寝る前のひとりごと「下方修正してしまう件」
いつもは記事を書く際は、結構ネタをあたためておくタイプだ。なんとなく形にしたい「推したい!」と思ったことを書き出していく。
ただ、そのやり方でやっていくと、まとまった時間が必要になる。URLを貼り付けるとか、ちょっとした手間もかかる。私はだいたい熱量のあるうちに途中まで書き、寝かせたものを翌日あたりに書き進めるやり方を取る。要は二日目のカレーのような作り方をしている。
最近は現実がバタバタしていて、なかなかnoteが書き起こせなかった。そこで、今までとは形式を変えて、寝る前に少し最近の出来事を書き表していく。
幸福にお茶を濁す
寺に行って、おみくじを引いたときのことである。
直前の時期まで、現実でバタバタしたことがあった。紆余曲折あり、私は嫌なことから逃げることにした。どんぶらこどんぶらこと、いつのまにかある場所に行き着いた。そこには厄除けで有名なお寺があった。
私は立派な建物に目を奪われながら、本堂で一生懸命にお祈りした。
おみくじがあったので、今後の未来をより一層いいものにしたくなり、引いてみた。おみくじというのはおっかなびっくりである。大吉だといいなあとか、もし凶がでたら辛いなあとか考えてしまう。「どうせ中吉とか末吉だろう…。もし、大吉が出たら未来に希望を持ってみよう」などど色々考えながら箱を振っていた。
すると。大吉だったのだ。
大吉が分かった瞬間、「こういうのはお寺に来て良かったと思ってもらうために大吉が多いものだ。だからよくあることなんだ」と思ってしまった。
あんなに大吉を狙っていたのに!!!
もちろん嬉しい気持ちもある。でもそれ以上に大吉であったという幸福を誤魔化すような自分がいた。
私はよくこうなってしまう。
幸福な状態になったのにも関わらず、無意識に幸福を誤魔化して不幸を探そうとしてしまう。何か裏があるんじゃないかと思うわけだ。
それにしても、不幸な状態の時はあんなに辛く無為なものなのに、どうしてせっかく掴んだ幸福に対してお茶を濁すような態度をとってしまうのだろう…?
人間心理の難しさを感じつつ、私はおみくじを栞のように本に挟んでおいた。幸福の道は遠い。
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