赤い蕾

『赤い蕾』

怖くて眠れないでも声は届かない夜には
貴方の残り香にすがる
つまびく指先 眼鏡と笑い皺
なぐさめるように私を呼ぶ声

Yeah

都会が濡れく色さえも感じない
季節は貴方のぬくもりを詠う
誰にもうばえない
あの夜を想えば 
痛みも罪も甘く香ってしまうの

貴方の花になれなくていい
やさしい瞳にうつればいい

これは罪の花 咲かせてはいけない赤い蕾
ほしがれば ほしがるほど ただの遠い春
なぜに罪の花 咲かずとも漂う甘い香り
目に見えぬ刺に痛んでもまだ
貴方に会いたい

素直になるたび はがれてく仮面の
本音にもしも貴方が 気づいたら
ずっとずっと遠く 二度と会えぬ場所へ
素顔の私を埋めて沈めるの

この愛の犠牲にならくていい
貴方は優美に香れば良い

もしも罪の花 その罰がふたりをひき割くのならば
この想い 千年の先でもまだ枯れぬと知れ
これは罪の花 凍りつく夜も狂わすこの香り
くちびるが嘘が染まってまだ貴方に会いたい

貴方の花になれなくていい
やさしい瞳にうつればいい

これは罪の花 咲かせてはいけない赤い蕾
ほしがれば ほしがるほど ただの遠い春
なぜに罪の花 咲かずとも漂う甘い香り
目に見えぬ刺に痛んでもまだ
貴方に会いたい

もしも罪の花 その罰がふたりを割くのならば
この想い 千年の先でもまだ枯れぬと知れ
これは罪の花 凍りつく夜も狂わすこの香り
くちびるが嘘が染まってまだ貴方に会いたい


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