕は今の仕事を始めるまで女性向けコンテンツに全く触れたことがありませんでした。当然、男性向けのコンテンツは何度も見たり聴いたりしてきてますし、むしろ好きな方なんですが、女性向けに関しては全くの無知でした。なので、この仕事を始めたての頃、見聞きすることが全て新鮮でワクワクしていました(今も毎日してます。嘘じゃないです！)。
そもそも何で急に触れたこともない女性向けコンテンツ制作を始めようと思ったのかについてですが、僕がこの仕事がしたいと考えた1番の理由は『興味があった/面白そうだと思った』からです。男性向けコンテンツに対してはある程度の知識はあったのですが、前述した通り女性向けに関しては全くの無知。知りたいと思いました。女性がどういった作品を好むのか、どういった男の子が好きなのか。
結論として、女性が好む作品ジャンルや男の子のキャラクター設定について明確でお決まりの答えは出ていません。当然のように人それぞれ好みは違うし、絶対の正解なんてないです！
それはそうだろ。って思う方もいると思いますが、どうでしょう。僕はだからこそ面白いと思いました。絶対に売れるというお決まりの答えがない世界で、自分が戦略を立てて企画した作品が実際に売れた時を想像してみてください。
今想像してワクワクした方は、この仕事が向いている人です。一緒に大ヒット作品を作りましょう。

楽しかったこと・難しかったこと

ここからは具体的な作業の説明と一緒に、僕が感じた、楽しかったこと・難しかったことについて、ご紹介させていただこうと思います！
まずは難しかったことから紹介します。
難しかったこととして第一に挙げたいのが、ユーザーの求めている物を知ることでした。僕たちの作品のターゲットは一般的には女性なのですが、女性が何を求めているかを考える時に、まず女性の分析をする必要がありました。
僕らのターゲットである女性は、どんな年齢層なのか、どんな生活をしているのか、どんなことを好むのか・もしくは嫌うのか、というようなことを考えることから必要になるのですが、僕は残念なことに、女性のサンプルが母親くらいしかなかったので、これを考えるのはとても大変な作業でした。ユーザーインタビューを行ったり、過去作品のレビューを大量に遡ったりすることで、足りない知識を補いました。
なんとなくユーザーの求めている物がぼんやりと理解できたかな？と思う頃には大量の時間を使っていました。
母親以外の女性のことを、何も知らなかった男である僕はこの時間を使って本当に良かったなと思いますし、使わせてくれてありがとうと会社に心から感謝してます。
ただ、ユーザーの求めているものがぼんやりと分かっただけの段階では、作品作りは行えません！ここからやっと戦略を立てる時間です。ここで立てる戦略とは、ユーザーの大多数の関心を惹けるであろう、好まれるであろう作品を作るためのものなので、具体的な作品の中身を決めていく作業になります。
その中でも1番難しく、そして楽しい作業は、作品に登場する男の子のキャラクター設定です！
男の子の見た目は？喋り方は？性格は？などなど基本情報から、今までどんな生活してきたの？とかまで、1人の人間の歴史を完成させる作業なのですが、これ、めちゃくちゃ楽しいです。難しいけど…。
難しいと思うのは、僕の考えた男の子が一般ユーザー(大衆)にちゃんと受けるのか、受ける根拠はなんなのかを考える作業です。
ただ！自分の考えたオリジナルキャラクターが作品という世界に産み落とされ、その作品をユーザーが手に取り評価をしてくれる。
この体験は何事にも変え難く、とても素晴らしいものだと思います。そしてこの体験は一度味わうと抜け出せない力を持っています…。一度この快感を味わってしまった僕は、もっと、もっと！と上を目指したくなりました。
このnoteを読んでる方にも是非、味わっていただきたいです。

最後に

ここまで読んでいただいてありがとうございます…！
このような感じで、何も知らない・出来ない人間だった僕が女性向けエンタメ業界で頑張る姿をnoteを通して、皆さんにお見せ出来ればなと思います。
応援していただけますと、幸いです！
女性向けコンテンツの世界で、いちかわの名が轟く日は近いです！