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15宇宙の館「グランディングの必要性」

ヒカリ「グランディングが弱い人がたくさんいるよね。どうしてかな?でもなんとなくわかる気もするけど」

門番「そりゃそうだろ、今の地球じゃ。便利さにカマかけて、なんでも手元だけで、済まそうとする。下手したら、寝ながら済まそうとする。実に堕落した生活で、見ていられない。」

ヒカリ「うん。でもそれで助かっている人もいるよ」

門番「フンっ。お金を払ってサービスを受けるのは、悪いことではないが、それが当たり前になったら、稼いでは消費する作業の繰り返しだ。そしてどんどん人とのコミュニケーション力は落ち、利便さを求めて、どんどん生活範囲が狭くなっていく。この未来が明るいと言えるか?」

ヒカリ「それとグランディングがどう関係あるの?」

門番「人間は、エネルギーが常に不足している。そして人間力も弱っている。気力がない人、すぐ落ち込む人、すぐ諦める人がどんどん増えている。そして生きる目的を持てないで、その日暮しで生きている人が多い。

また偽りの自分を生きている人も多い。多くの人に承認されたいがために、偽りの自分や生活を見繕っていても、虚しいだけだ。実に虚しい。

いい加減、気づいて欲しい。無駄な時間と命を過ごしていることを。

そこから抜け出せる最初の一歩が、グランディングなのさ。
地球のエネルギーで心と体を満たすこと、まずは地球に対して、まっすぐな気持ちで立つこと。生きている事、地球のエネルギーに感謝をする事。自然に目を向ける事。自然に感謝をする事。1日の始まりは、そうであるべきなのだ。それが本来の人間の生き方だからだ。」

門番は続けた。

門番「日本はゴミもなく道路が綺麗な国と言われている。確かに綺麗なのかもしれない。でもな、ゴミも地面を、ただ隠しているだけという事。剥き出しの大地の状態に、何層もコンクリートを重ね、最終的に綺麗な状態で蓋をしているだけだ。故に人間たちは、剥き出しの大地のエネルギーの影響を受けずらくなっている。高層マンションなど、どれだけ・・・。」

門番は、続けるのを辞め、次の話へ移った。

門番「人間たちは、景色がいい場所が好きらしい。屋上とか、高層タワーとかが好きで、空が近く感じることを喜んでいる。人間は空や月、星を見るのが好きらしい。でもな、俺から言わせれば、足元の方が大事だ。雑草や土を見ろよって話だ。大地は触れることが出来る。最近地面に触れた事はあるか??

空に触れることは出来ないだろ??だから憧れを抱く気持ちはわかる。でも実際触れることが出来る大地を大事にしろ。大切にしろ。感謝しろ。1日中ずっとでなくていい、朝だけでいい。感謝する時間を保て。それが俺の望みだ。」



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