大人になる
だんだん元気になってきました。
4月に職場が変わってもうすぐ一年。
適応障害は環境を変えるのが一番だというのはその通りなのだと実感します。
私は今の職場でやさしいと言われたことが何度かあるけれど、それができるのは
自分が辛い思いをしたことと、
自分ができることはわずかだと実感したからにすぎません。
辛い経験無しで何十年も生きていくことは
無理なことであって、
大人が他人に優しくできるのは
それだけ辛い思いをしたというだけ。
経験の差という、
単純なことなのだと知りました。
他人の立場で考えろ、とよく言うけれど
自分が全く経験したことの無い種類の悩みを
想像することはほとんどできないし、
その人の気持ちは
結局その人自身にしかわからないことも
知りました。
それらを知る経験をしたことが、
大人になるということなのかもしれません。
だとしたら、大人になるということは
なんとさびしいことでしょう。
まだ睡眠導入剤のお世話にはなっていますが、
減らしていってもいいのかな、と
思えるまでになったことを
喜びたいと思います。