見出し画像

【情報】273系新型やくも車両について, Information on the "273 series" train used in the "YAKUMO Limited Express" in 2024

最終更新日:2024年5月10日 (「さらに先を見据えて」の記事追加、製造会社の項目・車両基地の項目の追加、車いす利用者についての内容追加、動画の追加)

2024年(令和6年)4月6日運転開始の273系特急やくもについての情報・考察ページです。


【結論】

特急 やくも号」について、従来の381系電車と比べて、新しい273系電車は、乗り心地は改善されています

  • 揺れが大幅に改善されています。
    乗り物酔いしにくいです。
    ただし、揺れるときは揺れます。「おっとと」となることはあるようです。伯備線内は急カーブ・連続急カーブが多いので、仕方がないです。おそらく揺れが自然なので、揺れても不快になりにくいと思います。

  • 座席は改善されています。
    新幹線と同じレベルの居住性を目指したものと思っていいです。
    新しいセミコンパートメントは、家族やグループ向けにいい試みです。
    車椅子利用者を想定して作られています。バリアフリー構造の車両があります。

  • 従来の381系電車と所要時間は変わらないため、時間短縮はしません。

以上のことから、岡山と山陰中央部(米子・松江・出雲等)を結ぶ特急として、快適な空間を提供することを約束できると、私は感じています。


【Conclusion on the new "273 series" trains used on the "YAKUMO Limited Express"】

Regarding the "YAKUMO Limited Express", the new "273 series" trains are more comfortable to ride than the previous 381 series trains.

I feel that we can promise to provide a comfortable railroad ride as an express connecting Okayama and the central San'in region (Yonago, Matsue, Izumo, etc.).

reference

Reservation for Limited Express YAKUMO - Pick up your ticket at the station - Japan Travel by NAVITIME
https://japantravel.navitime.com/en/booking/jr/express/yakumo/



Next video can be selected with subtitles in English.

keyword

"Yonago", "Mount Daisen", "Mizuki Shigeru Road", "Mizuki Shigeru Memorial Hall", "Kaike Onsen", "Kaike Spa", "Tottori Flower Corridor"
"Yasugi", "Adach Musiam of Art"
"Matsue", "Matsue Castle"
"Izumo", "Izumo-taisha"



JR西日本公式ページ

車内の様子も、こちらで紹介されています。


JR西日本おでかけネット掲載の画像

JR西日本おでかけネットの画像のリンクです。(ソース)

1号車(出雲市寄り)・グリーン車とセミコンパートメント
2号車・普通車
3号車・普通車・車椅子スペース・バリアフリートイレ等
4号車(岡山寄り)・普通車


情報サイト

時刻表


273系

特急やくも号

特急やくも号は、山陰中央部(鳥取県の米子市、島根県の松江市と出雲市)と岡山を結ぶ陰陽連絡線の特急列車として運行されています。
前世代の381系は1982年(昭和57年)7月にデビューしました。今回の273系は2024年(令和6年)4月6日デビューなので、41年10ヶ月の間381系が活躍したことになります。2024年6月14日の381系の完全定期運用撤退を考えると、約42年間381系が活躍したことになります。
競合として、出雲市・松江市・米子市と岡山駅・大阪・京都(あと名古屋・東京)を結ぶ高速バスと、出雲空港・米子空港と大阪伊丹空港・羽田空港を結ぶ航空機です。

伯備線

倉敷駅から伯耆大山を結ぶ陰陽連絡線の路線。全線電化。保安装置はATS-SW。
カーブ・急勾配の多い路線です。
特に新見(にいみ)から生山(しょうやま)の間は、R300やR200の急カーブ、25‰の急勾配などが多い区間です。

前の世代の車両「国鉄381系電車」

振り子式車両の技術情報

デザイナー

製造会社


車両基地・メンテナンス等


記事・動画

273系と呼ばれる、2024年春以降に導入予定の新型やくもが、2023年10月17日に徳庵駅近くの近畿車輛にて、報道関係者に披露されました。

273系実車の報道公開記事



2023年10月17日の近畿車輛での報道公開動画

2023年11月7日に報道公開された際の動画


考察

2023年10月27日時点で、273系の試運転の様子がYouTube上で多数アップされています。
感じとしては、側面のやくものエンブレム(マーク)がプレミアム感を出してて、なかなかいいです。
正面のやくものロゴも、オンリーワンみたいな感じでいいですね。
また、遠くから見た感じも、白と茶色が目立って、これもいいです。

