精油とは

先ほどまで、娘のトリートメントをしていました。
娘だけでなく、どの選手もケガや故障なくシーズンを終えることができるように。疲れた身体と心を楽にして、よく眠ってまた思い切り練習できるように。本番で成果を発揮できるように。
#娘寝落ちて爆睡中✌️

さて、これから自分の時間。
今日から少しずつ、アロマテラピーインストラクター試験のための復習をしていこうと思います。
初日の今日は「精油とは」

精油とは、植物が生き抜く力を分けてもらった恵みの雫。

一次代謝と二次代謝

植物は光合成によって有機化合物~糖、たんぱく質、脂質など~を作り出します。これを植物の一次代謝といいます。
それに対し、生物の共通の生命現象に直接関与しない物質を生合成する代謝を二次代謝といい、二次代謝で得られたものを二次代謝産物といいます。

自由に移動することの出来ない植物は、外部からのストレスや外敵から身を守るために、様々な二次代謝産物を合成する能力を獲得してきました。精油もこの二次代謝産物です。

芳香成分と分泌部位

植物が環境にあわせて作りだすため、同じ植物から得られた精油であっても、産地によってその芳香成分~精油を構成する成分~などに違いが生じます。
たとえば、クスノキ科のCinnamonum camphora。
マダガスカル産のラヴィンツァラは、1.8シネオールを多く含むので、ユーカリのようなスーッとした香り。台湾や中国産のホーウッド(芳樟)は、リラックス成分とも言えるリナロールを多く含み、カンファーを多く含むその名もカンファー(樟脳)は、やはり名前のとおり防虫剤の香りになります。

逆に、異なる植物であっても、抽出部位が共通する精油には同じような作用を持つ成分が含まれていることも。しかし、植物ならどの部位からでも精油が抽出できるわけではなく、精油を生成、貯蔵、分泌する油細胞がある場所は植物によって異なります。
例)シソ科:油胞(葉の表面)
  ミカン科:油嚢・油房(果皮)




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