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リハ塾マガジン

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2019年5月の記事一覧

股関節の運動療法〜オススメ5選〜

リハ塾の松井です! 運動療法が単調で、どの患者さんにも同じ運動療法になってしまう…。 こんな悩みありませんか? そのように悩む方は、運動療法の目的や何を達成したいのかをあまり考えていないからかもしれません。 目的とする動作や機能の達成には、何が必要で、どこをどんな風に動かすことができる能力が必要なのか。 これをセラピストがピックアップし、対象者に合わせてフィードバックすることが大切です。 そこで、今回は股関節に焦点を当てていくつか運動療法をご紹介します! 目的と

コアスタビリティを作る3つの要素

リハ塾の松井です! 臨床で「コアが弱い」とか「コアを鍛える」とか言いませんか? でも、実際コアって何なの?って思いません? 体幹を構成する筋群の総称なので、実態はつかみにくいものではありますが、今回はコアが弱いってどういうこと?コアが弱いとどうなるのか?という部分を具体的に掘り下げてみます。 分かりやすくするために、コアスタビリティと腰痛との関係に焦点を当てて解説します! コアスタビリティとは?そもそも、コアスタビリティとは、運動連鎖の中で四肢末端に最適な力と動きの

股関節痛の原因と評価~原因組織を鑑別する方法〜

リハ塾の松井です! 今回は股関節でよくある痛みと原因の評価について解説します。 ・鼠径部の痛みを訴えられるが上手く効果を出せない ・痛みに対して痛い部位をマッサージするしか選択肢がない ・痛みを何とかしたいとは思うが、原因がよく分からず結局マッサージやストレッチで済ませてしまう こんな悩みありませんか? 僕が若手の頃はこんな悩みを抱えながら臨床していましたが、どうやって考えたらいいかを知れば難しいことはありません。 股関節痛に対して上手く対応できるようになりたい方は

肩の痛みのクリニカルリーズニング

リハ塾の松井です! 肩のリハビリって苦手意識のある方多くないですか? 僕も昔は苦手でしたが、自分なりの評価過程ができてからはスムーズに進めることができ、苦手意識がなくなりました。 今回は肩の痛みにおけるクリニカルリーズニングを解説しますので、肩のリハビリに苦手意識がある方は是非最後までお読みください!

胸腰筋膜に関する論文トピック

リハ塾の松井です! 今日は論文のご紹介です。

機能障害に対する1つの評価方法

リハ塾の松井です! 今日は問題点を特定していくための評価の方法をご紹介します。 リハビリにおいて問題となるのは、痛みや筋力低下、可動域制限、歩行や起立など動作が遂行できないことなどが挙げられると思います。 こういった問題に対して、何が問題点なのか評価の上、そこに対してアプローチしていきますが、皆さんはどうやって評価していますか? ガイドラインにこう書いてあるからこのエクササイズをする。 文献にこう書いてあったからこの方法をしている。 これも100%間違いではありませ

股関節を評価するための上下の視点

リハ塾の松井です。 今回は股関節を診るための視点について。 頸部骨折や股OAなど股関節だけ診ていても、中々良くならない方もいることは分かっているがどこから評価したらいいのか分からない方いませんか? 私は大きく3つの視点から診るようにしています。 ・上下のバランス ・内外のバランス ・前後のバランス 上下バランスのうち、上だけに偏ってもいけないし、 内外のバランスのうち、外だけに偏ってもいけない。 偏った動きは必ず体を壊します。 偏らずにどちらにもいったりきたりでき

膝OAに対する臨床の考え方

リハ塾の松井です。 今回は膝OAに多い内反変形による痛みについて。 膝OAのリハビリでパテラセッティング、大腿四頭筋の筋トレをする場面よく見かけます。 しかし、そもそも大腿四頭筋が過緊張の場面が多いため、逆効果になってしまうことがあります。 膝OAのリハビリで重要なのが、「股関節のコントロール」。

筋膜の繋がりを評価、アプローチに活かす

リハ塾の松井です。 今回も臨床で使える評価法のご紹介です。 そのまま治療にも使えます。 皆さんはアナトミートレインという筋膜の繋がりをご存知ですか? ご存知ない方はこちらをご参照ください。

評価をするときに必要な考え方

リハ塾の松井です。 今回は私も臨床でよく使う、問題のある部位を評価するための考え方です。 例えば、片脚立位一つとっても人によって、何が原因でバランスが取れないか変わってきます。 体幹が問題の場合もあれば、膝が問題の場合もあります。 そんな時どこから見たらいいのか選択肢が多すぎて難しいですよね。

膝関節屈曲制限の鑑別と評価方法

リハ塾の松井です! 今回は膝関節の屈曲制限因子の評価について解説します。 膝関節の屈曲制限因子としていくつの要素を挙げられますか? ・大腿直筋 ・中間広筋 ・外側広筋 ・内側広筋 ・膝蓋上嚢 ・prefemoral fat pad ・膝蓋下脂肪体 などなど、上記のような要素が屈曲制限に関与します。 ただ何となく屈曲制限があるから、膝屈曲方向へストレッチ、ROMexだけでは良くならない場合が多いのは事実。 大事なのは、上記で挙げた制限因子の中でも何が制限因子として大き

肩関節運動に関わる体幹・下肢の活動

リハ塾の松井です! 今日は肩関節運動における体幹、下肢活動の評価をご紹介します。 まず、肩関節運動を分解すると以下のようになります。 ・肩甲上腕関節 ・肩甲胸郭関節 ・胸鎖関節 ・肩鎖関節 ・脊柱 ・骨盤、下肢

臨床的な腰部痛の鑑別方法

リハ塾の松井です。 今日は腰臀部痛を改善するためのポイントについて。 ヘルニアや脊柱管狭窄症など腰椎の疾患による、腰部・臀部の痛みや痺れ、 臨床でもよく認められますよね。 しかし、よくある誤解が神経が圧迫されているから痛いというもの。

肩関節に効果的な運動療法

リハ塾の松井です。 今日は肩関節の関節運動において大事なポイントについて。 肩関節に限らず、関節運動は二つの骨から成り、片方の骨に対してもう一方の骨が求心位に保たれておこなわれます。 肩関節の場合、臼蓋に対して上腕骨頭が臼蓋側に引き寄せ、臼蓋から外れないように保たれながら関節運動がおこなわれます。