座席の感じは、報道記事に譲ります。
気になるセミコンパートメントは、「足を伸ばせる」という点にプレミアム感を感じます。

その他、判明している情報や推測は、下記のとおりです。

  • 車両製造は「近畿車輛」

  • 製造両数は、4両×11編成の44両

  • 一日に必要な編成数は8編成です。予備編成は3編成で、繁忙期に予備編成で8両編成に増結できるのは15往復中6往復になるとみられます。

  • 総投資額160億円(単純換算で1編成あたり14.5億円、1両あたり3.6億円)

  • デザイン監修は、株式会社イチバンセンの川西康之氏、近畿車輛株式会社デザイン室

  • JR西日本・鉄道総合技術研究所・川崎車両株式会社の共同開発による、「車上型制御付き自然振り子方式」を搭載(ドアデッキにコンピュータ装置がある)

  • 381系自然振り子式電車よりも乗り物酔い評価指数で最大23%の改善

  • 381系同様、最大傾斜角度は5度である(動画でスタッフが発言している)

  • 走行装置は、車上式制御付き自然振り子方式を除いて、271系電車を踏襲

  • 車体は271系と同じくアルミニウム合金と推察する

  • 273系の断面は381系とあまり変わらず、271系・287系より断面は小さい(川西康之氏の発言より)

  • 381系同様、全幅は2900mmと推察する

  • 全長・車体長(先頭車)(中間車)は不明、参考として、381系の全長は21300mm、287系の全長は21100mmで車体長は先頭車が20670mmで中間車が20600mm

  • 車両記号は「出雲市← クモロハ272-0 + モハ273-100(パンタグラフ) + モハ272-100 + クモハ273-0(パンタグラフ) →岡山」の4両編成

  • 電動台車は1両目・3両目後方と2両目・4両目前方と推察する、理由は、VVVFインバーター音がそのあたりからするからである

  • 運転台はJR西日本標準の「横軸ツインレバー型マスコン

  • 速度計等の表示は271系同様、液晶表示による「グラスコックピット構造」(グラスコックピット構造は227系電車でも採用されているので、「227系 グラスコックピット」で画像検索すると、運転台の様子がわかります)

  • 運転室には運転手を含め二人が乗務可能(2023年10月25日の試運転の動画で確認)
    運転席の反対側は、補助座席を出すような仕組みになっている。

  • 制御方式は、271系同様「日立パワーデバイス製フルSiC-MOSFET素子VVVFインバータ(おそらくWPC16 (1C2M)、WPC19(-H)との情報あり)

  • 271系同様、「0.5M方式の全電動車

  • 271系同様、「機器を二重化」して安全を確保

  • 271系同様、オフセット衝突対策として、衝撃吸収構造を採用

  • 271系・227系500番台同様、「EB-N装置(デッドマン装置)」を搭載

  • 緊急列車防護装置として「TE装置」を搭載

  • 271系同様、自動列車停止装置は「ATS-SW」「ATS-P」に対応

  • ミュージックホーンを鳴らせる

  • 集電装置は、2号車(モハ273-100)・4号車(クモハ273-0)にシングルアームパンタグラフを2基ずつ設置(走行用と霜取り用)

  • 前照灯はLEDライト

  • 制動装置(ブレーキ)は、耐雪ブレーキ付き(運転台の写真で確認)、271系と同様に「全電気指令式電空併用方式」と推察する

  • 主電動機は、全閉式かご形三相誘導電動機(WMT110)

  • 271系同様駆動方式はWN駆動方式

  • 271系・323系を参考に、主電動機出力は1時間定格出力220kWと推察する

  • 271系・323系を参考に、編成出力は220kW×2×4 = 1760kWと推察する
    参考までに4M2Tの381系では1920kWなので、若干編成出力は劣る

  • 電動台車はWDT-72(WDT-72Aとの情報もある)、付随台車はWTR241A

  • 車両情報システムは不明。
    287系の流れを組むのであれば、10Mbpsデジタル制御伝送システムであると推察する。(2024年3月28日時点ではこちらが有力に個人的に思う)
    227系500番台のような新しい車両から想像すると、国際規格に準拠した100Mbpsイーサネットのデジタル転送装置が搭載されてもおかしくないと推察する。なるべく「標準」を採用して、部品調達しやすくして保守性を確保することは当然であるが。

