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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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2023年4月の記事一覧

脳卒中における歩行分析のポイント

リハ塾の松井です! 今回は脳卒中の歩行に関する質問をいただきました。 <ご質問内容> 歩行分析はどこから始めると理解しやすいでしょうか? 麻痺側下肢の振り出しが一本の棒のような振り出しになっている方がいます。 原因分析が難しいです。 振り出しが分回し様になってしまう脳卒中の患者さん、多いですよね。 よくある歩容ではありますが、スムーズな歩容に変えていくのは簡単ではありません。 そもそも、歩行分析自体が見る部分が多く、焦点を絞らないと訳が分からなくなってしまいます。

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症状を考える基本は3つの面

リハ塾の松井です! 痛みや機能障害の改善を目標にするにあたって、姿勢や動作を参考にすることがあると思います。 ですが、姿勢や動作の偏りを安易に正中に修正することが本当に適切なのかどうかは考えないといけません。 右側の肩甲骨が下がっているから、骨盤が左に回旋しているから、これを正中位に修正して満足するのではなく、それで痛みや機能障害が改善するのかはよく考えないといけません。 今回は、疼痛や機能障害から姿勢や動作をどのように考え、改善していくかの1つの例を解説していきます

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思考停止で片脚立位の練習は危険

リハ塾の松井です! 片脚立位ができない場合、何が問題だと考えますか? 中殿筋でしょ! とりあえず、片脚立位の練習しとけば良いでしょ! 若手の頃の僕は思考停止で上記のように考えていました。 ですが、それで良くなる方もおられましたが、良くならない方の方が多かったです。 でも、そこで筋トレが足りないから、自主トレをしてくれないからとか、何かと理由を付けて中殿筋が問題だと決めつけて考えてました。 片脚立位が不安定な原因は中殿筋以外にもたくさんあるので、今日はその辺りを深掘

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体幹機能への介入を腹斜筋群の機能解剖から考える

リハ塾の松井です! 圧迫骨折や腰椎椎間板ヘルニアなどの体幹機能障害を伴う疾患、それ以外の上下肢の疾患においても体幹の機能障害を伴うことは多いですよね。 そんな症例に対して、体幹の運動療法を取り入れることがあるはずですが、思考停止で臥位で上体起こしやドローインをしていませんか? 明確な理由があってそれを実施するのであれば問題ありませんが、何となく実施して効果があまり出ていないにもかかわらず継続するのは考え直さないといけません。 では、体幹機能障害を改善するにはどんな運動

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関節拘縮にストレッチは効果があるのか?

リハ塾の松井です! 以下のような質問をいただいたので、今回はこれについて回答していきますね! OTさんの卒前、卒後教育は詳しくは分かりませんが、PTでも拘縮のある関節に対して介入することはたくさんありますよね。 少なくとも、僕はPTですが学生時代にリラクゼーションや筋肉への介入方法などを具体的に学んだ記憶はありません。(僕が覚えていないだけかも…笑) 実際、僕が若手の頃もここの筋肉が緊張しているなーとか、短縮しているなーとかは何となくわかっても、じゃあどうする?ってと

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腰痛と中殿筋の関係

リハ塾の松井です! 腰痛の訴えがある方は疾患由来のありなし問わず、リハビリでも多く聞く訴えの1つだと思います。 腰痛が活動を制限している場合、腰痛に対しても当然介入しなくてはいけませんが、何となくマッサージやストレッチして終わっているという方いませんか? 腰痛は原因が必ず腰部にあるというわけではないので難しい部分もあります。 そこで、今回は腰痛と関連する部位として中殿筋との関連について解説します! 腰部と股関節は隣接しているため、腰痛のある方で中殿筋の短縮や機能障害

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OKCとCKCの違いを理解して臨床へ活かそう

リハ塾の松井です! 今日はご質問をいただいたので、それに対する回答を記事にしました! 臨床では、CKCあるいはOKCの運動療法を実施することがありますが、それぞれの関節動態の違いを知っておくと、運動療法を指導する時に役立ちそうですよね。 ただ、関節によって違いますし、範囲が広いのでこと細かにお答えはできませんが、可能な範囲で解説します。

