【感情と向き合う】全然完ぺきじゃない私の完ぺき主義問題
違う事象に対するもやりを見つめてみると、根っこが同じじゃないか?ということが連続してあった。
その1:後輩の提案に対するもやっと。
例えば、資料の作成を行うにあたり私が第一稿を作る。それを同じタスクを担当している上司・後輩に確認を求めるために共有する。それに対し、後輩からこういう項目付け加えてみました、なんて修正が入る。よくあることなのだが、気を付けて自分の感情を見るとイラっとしている。あ、別に後輩だからイラっとするのではない。上司からであってあってももやると思う。これまで、この小さなもらりを無意識に無視してが、見つめてみようと思う。
誰かからの指摘やアドバイスがあると、私はそれを「だめだし」と受け取ってしまう。より良いものにするための提案にすぎないのに。
そして、だめだしはされてはならないものだし、だめだしされる仕事をするなんてマイナス評価されたらどうしよう、と不安になる。
なので、瞬時に誰かがしてくれた指摘・アドバイスが妥当じゃないといえないかあらさがしをしてしまうし、言い訳を直ちに考える。
その2:娘を病院に連れて行くのを忘れたのかもしれない夫に超いらつく。
ぴかりは、中耳炎になりやすい。ハナタレさんになると一日おきに耳鼻科に行く。月曜日の夜、水曜日16時30分から耳鼻科に行ってもらえないか夫にお願いする。保育園に早めにお迎えに行ってもらいそのまま耳鼻科に行くのだ。
前回、夫には見事にそのお願いを忘れた前科があるので、水曜日当日、LINEで診察券を置いている場所と「耳鼻科よろしく」と連絡した。
しかし。しかし、だ。
水曜日の16時30分が過ぎても保育園の連絡帳アプリから、「退園しました」というお知らせがこない。さらに10分、20分経っても来ない。夫はまだお迎えに行ってない?!ってことは耳鼻科に行ってないってこと?!
会社から帰る電車の中でスマホをにらみつつ、「まじか、当日LINEでリマインドしてスケジュール共有アプリにもいれたのに忘れるのか。もう、それじゃやりようがないじゃん。自分で行けばよかった。まっじいらいらする。」と思わずにいられない。
仮に、今日の夕方病院に行けなくても、私が翌日の通勤前に病院に連れて行けば全然問題ないのはわかっている。なのにイライラが止まらない。
ちなみに、夫はちゃんと耳鼻科に連れて行っていた。ただ、退園するときに退園登録することを忘れていただけだった。なんてかわいそうな夫。
根っこにあるものは、「間違いなんてあってはならない!」という完ぺき主義
後輩の提案に対するもやりも、夫に対する怒りも、「私は間違っちゃいけない」という観念を張り付けているからだと思う。
だから、後輩の提案に対して、私は「間違いを指摘された」とか「間違いを見抜かれた」と受け取る。そして、間違っちゃいけないと自分に厳しくしているから簡単に物事忘れる夫に超腹が立つ(しかも、実際は忘れてなかったw)。
こんなこと言うと、私ってすごく完ぺきな人なのか?と思われるのかもしれない。自分に間違いを許してないなんて、きっと完ぺきな人なんだろう、と。私も「完ぺき主義」という言葉を使っていいのは、「完ぺきな人」じゃないと、と思っている部分がある。そんなことないのだが。
実際のところ、私はかなりうっかりさんで、スケジュールなんてよく忘れる。仕事でも、特に人より多いわけではないが、当然ながら検討が足りてなかったところがあったりする。そういう人間であることはよくわかっているし、正直ミスしてもあまり落ち込まない。
・・・ずいぶんあべこべな人間だなぁ、こうやって書いてみると。
一方で、頭の中での言い訳がすごい。
例えば何かやり忘れたとすると、「忘れちゃったけど、夫が何もやらないおかげであれもこれも一人でやってるんだから、しょうがないよね。なんか言われたらそうやって言い返してやろう」。仕事で作った資料に「こういう内容入れてみたらどうか」と提案されると、あまり項目を付け加えると逆にわかりずらくなるし、後々運用が複雑になるからわたしはその項目を付け加えなかった、というような感じだ。誰からも責められてないのに言い訳を考えて自己防衛に必死になる。
つまり、うっかりな自分を全然受け止めてない。言い訳を考える必要があるのは、ミスを許さない自分がわたしを責めるから必要なのだ。
なんでそんなに間違いは許されない、と思い込んでいるのか。マイナス評価されたら大変!と思い込んでいるのか。
これもまた小さいころの家庭環境と職場環境が原因だとおもう。だけど、こんな思い込みいらない。手放せばいいだけ。
この思い込み、手放すのにはまだまだ時間がかかりそうだけど、自分が自分にぺったりと嫌な思い込みを張り付けていたことに気が付けさえしたら、きっと大丈夫。
「間違い」「ミス」「失敗」ではなく、「経験」にすぎない。ニュートラルな目線で一つ一つの経験からどういう気づきが得られるのかなという姿勢で、少しずつ成長していきたい。
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