  • 381系と同様、営業最高速度は120km/h、(曲線通過時は(半径は不明だが)本則+20km/hと推察する、ただ283系で半径300m以上で本則+25km/hが可能なことから、半径300m以上で本則+20km/hが可能と推察する、伯備線には半径200mのカーブが多数あるので、そこは減速が必要だろう)
    動画の解説で、上石見駅新見駅の間が、カーブが多いとのこと。

  • 起動加速度は不明、6両編成の381系や最高速度130km/hで走る287系の起動加速度が1.6km/h/sであることから、起動加速度はこれと同じかこれより良いものと推察する、また、271系の起動加速度が1.8km/h/sとの情報がある

  • 普通車・グリーン車の肘掛けやセミコンパートメントの窓の下にコンセントあり、Wi-Fi使用可能
    フリーWi-FiのSSIDは「JR-WEST_Free_Wi-Fi」
    iOS(iPhoneやiPad)の接続方法 - https://www.jr-odekake.net/railroad/westexginga/train/wifi/
    Androidの接続方法 - https://www.jr-odekake.net/railroad/westexginga/train/wifiandroid/

  • 普通車のシートピッチは1040mm(ゆったりやくものシートピッチ1000mmより拡大、N700系と同じシートピッチ。比較対象として271系が970mm)

  • グリーン車のシートピッチは1160mm(N700系などの新幹線と同じシートピッチとのこと)、グリーン車の座席サイズは新幹線のものに準拠するとのこと

  • 普通車は、沿線の山々をイメージした緑色ベースに、古来から神事に用いられ、人を守る魔除けの意味もある「麻の葉」模様をあしらい、沿線の自然・風土を演出(2022年10月20日のJR西日本プレスリリースより)

  • グリーン車は、明るく空間の広がりを感じられる黄色ベースに、富と長寿の象徴とされる亀の甲羅をイメージした「積石亀甲」模様をあしらい、山陰の文化・風土を演出(2022年10月20日のJR西日本プレスリリースより)

  • 室内はLED照明で省エネ化

  • 各客室に大型荷物スペースを確保

  • デッキと客室内に、防犯カメラ設置

  • 新幹線や227系500番台のように、視覚障害者向けの「ポーン」というドアチャイムが鳴る

  • 自動放送が使えるようになった(日本語・英語対応)

  • 列車発車時・到着駅近くになった時に鳴らされる車内チャイムに「Official髭男dism」の「I LOVE...(岡山発)」「Pretender(出雲市発)」が流れる

  • 3号車(モハ272-100)に「車椅子向け・育児家族向けバリアフリー設備」あり、岡山寄り・4号車寄りに3つの車椅子専用スペース車椅子対応バリアフリー洋式トイレ(おむつ替えの台あり)

  • 3号車(モハ272-100)岡山寄り・4号車寄りの大山や日本海側に、個室の多目的室あり。多目的室の椅子は、倒してベッドにすることも可能。ただし、車掌に話をして開けてもらう必要がある。

  • 3号車(モハ272-100)出雲市寄り・2号車寄りの大山や日本海側に、フリースペースあり。ここで子供をあやしたり、スマートフォン等で通話ができます。

  • 1号車(グリーン車17名・セミコンパートメント12名)定員29名、2号車(普通車)定員58名、3号車は定員34名、4号車は定員50名、1編成の定員は171名(2023年11月7日の記事より)

  • 1号車重量44.3t、2号車重量41.1t、3号車重量41.8t、4号車重量43.4t

  • セミコンパートメントは、座席をフラットにすると、足を伸ばせる

  • JR東日本の特急のような、車内座席指定のランプ(赤・橙色・緑)はなし

  • フルカラーLED方向幕(一定速度以上だと表示が消える)

