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82歳のお客様へ

今日はOkurumiへ
過去最高齢のお客様がお越しになりました。


きっと気に入っていただけるはず
という自負は奥底にありましたけど
介護タクシーを降り
Okurumiの前に来られた時
これは.....大丈夫か....
と思うくらいの足腰の状態。


歩くのもままならず
これで2FのOkurumiまで辿り着けるのか
そこから不安になるレベル。


これは無理かもしれないわと
階段を見るなり腰がひけてしまうお客様。
今年に入って脳梗塞をやり
下半身の詰まりがひどいのと仰います。


運転手さんとなんとか上まで支えて
やっとこさ!


帰りも大丈夫かしら
またタクシーを手配した方がいいかしらと
不安そうなご様子でした


今日は90分のドライトリートメント


カラダがそもそも動かないレベルのお客様は
初めてだったので。
ここですべてが試されると言うか
結果が如実に現れるというか
やって来たことがすべて反映される...
と思うと途端に
プレッシャーを感じるわけよ😂


わたしは治療家ではない。
リラクゼーションであり
少なくとも身体は動く健康な状態で
結果を求めると言うよりは
呼吸しやすく軽やかに生きていくために
弛緩のお手伝いをする・・・
そんな気持ちだったけど今回ばかりは
「結果」を願わずにはいられなくてだな。


でも力まずいつも通り
Okurumiとしてのトリートメント。


マッサージが大好きなの。
でも何これ!初めてだわ!
時々そんなふうに言って頂きながら


痛みがなくなって来たわ
目が開いて来た
なあにこれ・・・


大きく湾曲した背中からは
長年積み重なって来たのであろう
全身の緊張の蓄積を感じる。
無意識に常に力が入っている。


呼吸法をお伝えする。
そうなの、呼吸が浅くてつらいの。
毎日練習してみるわね
前向きで明るい声。


今年わたしは祖母を亡くして
昨年には祖父も亡くしたんですけど

82歳ってこんなに元気なのかぁ
祖父母もマッサージを喜んでくれていたなぁ
そんなことを触れながら思い出して
生命を実感せずにはいられなかった。
(書きながら泣きそう)


本当に気持ちよかったわ。
やみつきよ、やみつき


っはーーーーー😭


ベッドから降りるなり
あら、不思議だわ左脚が痛く無い。
とってもラクだわ。


しかも驚いたのは
帰りの階段 (降りる方がキツいのに)
補助はしますが
すたすた降りていくんですよ。


あんなにご不安そうだったのに
あら?全然いけるわよ、と
心なしか恐怖心も薄れたご様子で


そこからタクシーを呼ぶ事もなく
10分弱かな?
手を繋ぎながら歩いて
まだ息は上がっちゃうけど。
痛みが無くて平気よと
無事に送り届けて。


ほんっとうにあったかくて
呆気ない90分が終わりました。


(また泣きそうわたし)


その後
今度イヤーセラピーもやって欲しいわと
次回のご予約もくださいました。


Okurumiをつくってから
10歳から82歳までやりましたけど😂


全年代で受け入れてもらえた気がして。
プレッシャーがふわっと軽くなり笑、
これまで腐らずやって来てよかったって
大いに自信を与えていただきました。


女として
母として
人として


触れることが出来たかなあ。


こんな例えで烏滸がましいんですが
洋服でいうところのCHANELのような
映画『Tiffanyで朝食を』のような
永く普遍的なもので有りたいななんて
思うことが出来た今日でした。


これからも学びを深めて
磨いてゆきます✧


お読みいただいて、どうも有難う。

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