ひきこもり支援の人

ひきこもり、不登校支援をしています。当事者のケアは当然大事ですが、それ以上に保護者のメ…

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ひきこもり、不登校支援をしています。当事者のケアは当然大事ですが、それ以上に保護者のメンタルケアや家庭環境の改善を最優先!!お悩みの方は一度ブログを読んでみてください

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ひきこもり・不登校支援の教科書

はじめに 「ひきこもり」「不登校」という言葉がある時を境に急にメディアで取り沙汰され、それを見ている一般視聴者の僕たちもその言葉を意識するようになったのがここ10年くらいではないでしょうか。 僕は大学時代から不登校児の通うフリースクールでバイトをし、予備校の講師になってからも校舎に通う不登校生徒の対応をしたりしていて、昔から不登校の生徒との接点がずっとありました。社会的にも不登校児が増えてきたこともあり、2014年に独立してからはひきこもり・不登校の社会復帰のお手伝いを専門に

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    • 過去最高数の不登校児とその要因の分析

      冬になると朝ぬくぬくの布団から出るのが億劫で、学校を欠席する生徒の数が増えるんじゃないかと思っているひきこもり支援の人シロです。僕は冬の朝は布団から出たくなさ過ぎて午前中はスマホで出来る内容の仕事しか入れないようにしています。それくらい布団から出られません。だからきっと子供たちも大変つらい思いをしているんだと思います。 さて、先月文部科学省が「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果についてのレポートを公開してましたね。 内容を色々と分析していく

      • 親の夫婦関係とひきこもり不登校

        お子さんがひきこもったり学校に行かなくなると、お子さんが学校で何かあったのかとか、体調が悪いのかとか、発達障害じゃないか等と、外に出れない原因が子供にあるのではないかと思ってしまう方は多いと思います。 しかし、学校で上手くいかなかったり、体調がすぐれなかったりするのは、多くの場合副次的な事象で、根本原因は家庭にあるケースがほとんどです。 特に両親の夫婦関係や母親の生き方がお子さんの精神に大きく影響を及ぼします。 今回はその根本原因について深堀していきます。 子供の問題

        • 子供がひきこもり・不登校になったらやるべき5つの事

          まさか自分の子供が不登校になるなんて... 部屋から出ない子供の将来が心配でどうすればいいのかわからない... まさか自分の子供がそうなるなんて思っていもいなかったひきこもり・不登校に自分の子供がなった時、何をどうすればいいのかわからずに大変な思いをされる方は少なくありません。 ひきこもり・不登校という状態は決して悪いものではないですが、その状態のお子さんの精神状態が不安定だとそれは良くない状態です。悪化すると自傷行為に発展したり暴力行為をふるうケースもあります。 そ

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        ひきこもり・不登校支援の教科書

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          3本
        • ひきこもり・不登校支援の教科書
          1本

        記事

          子供を信じるという事【ひきこもり・不登校支援】

          よく保護者面談の際に聞くセリフで 「ゲームばっかやっているから何とかしてほしい」 「学校に通えるようになってほしい」 「自立して生活できるようになってほしい」 といったお子さんへの想いを口にされるところを多々目にします。 今回はそういった親の想いとひきこもり・不登校の関係について記していきます 【心配】は信頼していなという事 子供を持つ親なら、お子さんが突然学校に行かなくなったりひきこもり出したら心配になりますよね。 このままで大丈夫だろうか 外に出れるよう

          子供を信じるという事【ひきこもり・不登校支援】

          不登校支援ケーススタディ「中1:りゅう君」

          家庭環境 りゅう君との出会いは、お母さんが僕の以前のブログを読んで問い合わせてくれたところから始まりました。 最初の面談の際に感じたことは、お母さん自身がものすごい負のオーラを纏っていたという事です。スピリチュアル的な話ではなく、ぱっと見てわかるくらいの沈んでいる感じでした。 話を聞いていくと、お父さんと息子二人の4人家族で長男が中1で不登校(りゅう君)次男は小4で学校を休みがちという事でした。 お父さんはバリバリの仕事マンらしく、基本的には育児はお母さん担当。長男が