  • ドア横の号車・客室種別は縦型LED表示

  • 運用は、後藤総合車両所出雲支所(中イモ)(西出雲駅近く)に配置され、特急「やくも」として、山陰本線・伯備線・山陽本線の出雲市 - 岡山間で運用される。

  • 沿革(簡易)
    2022年(令和4年)2月16日:JR西日本が2024年春以降、特急「やくも」を新型車両273系に置き換えると発表。あわせて、国内初となる「車上型の制御付自然振り子方式」も発表した。(JR西日本プレスリリース「特急「やくも」への新型車両の投入について」より - https://www.westjr.co.jp/press/article/2022/02/page_19445.html )
    2022年10月20日:具体的な車両の外観、車内の内装について発表した。(JR西日本プレスリリース「特急やくも273系車両デザインの決定について」より - https://www.westjr.co.jp/press/article/2022/10/page_21123.html )
    2023年(令和5年)10月17日:完成した273系電車を報道公開。外観から内装まで公開された。
    2023年10月25日:学研都市線・おおさか東線・東海道本線・湖西線でY1・Y2編成の試運転が行われた。
    2023年10月30日:最初の2編成が後藤総合車両所出雲支所へ回送され、翌日31日に到着した。
    2024年(令和6年)2月10日:大阪駅10番ホームにて273系4両1編成の見学会が行われた。(JR西日本ニュースリリース「【JR西日本×産経新聞特別企画】特急やくも新型車両見学会を大阪駅で開催します!」より - https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/01/page_24250.html )
    2024年3月23日:273系の試乗会が行われた。WESTER会員の他、YouTube等のインフルエンサーが、抽選で選ばれて試乗会が行われた。(JR西日本ニュースリリース「特急やくも新型車両(273系)を SNS 等で PR してくれる方を大募集!」より - https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/01/page_24269.html )
    2024年4月6日273系特急やくもの運行開始。当初は、(臨時列車を含め)15往復中6往復が273系で運行される。
     投入計画はJR西日本ニュースリリース2024年2月16日に掲載>(JR西日本ニュースリリース「特急「やくも」新型車両273系の追加投入計画について ~ゴールデンウィークから新型「やくも」が続々追加!~」より - https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/02/page_24531.html)
    2024年4月26日:273系の運行本数が増やされる。(臨時列車を含め)15往復中8往復が273系で運行される。
    2024年5月7日:273系の運行本数が増やされる。(臨時列車を含め)15往復中10往復が273系で運行される。
    2024年6月15日:全15往復の特急やくもが273系で運行される(予定)。なお、多客時用に381系が使用される可能性があるもよう。

車上型制御式振り子装置ですが、想像ではある程度満足するのは間違いないでしょう。
他の車輌ですが、381系とキハ187系を比較すると、次のような改善点があります。
・停車中の揺れがない
・走行中の縦振動がない
・直線を高速走行中の細かな揺れがない
・カーブでスムーズに振り子装置を制御する
以上のことから、一定の満足度は得られることは想像できます。
課題は次の点にあるでしょう。
・急カーブの連続での振り戻しにどれだけ対応できるか
・ポイント通過でいかに揺れを抑えるか

(2024年3月28日追記)2024年3月23日の試乗会にて、車上型制御式振り子装置の効果により、大幅に乗り心地が改善されていることが確認されています。

さて、自由席は用意されるのでしょうか。
こうのとり・きのさき・くろしおなどでは、自由席はなく、全席指定席となっています。一方でサンダーバードには自由席があります。
特急やくもでの自由席の需要は一部あると思います。岡山-備中高梁や米子-松江-出雲市などの短距離移動です。
1両まるまる自由席にすると、それだけ指定席が減ると思われるので、JR西日本がどう判断するのでしょうか。

(2024年3月28日追記)2024年3月16日のダイヤ改正で、特急やくもは全席指定席となりました。ですので、273系特急やくもも全席指定席です。(2023年12月15日JR西日本ニュースリリース「北陸新幹線の座席区分・一部在来線特急の全席指定席化および特急用定期券(パスカル)の一部区間発売終了等について~2024年3月16日 ダイヤ改正から座席区分を変更します~」より - https://www.westjr.co.jp/press/article/2023/12/page_24062.html )

私の懸念点は、はたして11編成(44両)で多客時に対応できるかでしょう。
(個人的希望としては、あと5編成20両程度ほしいです。また、増備するとしても、号車番号標等から、現行とまったく同じ4両編成を増備することになると私は推測しています。また、噂では1列車6両編成(2両編成を増結?)という話があるようですが、私は4/8両での運用のみになると思っています。2両単位での増結は柔軟な運用ができると思いますが、車両構成が複雑化するので、個人的には懐疑的です。)

沿線人口は減っていますが、インバウンド需要はあると思います。
外国人訪日客(インバウンド)向けの切符として、オトクな「JAPAN RAIL PASS」や「JR-WEST RAIL PASS」があります。

まず、最初の車両はできました。
あとは、車上型制御付き振り子装置がうまく動くかの試験を伯備線・山陰本線でどれだけテストするかだと思います。

2024年3月23日の試乗会でも、車上型制御付き振り子装置がうまく動いてくれているのが確認されました。
あとは、問題の洗い出しと修正を繰り返して、本番に備えるばかりだと思います。
2024年4月6日の運行開始に伴うレビュー動画で、車上型制御付き振り子装置のおかげで、乗り心地が良くなったとのレビューがありました。

