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なぜ中卒に?高校に進学しなかった理由

私が高校に進学しなかったのは『私学の学費が払えない』からでした。

もちろん卒業の時期に仲間はずれにされていたことも進学しないという判断に至った要因の一つではあることは間違いないです。

仲間外れの話は別の記事にまとめていますので、よろしければご覧ください。

学費が払えないとわかった後どうなったか?

私学に行けないのなら公立に進学すればいい!
しかし、その時すでに前期の願書の締め切りは終わっていました…
公立の定員はほとんどの場合前期で埋まってしまうため後期の募集はありません。その年も例外ではありませんでした。

私は進学しないことを決断。
クラスメイトの誰にも打ち明けることはありませんでした。

この時印象深かったのは担任の先生の行動でした。
私学のため生徒それぞれの居住地が離れているところをわざわざ足を運んでいただき数時間『学校に通わないか』と説得して下さいました。

今振り返ると先生の熱意や説得をなぜ素直に受け入れられなかったのだろう…と非常に悔やんでいます。
いつか謝りたいと考えています。
そして感謝しています。

中学卒業後の生活はどうなった?

私の場合はすぐに近くのスーパーでバイトし始めました。
初めのうちは特に寂しさを感じませんでしたが、同年代の友人が高校にいっている姿を見ると『なぜ自分だけ…』という気持ちにもなりました。

お金がない、タイミングが悪かったという理由だけで学校に行けなかったことが自分が選んだこととはいえ悔して、寂しかったことを覚えています。

振り返ると精神的には非常に良かった生活環境でしたが、
周りからの刺激や新しい価値観は全く皆無だったため成長期の子供に取っては良いとは言える状態ではなかった感じます。

高校には進学しなくても大丈夫?

大丈夫です。
私は家庭を持ち、それなりに豊に暮らしています。

資金的に厳しい…進学したく無い理由がある…そんな方は無理に進学せず一年後に進学するなど間をおくのも一つのだと思います。
理由はどうあれ大学の浪人があるように、高校でも浪人してもいいと私は考えています。

高校に通わなくてもいい?

ただ、私は通わなくてもいいとは思いません。
それは集団生活や誰かの責任の元思い切り行動できる最後の期間だからです。
だからと言って人に迷惑をかけて良いということではありませんのでそこは勘違いしないでください。

大学生になると『集団』よりも『個』で考え行動する自由が生まれると同時に一つ一つの行動に責任が生まれ、これまで以上に制約があります。
なので高校生は誰かに見守られて様々なことを経験できる最後の機会であるため非常に重要な期間だと考えています。

さいごに

高校には通った方がいいし、できるだけやめないで欲しいと私は思います。
ただいじめにあったり、どうしても行きたく無い理由があるなら身体や心が壊れる前に逃げ出してください。

危ない時は逃げるべきだと思います。
逃げるのは恥ずかしいことだと考える人は多いと思いますが、逃げないで死んでしまってはそこで終わりです。

逃げることで
「逃げ方」
「逃げるような事態にしないためにはどうすればよかったのか」
を学ぶことができます。
逃げなくても死ぬことがない場合は、頑張って立ち向かうのも選択肢です。
いろんな選択からいろんなことを学んで大人になっていくのが自然で健全だと考えています。

どこにも頼るところがないのなら話ぐらい聞くのでメッセージをください。
助けになるか分かりませんが、少しばかり力になれると嬉しいと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回は『父親の疾走』について書きたいと思います。

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