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リハ塾マガジン

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2018年12月の記事一覧

知っておいた方が良い椎間関節障害の診方

リハ塾の松井です。 さて、以前に腰痛を原因で分けると椎間関節障害によるものと仙腸関節障害によるものがあるとお伝えしました。 椎間関節性の腰痛と思っていたけど仙腸関節性の腰痛だったとか、その逆も然りです。 どちらについても知っておかないと、いざ腰痛を評価しようと思っても上手く評価できませんし、椎間関節性の腰痛なのに仙腸関節性の腰痛と思って介入していても効果は出にくいことが分かるかと思います。 そして、今回はその中でも、椎間関節障害による腰痛の評価方法、アプローチ方法につ

仙腸関節痛の評価とアプローチ

リハ塾の松井です! 臨床で腰痛の訴えをされる方はかなり多いかと思います。 腰痛と一言で言っても、痛みを訴える場所にはかなりバリエーションがあります。 ・腰部の真ん中が痛い ・腰の右側だけ全体的に痛い ・腰とお尻の境目がピンポイントに痛い このように、腰痛と言っても、痛む場所が違えば原因も様々でどこをどう評価していけば良いのか悩む方も少なくありませんよね。 今回はそんな腰痛の中でも、仙腸関節痛に関して評価、アプローチをご紹介します。

肩のポジション別に痛みを評価する方法

リハ塾の松井です! 肩関節って細かい筋肉がたくさんあって、どう動かすとどこがメインに働いて、反対にどこが伸びるのかっていまいちイメージしにくいですよね。 私もなれない頃は、こんなにいっぱい筋肉あってどこがどう伸びて、どこが重なっているかなんてわかるの?と思いながら何となく動かしていました。 ですが、複雑だからこそ細かく鑑別していくことが高い効果を出すために必要となります。 今では、あの頃もっと深く学んでおけば、もっと良い理学療法を提供できていたのにと少し後悔もあります

ヘルニアの痛みは神経痛ではない

リハ塾の松井です。 腰椎椎間板ヘルニアの方は臨床でも多くおられますが、ヘルニアの痛みって何からきているか分かりますか? 神経根が圧迫されて痛みが出るというイメージがあるかもしれませんが、それは間違いです。 何故なら、神経は圧迫によって痛みを感知するわけではないから。 神経損傷の場合は別ですが、ヘルニアによって神経が損傷しているわけではないので、これを踏まえてヘルニアという病態を考える必要があります。 今回はその辺を中心に解説します。