参考として友人の話として、伯備線内の揺れ自体がなくなったわけではないとのことです。「座り心地」は良くなったとのことです。おそらく、車両側の改善は現時点で最大限良くしたので、あとは「伯備線の線路状況を良くする」「新線を作る(例えば、根雨駅-新見駅をトンネルで直線区間を作る)」しかないと思われます。


2024年3月28日追記

273系特急やくものセミコンパートメントについて

セミコンパートメント席をフラットにする方法の動画


新車両の実際の評判(2024年3月23日以降)

2024年3月27日時点

記事

山陰中央新報(島根県松江市本社)の辛口コメント

揺れないやくもの「真の快適さ」追求するには 記者が松江ー岡山まで乗車してみた | 山陰中央新報デジタル
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/562734


動画


西園寺さんの動画です。楽しみながら、試乗会の感想について話してくれます。

かんのさんの動画です。詳しく解説されておられます。

生山駅の様子から、完全に1編成は4両固定での運用を想定していて、(推測ですが)たとえ増備されても、4両単位で増備されると思います。それも、初期編成と同じグリーン車付きかと思われます。

こつあず鉄道チャンネルさんの動画です。主に381系・273系の仕様を中心に解説されておられます。

伊藤桃 🍑鉄旅タレントさんの動画です。
女性の方の試乗レポートです。

ZAKIさんの動画です。
別目線での試乗レポート動画でしたので紹介させていただきます。



2024年4月6日追記

運行開始した273系の評価

記事


出発式の動画


側面展望動画


動画

ご家族連れでセミコンパートメントを利用して、お子様がくつろぐ様子です。

がみさんのレポート動画です。セミコンパートメントに乗車しています。

かんのさんのレポート動画です。セミコンパートメントとグリーン車に乗車しています。

「カコ鉄の日常。」チャンネルの動画です。女性目線のレビューです。


日本探検隊さんの動画

ユウ270さんの動画

西大寺鉄道チャンネルさんの初乗り動画

MOZUさんの動画です。
通路移動の様子が見られますので、車内の感覚がつかみやすいと思います。

セミコンパートメントのレビュー

381系パノラマグリーン車と273系のグリーン車の比較レビュー

石上いつき【鉄道ゼミ】チャンネルの動画です。長いですが、かなり細かく説明されています。
運転台にも入っています。また、振り子を効かせた場合のやくもも見られます。かなり貴重な動画です。


一般の方の動画

この動画から得られる知見は、「乗り物酔いしやすい人も、酔い止め薬がなくても酔わないと思われる」ということです。


「Official髭男dism」さんのMV(ミュージックビデオ)

岡山発出雲市行は「I LOVE...」、出雲市発岡山行は「Pretender」の車内チャイムが使われています。

JR西日本ニュースリリース

特急やくも新型車両(273系)の車内チャイムに、 「Official髭男dism」の楽曲が流れます!! :JR西日本 (2024年2月9日)

Official髭男dismオフィシャルホームページ

Official髭男dismについての情報



2024年4月22日追記

車椅子利用者について

車椅子スペースが3号車(4両・8両編成時)・7号車(8両編成時)にあります。
ご利用の際は、乗降のご予約等をしてから、ご利用してください。
必要な情報は、つぎのとおりだと思います。
・ご利用年月日
・利用する列車のやくも〇号
・乗る駅と時刻
・降りる駅と時刻
・号車番号と席番号
理由は、乗車・後者の際に、ホームと車両の間に空間があるため、駅員が「スロープ」を用意しなければならないためです。
個人的な想像では、岡山駅・米子駅・松江駅・出雲市駅の乗り降りが可能だと思っています。
「足立美術館」に近い安来駅は難しいかもしれません。理由は、出雲市駅方面が到着する3番ホームと改札の間を結ぶエレベーターが2024年5月現在ないため、車椅子移動ができないためです。
玉造温泉へ行く場合は、松江駅から乗車してください。タクシーも事前に予約してください。(「ひかり福祉ハイヤー」の案内 TEL:0852-39-0263)
ご利用の際は、次のページを参照してください。