          不登校支援ケーススタディ「中1:りゅう君」

          「ひきこもり」を「社会的距離症候群」に変更

          普段からひきこもりや不登校の当事者と関わってきて、彼らの事を「ひきこもり」「不登校」と呼ぶことに違和感を感じていました。 一般的にみんなと同じ生き方をしている事が正常で、そうじゃない生き方をしているのが異端みたいな考え方が気持ち悪いからです。 個性やアイデンティティを大切にして、十人十色であると言うことを受け入れていこうみたいな事を言ってる一方で、こういったステレオタイプが当たり前に存在している事が未だに納得いっていません。 ※ステレオタイプとは、多くの人に浸透している固

          「ひきこもり」を「社会的距離症候群」に変更

          ゲームし続ける子供への対応

          お子さんが不登校やひきこもり状態で、1日中ゲームばかりしている状況があると不安になりますよね。 そんなときどのような対応をするのが正解になるのでしょうか。 ゲームを取り上げる?ネットを制限する?それとも放置する? 今回はその対応の仕方について書いていきたいと思います! ゲームがやりたくてやっているわけではない?!お子さんがゲームに没頭しているのは、果たして本当にゲームが大好きだからでしょうか? ここに面白いデータがあります これは平日に2時間以上自宅でインターネッ

          ゲームし続ける子供への対応

          不登校とホームスクーリング

          不登校と引きこもり不登校っていう言葉ってなんかマイナスイメージが強いですよね。引きこもりって言うのもなんかイメージ悪い気がします。字面がもう悪く言う気満々というかなんというか。 不登校はホームスクーラーって言う人も増えていますが、これはなかなか難しい問題です。 引きこもりにいたっては、殺人事件のニュースとかで【36歳無職引きこもり】みたいな感じで使われることが多いからなんかしでかすんじゃないかってイメージまであるっていう。 36歳無職、で終わらせとけばいいものを引きこも

          不登校とホームスクーリング

          不登校の高1の男の子

          突然の連絡僕が訪問支援をしている高1(学年上では)の男の子のお母さんから、明日の訪問は無しでと連絡がきました。 理由は本人の体調不良。 苦しいだろうなぁ。。。 同世代の友達はおらず、オンラインゲームでチャットする相手は年下ばかり。家からはほぼ出ない為、真っ白な皮膚でいつもけだるそうにしているのですが、きっと彼は自分がどうしていいかわからないし、何ができるかもわからない。自分はきっと何もできないんじゃないかと頭をかかえながら、家族の目を気にして気を使って毎日を過ごしている

          不登校の高1の男の子

          不登校支援ケーススタディ「小5:ハル君」後編

          不登校ケーススタディ「小5:ハル君」の後編です!まだ前編を見ていない方は前編を先にお読みくださいね! お母さんの対応 さて前編ではハル君に対してどうやって接すればいいかというのをお母さんにお伝えしたところで終わりました。 お母さんとは1ヵ月周期で面談をしていたので、翌月の面談で達成できたかどうか確認をします。 では、実際にお母さんはどういう対応をしたのでしょうか。 ★仕事の時間を減らす事 まず仕事にかかりきりだった現状を改めてしっかりとハル君と対話するようにお伝え

          不登校支援ケーススタディ「小5:ハル君」後編

          不登校支援ケーススタディ「小5:ハル君」前編

          家庭環境 ハル君は、お母さんが僕の以前のブログ読者で問い合わせが来たところから関わり始めました。 ハル君の家庭環境は、ひきこもり・不登校の家庭としてはよくあるケースで、【シングルマザー・祖父母同居・母親が仕事で忙しい】ご家庭でした。 まず最初は保護者面談。 保護者面談で僕が絶対に聞くのが、お子さんが幼少期の頃の家庭環境です。 子供は3歳までにかけられた言葉で脳内辞書が出来上がるという話があります。そのため小さいころどういう育てられ方をしていたのかは必ず聞くようにして

          不登校支援ケーススタディ「小5:ハル君」前編

          ひきこもり支援ってなに?

          挨拶 さて、コロナによって事業形態が大幅に変わったので、以前やっていたブログからこちらに引っ越してきました。 僕はひきこもり支援をしているシロと申します。 ここ8年間ひきこもり、不登校支援を生業にしております。 具体的にどんな事をやっているのかと言いますと、 ①訪問支援→ご自宅に良き当事者の方とお話 ②保護者面談→お悩みをヒアリングして、何をするべきか伝える ③保護者の為の塾→ひきこもり、不登校問題の解決の為の知識を学ぶ塾 とまぁこんな事をやっております。

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