自然が与えてくれる恵みは地球からの愛

隠岐島への旅は
自分をアップデートするだけの旅ではなく(笑)

お為事もしておりました！

本物に出逢える幸せ

4月にままにやがスタート。
心がほどけるおむすびを食べてもらう、だけでなく

嶋田佑紀が「これ！」と信頼し惚れ込んだ食材を伝え渡していくこともしています。

おむすびといえば
お米、お海苔、お塩。

心がほどけるおむすびにはこれ、というそれらを
生産者さんを直接尋ね
想いを伺い
お客様へ生産者の人柄と想い、そして味を伝え渡す活動をする一方で

偶然（ある種必然）の出逢いというものもあって
ご縁が深まり仕入れさせて頂けるようになって皆さんへお届けできるようになることもあります。

そのトップを飾るのが
海苔を探していた時に出会った石田正治さん。

恥ずかしいから写真はダメだって(笑)

隠岐島の海苔も不作で
結局海苔との出会いはなかったのですが

「こんなのは食うのか」と差し出されたのが茎ワカメでした。

隠岐島に通っていて地元の方の声にあったのが
「本土のワカメは食えない」でした。

言っても
まぁまぁのものは食べていたわたしですので
「そんなに違うんかい」と思っていたのが正直なところ。

ですが今回
見せてもらった瞬間、違うのがわかったww

（その時の写真、撮っておけばよかった！！）

厚みが違いすぎてびっくり。
歯応えが全然違う。（生を即効口に入れました）

そしてやっぱり何より鮮度！
鮮度は風味。
臭みとか全くないんです。
海藻臭さっていうのかな、海産物特有の臭いが一切ない。

本物ってこういうことか、をしみじみ感じました。
（一般流通って・・・）

しかも
茎わかめは行き場がない食材なんだそうな。
茎だから。
加工をしないと出せないけど
加工する手間を考えると・・ということ。

えーーーー！
加工すればいいんですよね。
だったらぜひ譲ってください！

と伝えると
「まずは味見してみろ」と
数kgゆずってくださいました。

お客様の反応が全てを語る

埼玉へ持ち帰り
さっそく自宅で試作をしてみたら
本当に本当においしくてびっくり。

スーパーで「茎わかめ」って売ってますでしょ？
レベル違いすぎてびっくり。

そして「茎わかめ」って１年中売っていますけれども
１年に１回しか収穫できないってご存知でしたか？

・・・・？
なぜ１年中売っている？！

お薬入ったプールに浸かっていたからですね。

それに比べて隠岐島から届いた本物。

丁寧に手をかけて
レッスンにお越し頂いた生徒さんに味見してもらいました。

みんな本当に驚いていた。

「茎わかめってこんなにおいしいんですか」って。

「わたし苦手だったけどこれなら食べられます」という方もいらっしゃいました。

ということで
今年はもうこれだけだ、という量すべてをお譲り頂きました。

ワカメの旬は2月前後。
その時に獲ったらその年の収穫は終わりです。

１年中食べられるけれど
食べているのは乾燥わかめか塩蔵わかめですよね？

生で食べられる時期は一瞬です。

そんな貴重な食材を皆さんにお届けできるなんて！
ありがたいー！！！

自然の恵みを頂くということ

じゃぁ、この茎わかめ
もしわたしが買い取らないとしたらどうなると思いますか？

破棄されるんです。

しかも
一度収穫したものは
海に戻しちゃいけない、ってルールがあるらしく（ゴミを捨てるのと同じ事になる）
漁師さん、すごく面倒だし困ることになるんです。

それがこの度
仲介役としてわたしが引き取り
保存し手をかけることで
おいしくなって皆さんに届けられる。

こんな三方よしのお商売、やらない選択肢ないですよね。

それともうひとつ大事なこと。

わたし「地球環境のために」やっているつもりは一切ありません。

もったいないから、とか
どうせ捨てるなら、とか
そういう氣持ちが働かないわけじゃないですよ。

でもね
そういう理由よりももっとシンプルに

「おいしいから食べてみて！」

これが皆さんに届けたいわたしの一番の理由です。

本物の自然の恵みってすごい！
を知って欲しい。

こんなに素晴らしいもの（おいしいもの）を
地球は私たちに与えてくれてるよ！って知って欲しいんです。

それって
無償の愛を受け取ることであって

自分を満たすことの最たる例だと
わたしは思っています。

地球や自然は
わたし達を無条件に愛してくれている。
それを受け取ったらいい。
受け取っていいのさ！

結果的に
こういった循環が
地球環境のためになるかもしれないけれど

それよりも

みんながシンプルに
地球からの愛を素直に受け取って
「おいしい！」ってよろこんでいることが
地球を喜ばせることになると
わたしは思っています。

その波動って
めちゃめちゃ「よきかな」ですよ、きっと。

神様からの労い（千と千尋の神隠しより）

たしかに
今は海の問題・山の問題があって
環境についても
ひとりひとりが考えた方がいいことはたくさんあります。
次世代に自然を残すことも考えたら
やるべきことはあります。

だけどね
食べることに、理由、必要ですか？

環境問題に取り組むことと
食べるという行為は
別モノ。

栄養があるから
とか
カラダにいいから
とか
もったいないから
とか
これ食べるとだれかが助かるから
とか

それっぽい理由つけて
頭で食べることをしても

楽しくないし
食卓が豊かにはなりなくいんじゃないかな。

食べるってもっとシンプルな欲求でいいと思います。

シンプルだから即満たされるんですよ。

自然からの恵みを
ド直球に受け取って欲求を満たそうぜ。

この茎わかめは
移動販売「ままにや」で
御菜としてご提供します。

4月はナムルにしました。
5月はどうしましょうね。
限定数になりますので、ご希望の方はご予約を！

ままにやご予約フォーム