「本好きの下剋上 女神の化身Ⅵ」主人公が周りを振り回す痛快さってやっぱ好きです
フェルディナンド様とローゼマインちゃんの絡みがとても良きです。
フェルディナンド様ってこんな感じだったっけ?とも思いましたが、ローゼマインちゃんの信奉者が増えるのは良いことだ・・・。
というか、なんかもう関係性の変化が・・・。ネタバレはしないようにしようと思うのですが、もうキュンキュンしました。
早く二人が幸せに暮らせるようになってほしい。
なーんて、ほっこり要素もあることはあるのですが、今回の巻は最終巻に続く緊迫感があってハラハラもする展開です。
とはいえ、やっぱりローゼマインちゃんたちが王族に振り回されているのを見るよりも振り回しているのを見る方が楽しいです。
この巻では完全に王族が、フェルディナンド様に転がされていたので。
この痛快な感じ、さすが本好きの下剋上。
というか、フェルディナンド様ってやっぱりすごく優秀なんですね。それについて行けるローゼマインちゃんもなのですが。
王族を遠慮無く無能扱いしすぎ、というローゼマインちゃんの指摘があるのですが、それほど自分に能力があるということで。
フェルディナンド様からしたら誰に能力があるのだろうか。
貴族の中に優秀な人を見てつける方が大変なのでは・・・。
それから、ローゼマインちゃんが「大事な記憶」を失っているところの表現がすごいな、と思います。
パッと見てわかるほどではないけれど、確かによく見たらいつもと違う、みたいな。
ちゃんともとから貴族として生まれていたらこうなっていたのかな、みたいな感じになっています。
でもローゼマインちゃんには前世の記憶もあるから「普通の貴族」とは違って、そこが書くの難しそうだな、と。
この巻ではエピローグ後の短編もローゼマインちゃんを褒めるのが中心になっていて嬉しかったです。
やっぱり主人公は活躍してほしい。
そんな願望をもっているひかりです。
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