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たましいの話

茄子焼いて冷やしてたましいの話  池田澄子(『たましいの話』)

魂は天の高いところにあるんじゃなくて、テーブルとかにもあったりするよねたましい、とふっと感じられたときに、あなたとそういえばたましい、ってたましいの話ができるような気がする。それは、ふっとした俳句みたいに。

ああたましい、たましいね、うんたましい、かんたんな会話の中で、結論も出ないまま、たましいの話をする。

ぜんぜん会話が続かなくてもよくて、途中で店員のひとが緑色のソーダを持ってきたりもした。


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