2024年4月7日追記

お得な鉄道切符

関西圏と山陰中央部のお得な切符の例

WEB早特:JRおでかけネット

スマートフォンのWESTER会員への「tabiwa」周遊パス

山陰中央部等への旅行向けに最適な周遊パスです。(瀬戸内・北陸旅行にも使えます)

関西を旅行するお手伝いをする「KANSAI MaaS」アプリ

お得な切符と言うより、旅のアシストアプリですね。

「海外観光客向け」のJR西日本フリーパス

海外観光客向けのフリーパスです。日本人は使えません。
関西国際空港を利用する海外観光客には嬉しいと思います。「特急はるか」「山陽新幹線」「特急やくも」等での観光に便利です。
JR全線で使える「JAPAN RAIL PASS」もありますがチケットの値段がお高いです。その代わり、7・14・21日間のチケットがあるのが便利です。
個人な妄想ですが14日間のフリーパスがあったらなと思いました。個人の肌感覚として2週間の滞在は多いと感じています。海外の旅行代理店で「E-MCO」を複数枚(人数✕滞在週間数)購入すれば、14日・21日と延長できるような気がします。「みどりの窓口」が手っ取り早そうです。私の妄想です。

「JR-WEST All Area Pass」 - JR西日本すべてをカバー(7日間)

「Sanyo-San'in Area pass」 - 関西と中国地方をカバー(7日間)

「Kansai-San’in Area pass」 - 関西と山陰をカバー(7日間)



2024年4月7日追記

競合する公共交通機関等

概要

特急やくも号の主な顧客は、関西圏と山陰中央部の移動となるでしょう(新大阪と岡山駅の移動は、「さくら号」の4列シート指定席がおすすめ)。
強力なライバルは高速バスです。
関西圏との鉄道移動の利点は、新大阪駅を拠点として乗り換えることで、京都・奈良・和歌山などへのJR鉄道利用ができることです。改札を出ることなく関西圏を面としてカバーできます。海外観光客向け・海外旅行等向けとして、関西国際空港から山陰中央部を結ぶ意味で、「関空特急はるか」を使い、新大阪駅で乗り換え、新幹線と特急やくもで山陰中央部を結ぶというのはありだと思っています。
関西圏との高速バス移動の場合、バスターミナル・バス停で、一度下車します。ですので、私鉄各社・地下鉄と連携しての移動に向いています。
関西圏との航空機移動の利点は、飛行機移動時間がとても短いことです。ただし、出雲空港・米子空港と各地へのバス移動、伊丹空港と各地へのバス移動や大阪モノレール移動が必要です。また、荷物検査もあります。

広島と山陰中央部の移動は、高速バスが中心です。特に出雲・松江については、高速バスが独占状態です。

関東圏と山陰中央部の移動は、航空機の移動がとても強いです。出雲空港と米子空港がとても近い状態なのに、航空機路線が維持できているのが不思議です。松江市では、出雲空港・米子空港、双方への連絡バスがあります。それだけ航空機需要があるといえるのではないでしょうか。
関東圏との鉄道移動としては、サンライズ出雲号が夜間移動として「観光のひとつ」として使われていると思われます。新幹線と273系との移動で、どれだけ需要を満たせるかは、私個人は疑問に思っています。(だからこその後述のリニア新幹線に期待するのです)
関東圏との高速バス移動は、夜間移動となるため、移動がしんどいと言われています。昔の話なので改善されているのでしょうか?

名古屋と山陰中央部の移動は、基本的に鉄道利用が主になる気がします。新幹線のぞみ・ひかり号-特急やくも号が便利ですね。
航空機については、2024年4月現在、出雲空港と名古屋小牧空港・中部国際空港(セントレア)との間に、フジドリームエアラインズの航空機が就航していますが、継続されるか私には不明です。合計3往復あるので、意外と便利かもしれません。
高速バスについては、夜行バスのみあるようです。高速バス乗り換えを調べましたが、大阪での乗り換えが不便なようです。調べたりないかもですが、昼移動は難しそうな気がします。

そして山陰中央部は「車社会」です。ですので、様々な場所への移動のライバルともなり得ます。広島・岡山・大阪などであれば、車移動もあり得ます。

航空機移動動画

大阪伊丹空港から出雲空港

高速バス移動動画

高速バス3列シート解説記事



山陰中央部の主な観光地

水木しげるロード

米子駅より境線に乗り換えて、終点の境港駅まで乗車。

ぐるっと松江レイクラインバス


松江市内の観光地を循環するバス。松江市内中心部の観光に便利です。
1日乗車券等割引切符等あり

松江城

松江駅より、ぐるっと松江レイクライン等のバスで行けます。
松江城天守が国宝に指定されています。

夕日スポットとるぱ

ぐるっと松江レイクライン等のバス停「県立美術館」バス停が最寄りです。車椅子の場合は、タクシー送迎を推奨します。
日本の夕日百選に選ばれています。(http://www.area-best.com/yuhi/yuhi100.htm)

