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国見高校の凄さpart.2

おはようございます。昨日国見高校の凄さを書きましたが書ききれなかったので続きを書きます。

戦術は極めてシンプル

最終ラインではパスは基本つなぎません。ミスしたら失点に直結するので。そのリスクを減らすためコーナーフラッグを狙って蹴ります。そこに前線の選手が走っていってマイボールにしてクロスからの得点やセットプレーからの得点が多かったと思います。これだけ書くととてもシンプルですが国見高校は走力が半端ないのでコーナーフラッグ目掛けて走ってくる人数もクロスを上げた時のゴール前に入ってくる人数も常に2〜3人います。人数が多ければ多いほど得点の確率は上がりますのでとてもシンプルな戦術だと思います。

超高校級のFWがいる

上に書いた戦術だけでも怖いのにFWには能力の高い選手を置いて個人の力でも得点を取れる選手を置いています。大久保選手や平山選手、渡邉千真選手など数を上げればキリがありません。前回も書きましたがひたすら同じ攻撃をされると最初は対応できても徐々に体力的にも精神的にもキツくなってきて心が折れます。国見高校の1番の狙いは相手チームのメンタルをへし折ることだったんじゃないかなと思います。

やっていることは今の高校サッカーと何も変わらない

最近の高校サッカーは中盤を省略したサッカーはあまり見ませんがどこの高校も得点の確率が高いプレー、失点の確率を減らすプレーを効率的にやっているだけです。そこに監督の色が出ているだけでやっていることは昔の国見高校と同じです。

選手権にあまり出てこなくなった理由

長崎県のどのチームよりも高度な戦術で圧倒的な力を持っていたと思いますが印象がとにかく蹴って走るサッカーなので中学生から見るとつまらないサッカーに見えていたんだと思います。故に人気が落ちて国見高校に集中していた選手が他の高校にバラけて長崎県の高校サッカーが均衡したんじゃないかなと思っています。多分ですけどバルセロナのパスサッカーが流行ったのも大きく関係していると思います。ぱっと見かっこいいじゃないですか、パスサッカーって。

終わりに

去年の選手権は久しぶりに国見高校が出ていましたがやっていることは変わっていませんでした。中盤を省略はしていませんでしたが数的有利を作って守備の時も攻撃の時も相手より多く人数をかけて数で勝つということを徹底していたと思います。どれだけスーパーな選手でも相手が1人で出来ることは限られているので数的有利を多く作れれば得点の確率も上がるし失点の確率は下がります。国見高校に限らず強い高校はどこもやっていることは同じです。

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