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「新鉱物発見物語」を読んだ中三女子の感想

想像していたよりも、なんというか専門的な話でした。

「発見物語」というくらいだから、物語が中心になっているのかな~と思っていたのですが・・・。

違う、というまでではないですが想像とは違っていましたね。

どんな風に新鉱物の予測をするのかとか、鉱物の種類の解析はまだ完璧じゃないとかいろいろ面白くて、勉強になりました。

岩波科学ライブラリーさんですよ。

確か「鉱物マニアになろう」も岩波文庫だったはず。

岩波さん、お世話になってます。

冒頭に書いたように、鉱物の種類の特定ってまだ難しいんですって。

この本は2006年に出版されているので、その時点では、ですが。

それにしても意外だな~と。

博物館とかにあるようなすごい機械を使えば、何でも特定できちゃうのかと思っていました。

科学館にある装置にもいろいろあって、「この先生に協力してもらえばこの解析ができるからこの鉱物の組成がわかるかもしれない。」みたいな感じのこともあるらしいんです。

自分の頭で考えて目星をつけておかなければならないとか。

でもそっちのほうが、面白いなと思います。

全部コンピュータでできちゃうよりも、経験を生かして研究する部分があった方が物語として読んでも面白いですし、やっていても面白そうだなと。

鉱物学にはもうほとんどやることが残されていないのかと思っていたので、ちょっと安心しました。

「今でも見つかる鉱物はたくさんあるし、これから見つかる鉱物も沢山あるだろう」って、ワクワクします。

それから、「ダムの水を抜いた時に新しい鉱物が見つかることもある」というのにも驚きました。

意外とアナログなんですねぇ。

面白いな、と思います。

一つ鉱物が見つかったら、「その置換体が見つかりそうだ。」となる考え方にも驚きました。

そんな風に考えるんですねぇ。

サラッと出てきた文だったので、作者の松原先生たちにとっては普通のことなのでしょうか。

鉱物学の最先端に触れられる「新鉱物発見物語」。

面白いです。

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