変形性膝関節における疼痛の2つの原因
リハ塾の松井です!
変形性膝関節症(膝OA)は臨床でもかなり多く見かけますが、変形しているから痛い、軟骨がすり減っているから痛いと言われがちですが、軟骨自体には侵害受容器がほぼないため、軟骨のすり減りによる痛みは考えにくいです。
膝OAの定義としては、「関節軟骨の変性・摩耗、その後の軟骨・骨の新生増殖および二次性滑膜炎などに基づく進行性の変形性関節疾患であります。
その症状は、膝関節のこわばる感じを初徴とするものが多く、長く正座したりあぐらをかいた後に立ち上がった時に疼痛や膝が伸びないことを訴える。
通常、座位から立ち上がるときの疼痛は起立によっていったん消失するが、長時間の起立歩行により再び疼痛が起こる。
疼痛は、膝関節の内側、あるいは膝蓋骨の周辺にあり膝窩部に緊張感を訴えるものもある。階段や坂道の昇降時にも疼痛を感ずる。」
引用:標準整形外科学
このように定義されていますが、ではこの痛みは何が原因なのか。
今日はその辺りについて解説します。
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