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宇宙童話 双子星からきた少年 Ⅸ



★◯思い出すこと◯★


 肉体にいるときに好きだったことやたましいの性質は、肉体を卒業してからも同じなんだよ。


だから、肉体にいるときに、何が好きとか、得意なこととかをたくさん経験したり、表現したりすると、たましいに戻ったときにスムーズに自分らしい役割の場所に移動できるんだ。


肉体に入っているときと、たましいは別ではないんだよ。


だから《自分を思い出す》ことはとても大切なんだ。



 君たちは肉体に入る前に、たくさんの経験からどれを今回選ぶかをじっくり考えて、地球にきたんだ。


たましいはちゃんと覚えているんだよ。


でも、地球にいるときに全部を覚えている状態だと肉体を維持しにくくなる可能性があるんだ。

だから、ちょっと忘れてくる。



〝忘却の道〟を通って、

〝忘却のベール〟をまとってね。



 君たちの星にいる魂はトンネルをくぐってやってくる人が多いんだ。
僕たちはそれを〝忘却の道〟と呼んでいる。

〝忘却の道〟を通ってきたほとんどの魂は、自分が何を学びにきたのか、何を経験し、どんな出会いをしに地球に来たのか忘れてしまってる場合が多いんだよね。



 でも、もう思い出していいよっていう合図の音色が地球に響いた。



 少しずつでいいから思い出してみて。



 思い出すことはね《自分を知ること》そして《いまそばにいる人たちとどんな関係だったのかを知ること》にもなる。


どうして、このたましいと出会うように生まれてきたのかということを。


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すべてに偶然はないからね。





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