夕日スポットとるぱからの夕日の写真(2001年9月24日撮影)
夕日を撮影する人と松江市(2001年9月24日撮影)

出雲大社

出雲市駅より、一畑電車で松江しんじ湖温泉駅・川跡駅行きに乗車し、川跡駅で電鉄出雲大社行きに乗り換えて、終点まで乗車。

この他、下記については、ご自身でお調べください。

  • 大山(だいせん)や大山寺 (大山(鳥取県)のWikipedia)
    冬場はスキーやスノーボード等が楽しめます (HP)
    ※大山に登山時は「山岳保険」を検討してください

  • とっとり花回廊 (HP)
    米子駅からシャトルバスあり

  • 皆生温泉
    最寄り駅は米子駅。米子駅から皆生温泉までのバスの運行本数は多いです。
    とっとり花回廊や水木しげるロード等の最寄りの温泉

  • 足立美術館 (Wikipedia) (HP)
    安来駅からシャトルバスあり

  • 松江しんじ湖温泉
    松江市内中心部にある、松江城や松江フォーゲルパーク等の最寄りの温泉

  • ぐるっと松江堀川めぐり (HP)

  • 八重垣神社(縁結びの神社) (Wikipedia)

  • 佐太神社(ユネスコ無形文化遺産で有名) (Wikipedia)

  • 山陰中央部の私鉄「一畑電車」 (Wikipedia) (HP)

  • 松江フォーゲルパーク (HP)

  • 玉造温泉や玉作湯神社 (玉造温泉のHP)
    玉造温泉駅から温泉街までは、基本的にタクシー移動をおすすめします。事前予約をお勧めします。(Google Maps rutes) (玉造温泉駅のタクシー情報 タクシーサイト) (タクシー料金計算結果 タクシー料金を調べる タクシーサイト)
    玉造温泉駅入口から温泉街までバスがありますが、時刻表に要注意です。
    松江駅から玉造温泉の温泉街までのバスがありますので、松江駅下車でも大丈夫です。
    車椅子の方は、松江駅から介護タクシーを利用してください。

  • 日御碕 (Wikipedia)

  • 石見銀山(最寄り駅は大田駅になります) (Wikipedia) (Website)



5月11日追記

文化

石州瓦

たたら製鉄

アニメのジブリ映画「もののけ姫」において、たたら場が登場する。



5月11日追記

産業

工場・工業団地

出雲市斐川町直江には、「島根富士通本社工場」(見学は企業・団体のみ)や「出雲村田製作所の工場」などがあり、工場が集中しています。ただし、鉄道やバスのアクセスは良くないと思います。会社がバスを走らせているかは不明です。駐車場が広いことから、山陰が車社会であることが理解できます。
最寄り駅は「直江駅」です。普通列車のみ停車します。特急の停車駅の最寄り駅は「出雲市駅」です。



2024年4月2日追記, 2024年5月10日さらに追記

さらに先を見据えての話

リニア新幹線岡山・広島延伸の妄想

2024年4月22日現在、リニア中央新幹線は開通していません。名古屋までの開通も見通せていません。(静岡県区間が工事できないため)
しかし、リニア中央新幹線の最終目的地は新大阪と決まっています。「品川-新大阪」がほぼ決定事項です。
ここから私の妄想です。読み飛ばしてかまいません。
新大阪から岡山駅(おそらく、巻き添えで広島)まで、リニア新幹線が延伸できた場合、一気に山陰・四国が、岡山乗り換えで名古屋・品川への鉄道移動が現実味を帯びます。航空機と対抗できるようになるのです。
一度、松江市から岡山乗り換えで東京を往復したことがあるのですが、新幹線移動も意外と疲れました。それが、リニア新幹線で岡山乗り換えで品川まで移動できるようになると、一気に山陰と東京圏が近くなります。

現在、出雲空港と羽田空港の間が1時間20分から1時間30分位のフライト時間で移動できます。これに、出雲空港と松江市の間のバス移動が約40分です(自家用車で出雲空港まで移動も可能)。羽田空港から品川駅まで、京急のエアポート快特で約15分です。
合計で最低で2時間30分位(待ち時間除く)。乗り換えが2回あります。

