大学教員就活情報を発信する

はじめまして。かつてのニックネームを捨てて「大学教員の就職活動」に関する記事を不定期投稿している者です。

本記事では固定記事用に、なぜ僕がこのような情報発信を続けているのか、について書いていきます。


自己紹介

まず僕のバックグラウンドを紹介します。

年齢:30代
職業:私立大学教員(准教授)
研究分野:理系(理論系)

大学教員公募戦績

・総成績:23戦3勝15敗1中止4面接辞退
・書類審査通過数9(書類審査通過率39.1%)
・面接数5(面接通過数3、面接突破率60%)
・採用数3

不透明な大学教員人事

大学教員を目指したことのある人であればすべての人に共感していただけると思いますが、大学教員採用に関する情報はほとんど世に出てきません。

それもそのはずで、人事のメインの部分「書類審査と面接」は学科から選出された一部の人事委員(教員)が秘密裏に行っていて、彼らの胸三寸で決まっているからです。そんな情報が世に出るはずもありません。

その人事権がアカデミックハラスメントの原因にもなっています。

それらに対抗するには先駆者が情報を発信するしかないでしょう。

能力が正しく評価されると思うのは幻想

大学教員人事に限りませんが、能力が正当に評価されるなんてことはあり得ません。

そもそも「能力」なんて不確かな概念に対して正当も不当もありません。

だからこそ、昔は社会全体で男性優位な仕組みを作ったり、逆に昨今では業績なんて無視して「女性が少ないから女性限定で採用」なんて差別まがいなことがまかり通っているわけです。

ではどうするべきなのか?

答えは簡単で、

・自分に能力があると相手に思わせる
・自分に能力がないと相手に思わせない

この二つを徹底することです。

戦術と戦略

これまでも記事にしてきましたが、大学教員の就職活動で勝つには二つの要素が重要になると思っています。

それが戦術と戦略です。

戦術とは、論文数や学会発表などの研究業績や、非常勤講師経験などの教育経験を積んで書類を強化したり、面接対策をするなどを指します。

戦略とは、自分の業績を評価してくれる大学に応募したり、数を打ってみて面接に呼ばれやすい大学の傾向を調べたりすることを指します。

戦術で「自分に能力があると相手に思わせる」ための弾を作り、
戦略で「自分に能力がないと相手に思わせない」戦場を選ぶ。

これが公募戦士の戦いです。

おわりに

このような思想のもと、癖強めな情報発信をしております。

執筆活動も2年半ほどたちました。これからは読者の質問に答えるなどの新しい取り組みを取り入れたいと妄想しておりますので、興味がある方はこれからも記事を読んでいただけると幸いです。

よろしければサポートよろしくお願いいたします。