見出し画像

私は誰に何を届けたいのかを明確に

友達の記事を読んでいたら、去年のことを思い出した。

去年はイベントをやりたいと思って5年半くらい勤めた会社を辞めた。

辞めたといっても、イベントだけでは生活できないので、バイトをしながらだんだんイベントの比重を大きくしていきたいと思っていた。

そして、ぜんぜん思うとおりにいかなかった。

いろんな形態を試してみたり、告知や運営方法を学んで実行して、イベントのセミナーや起業セミナーにも行ったりしていたけれど、ずっと、やりたいこととやるべきことの狭間で葛藤があった。

自分の理想の価値を提供したい。妥協したくない。でもそれだと収益化できない。

そんな中で『途中でやめる』という古着リメイクブランドのデザイナー山下陽光(やましたひかる)さんが書いた『バイトやめる学校』という本に出会った。

この本を読み始めて最初の方に、私のことそのものを言ってるんじゃないかみたいな文章が出てきて笑ってしまった。

この人に会いたい!!と思った。

そうしたら、山下さんは福岡在住だけど、近々八王子に来て、そこで『バイトやめる学校』を開催することがブログに書いてあった。

これは行くしかないと思って、日帰りで行ってきた。その時の様子はこちら。

ここに書いたけれど、私は家業を継いで、家業で生活しながら本当にやりたいイベントをやることにした。

去年最後にイベントをやったのは6月。それからずっと、やりたいことと持続可能なことを考えていたらもう10ヶ月も経ってしまったけど、やっと次のイベントを5月19日にやります。ちいさな会場でやります。詳細は近々発表します。

そんな今改めて自分がやりたいイベントについて考えたことは

私が、誰に、何を、何のために届けたいのかということで

出演者が素晴らしければ、それだけでもう満足してもらえるのは間違いないんだけど、やっぱり、自分にできることは最大限やりたいなあと思う。


今はものすごく豊かな時代で、自分が持っているほんとうに便利なツールがありえない値段で手に入るようになったもんだなあと思っている。

スマホとかタブレットとかキンドルとかスマートスピーカーとか、これもっと高くていいでしょって思う。10年前だったら存在すらないものもあるけど、それでもなんとなく換算したら7~8倍くらいの値段で不思議じゃないだろうって思う。

まあそれだけ安いから自分みたいな低所得者でも買えてありがたいのだけれど、素晴らしい機能のほんとうに一部しか使っていない。

でもそれでいて、全てのツールにおいて満足度は80~90点ぐらいだ。

豊かすぎる。

でもほんとうに大事なのは、ものの値段じゃなくて、それを自分がどう使っているのかということなんだと思う。

ありえない高機能のツールをありえない値段で買えるけれど、それを使いこなせていない。でも十分な気がしている。

安い、一部しか使ってない、けど満足度高い。

現代社会のこういうところに慣れちゃだめなんだよなあということはいつも思っている。

食べ物でもそう。何でも安すぎる。贅沢な時代なんだけれど、もうそれを贅沢と思っていない部分はすごくある。

そういうふうに、鈍感になりたくないなあと思う。

豊かなものが溢れていても、時間は有限なのだ。

ほんとうは、豊かすぎるものを享受し続けるよりも、限られた時間の中でいちばん必要なものを大切に使いたい。

だから、自分の時間も他人の時間も大事にしたい。

人に集まってもらうなら、できる限りのことをしたいなあと思う。

すごく豊かな時代に、使い切れないほど溢れるツールには並列できない、意味のあることをしたいなあと思う。

=========================
~私のイベントお知らせ~
5月19日(土)@高円寺素人の乱12号店
山下陽光×佐々木典士 対談『これからの生き方』
対談・バイトやめる学校1,2時間目共に、まだお席あります。
どうそ宜しくお願いいたします。(投げ銭制です。)
【ご予約】
maricommu82@gmail.com
【イベント詳細】
http://www.3banme.net/entry/519

#山下陽光 #バイトやめる学校 #途中でやめる #佐々木典士 #ミニマリスト #ミニマリズム #ぼくたちにもうモノは必要ない #ぼくモノ #ぼくたちは習慣でできている


いろいろな方にインタビューをして、それをフリーマガジンにまとめて自費で発行しています。サポートをいただけたら、次回の取材とマガジン作成の費用に使わせていただきます。