松江市から岡山駅は、特急やくもで2時間40分位。リニア新幹線直通を予想すると、おそらく1時間30分位と予想しています(リニア中央新幹線の場合、品川-新大阪間を67分で結ぶ予定とのこと)。合計で4時間10分位で結びます。許容できるかできないかのギリギリのラインですね。

さて、このリニア新幹線の妄想が実現すると、ある列車の存続が危うくなります。
サンライズ出雲・瀬戸です。
特急やくも号の最終便の後に出発できて、飛行機移動より早く東京へ到着できますが、その意味がほぼなくなります。
特急やくもの最終便松江駅19時頃発車で、岡山駅に21時40分頃に到着できます。乗り換え移動時間に10分以上として、22時に岡山駅を出れば、23時30分に品川駅到着です。東京都内のホテル移動が視野に入りますね。
特急やくもの始発便松江駅5時10分頃発車で、岡山駅に7時40分頃に到着できます。乗り換え移動時間に10分以上として、8時に岡山駅を出れば、9時30分に品川駅到着です。仕事の出張としては、悪くないと思います。
仕事が長引くのであれば、現地での宿泊を検討すると思います。

さて、サンライズ出雲・瀬戸がなくなると、運行会社となるJR西日本・JR東海・JR東日本としては助かります。
どの点で助かるかについてですが、それは次の点についてです。

  • 深夜勤務する運転士・車掌を確保する必要なくなり、勤務時間改革ができる・人件費を減らせるという利点ができる

  • 深夜・早朝に駅を開ける必要がないので、夜間の駅員の配置が必要なくなる

  • JR東日本の東京駅のダイヤが逼迫しているので、東京駅止まりの列車がなくなれば、特急湘南・特急踊り子に回せる東京駅のホームの時間が増える

  • 東海道本線・山陽本線の深夜ダイヤを貨物に回せる

  • サンライズ出雲・瀬戸は長距離列車のためか、比較的遅延が起きやすいので、サンライズ出雲・瀬戸をなくすことで、在来線のダイヤ乱れを少なくすることができる。特にJR東日本管内で効果が大きい

以上、リニア新幹線岡山(広島)延伸に絡めた妄想でした。
鉄道オタク等を中心にサンライズ出雲・瀬戸の廃止を絡めることで、反発したくなる記事だと思います。この点については、「勝手な妄想だな」と思ってスルーしていただければ幸いです。
書いた後で後悔していますが、別記事にすべきだったかなと思っています。

根雨駅-新見駅の新線ルート

上石見駅~新見駅は、特にカーブの多い路線です。だからこその車上型制御付き振り子装置の搭載なのですが。

現在の伯備線のルートより東の、国道180号線沿い近くに、南北の直線上にトンネルを掘ることで、時間短縮と高速化が見込めると思います。
当然、長距離区間なので、単線の場合に貨物列車の運用も考えると、途中トンネル内の信号場は必要になりますが。
理論上、時速160km/h以上の走行も想定した新幹線も通れるトンネルを用意することで、スーパー特急方式の路線・トンネル等を用意することで、「段階的な新幹線誘致を可能にする」という、何年も先のことを考えられることになります。
万が一、伯耆大山駅・米子駅での貨物取り扱いがなくなった場合、改軌の上でミニ新幹線化という道筋も見えます。果てしなく遠い未来のことですが。

伯耆大山駅-西出雲駅複線電化の妄想

伯耆大山駅から西出雲駅は、特急やくも号(1時間に1本ペース)・サンライズ出雲号以外に、特急スーパーおき号・特急スーパーまつかぜ号(2~3時間に1本)が運行されています。特急天国とも言えますね。その上、普通列車も運行されているため、比較的運行本数の多い区間です。
同時に、遅れが発生してしまった場合に、対抗列車・他の路線にも波及しやすい区間でもあります。
それを考えると、「ユーザー目線」では複線化してもいい区間とも言えます。
ただ、これはユーザー目線の言い分であり、経営的には難しいかもしれません。
「複線化をして恩恵を受けるのは、基本的に普通列車である」というのがあります。それを考えると、普通列車は1時間に1本という2024年5月現在の現状では、あまり意味がないという経営判断はできると思います。(儲けのメインは特急列車であるというのはありますが)
なので、妄想として残すのみとします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?