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肩関節の痛みにおける4つの問題点【結節間溝編】

リハ塾の松井です! 臨床で肩の痛みを訴える方に対して、どのように評価を進めていこうか悩むことありませんか? 肩関節運動には複数の関節や筋肉が関わるため、何が痛みの問題になっているのかを鑑別していくことが非常に重要です。 ここを疎かにすると、結局問題点が曖昧なまま介入を進めることになるので、上手くいかないと感じることも多いでしょう。 そこで、前回まででそんな悩みをなるべくシンプル化するために、肩の痛みの問題点を以下の4つに分けて考えるとお伝えしました。 今回は4回シリ

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肩関節の痛みにおける4つのポイント【肩鎖関節】

リハ塾の松井です! 臨床で肩の痛みを訴える方に対して、どのように評価を進めていこうか悩むことありませんか? 肩関節運動には複数の関節や筋肉が関わるため、何が痛みの問題になっているのかを鑑別していくことが非常に重要です。 ここを疎かにすると、結局問題点が曖昧なまま介入を進めることになるので、上手くいかないと感じることも多いでしょう。 そこで、前回はそんな悩みをなるべくシンプル化するために、肩の痛みの問題点を以下の4つに分けて考えるとお伝えしました。 今回は肩鎖関節につ

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肩関節の痛みにおける4つのポイント【関節包】

リハ塾の松井です! 臨床で肩の痛みを訴える方に対して、どのように評価を進めていこうか悩むことありませんか? 肩関節運動には複数の関節や筋肉が関わるため、何が痛みの問題になっているのかを鑑別していくことが非常に重要です。 ここを疎かにすると、結局問題点が曖昧なまま介入を進めることになるので、上手くいかないと感じることも多いでしょう。 そこで、前回まででそんな悩みをなるべくシンプル化するために、肩の痛みの問題点を以下の4つに分けて考えるとお伝えしました。 今回は関節包に

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腰椎疾患におけるこれだけはおさえておきたい4つのポイント

リハ塾の松井です! 腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など、神経障害性疼痛による痛みや痺れが出現している可能性がある場合、どのように評価を進めていますか? 臨床で評価を進める場合、こんな悩みありませんか? ヘルニアや狭窄症による神経根の障害は神経障害性疼痛に分類されますが、症状と障害部位の不一致がある場合は侵害受容性疼痛や侵害可塑性疼痛(非器質的疼痛)の可能性も考えて介入する必要があります。 同じ障害部位のヘルニアであっても、疼痛部位や範囲は異なることはざらにありま

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肩関節の痛みにおける4つの問題点【肩甲上腕関節編】

リハ塾の松井です! 臨床で肩の痛みを訴える方に対して、どのように評価を進めていこうか悩むことありませんか? 肩関節運動には複数の関節や筋肉が関わるため、何が痛みの問題になっているのかを鑑別していくことが非常に重要です。 ここを疎かにすると、結局問題点が曖昧なまま介入を進めることになるので、上手くいかないと感じることも多いでしょう。 そこで、今回はそんな悩みをなるべくシンプル化するために、肩の痛みの問題点を大きく以下の4つに分けて考える方法を紹介します。 長くなるので

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腰椎の障害における評価ポイントは肋骨

リハ塾の松井です! 腰部機能障害を評価する際、腰部にかかるストレスを考察したり、脊柱の生理的彎曲という意味でも前彎と後彎の評価は重要です。 腰椎が前彎、後彎どちらかに制限されていることは多く、後彎増強、つまり、伸展制限が多いイメージがあるかもしれませんが、意外と屈曲制限も多いです。 伸展するにもまずは屈曲してタメを作って伸展する必要があります。 バネのようなイメージで考えると分かりやすいかもしれません。 なので、伸展を改善するには、まず屈曲制限を改善する必要がある場

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椎間関節性の腰痛に関わる7つの要素

リハ塾の松井です! 今日は腰痛伸展に伴う腰痛の中でも、椎間関節性の腰痛について掘り下げてみましょう。 伸展時の腰痛を大きく分けると、腰部脊柱管狭窄症、背筋群の筋筋膜性腰痛、椎間関節性腰痛の3つに分けられます。 伸展時の腰痛と一括りにするのではなく、それぞれを分けて病態を理解することが大事です。 椎間関節性腰痛は何故痛いか、原因となる組織はどんなものが考えられるかを解説します。

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