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脳画像を理解して臨床をアップデートしよう

火曜日ライターの松井です!

今日は脳画像を読解する意義、脳画像から何を考えるのか、この辺についてまとめました!

実際に患者さんを目で見て、どんな症状があるのか、きちんと現象を把握することも重要ですが、脳画像から予測される症状はどんなものがあるのか、その症状は良くなるものなのか、予後はどうなっていくのか、などなど。

脳画像から読み取れる情報も実際に目で見るのと同じくらい多いです。

そんな脳画像と臨床とを結びつける一助になればと思います。


脳画像を見る意義

脳画像を見て、どんな症状が予測されるか答えることができますか?

もし、脳の機能解剖、神経繊維の経路や繋がりを理解していなければ、「左の前頭葉辺りがやられてるな。」くらいの解釈で終わってしまうかもしれません。
一応脳画像は確認するけど、ただ見て終わっていませんか?

脳画像を見るメリットとしては、出現する症状が予測できることです。

つまり、トップダウンで考えることができるということです。

運動麻痺の有無と程度、感覚障害、半側空間無視、注意障害などなど、このような症状と実際に損傷した脳の部位と一致しているかどうか。
そして、それらの症状はどのような経過を辿って回復していくことが予測されるのかをある程度把握できるので、長期的に考えて対象者がどのような方法でADLを遂行していけるか、していくべきなのかを設定することができます。

これを無視して臨床すると、ADLの練習をないがしろにして歩行練習ばかりした結果、自宅で上手くADLを遂行できない、本当は装具を外して歩行できるのに最初から諦めて装具は絶対外さないようにと指導したり。

脳画像が絶対ではないですが、脳画像を理解しておくと、急性期から必要なことにリハビリの時間を割くことができます。


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