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2024年9月以降のテーマ感

相場は次々と新しいテーマを求めがちですが、私は主要なテーマを次の3つでとらえて相場に臨んでいます。

①半導体サプライチェーン

ChatGPT以降、生成AIの登場によって人工知能は急速に実装モードになる一方、各地で戦争、戦闘が起こる混沌とした世界。これらが交差する対立軸は米中の経済的および政治的対立と、その焦点としてのAI・半導体サプライチェーン。日本はその中でも最重要生産拠点の位置づけに変化しました。

国策としても、最重要な経済政策であり安保政策。さらに高度人材(移民)受け入れと賃金アップからのインフレ定着の端緒を開く人口政策、人材・労働政策にもなっています。

②世界で勝てるジャパン

海外から見て日本の最も強いセクターはどこかと問われると、やはりアニメに代表されるジャパンコンテンツや食や観光といったおもてなしの文化だと思います。そして日本の伝統技術、メードインジャパンの見直し。

円高方向に転換したとはいえ、円高は急には進まず緩やか、歴史的な円安水準は引き続き定着するように見えます。インバウンドがさらに期待されるとともに、割安な日本株への投資も進むと見ます。そこで買うならジャパンらしさを買いたいってなるのでは。

③内需インフラ&ニッチトップ

インフレ転換と円高が新たなトレンドとなりそうです。賃金アップで物価高と好調な消費が両立する世界。「安く安く、ではなく、高くても良いものを」の時代。付加価値を埋める内需関連に資金が集まるとみます。中でも内需関連のニッチな領域で必須のプラットフォームになっている企業にも注目です。

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