楽しい楽しいインスタグラム

可愛くなるため、気分を上げるため、なりたい自分になるため、気分良くいるため。人が化粧をする理由はきっと様々だ。他にも、仕事の都合上しなければならない人、なんとなくしてる人、コンプレックスをなんとかマシにしたい人もいることだろう。

今回は前者の「気分を上げるためシリーズ」の人たちに対して、いつも私が思ってしまうことを記事にした。ルサンチマンである。わかっているし、楽しく美しくあろうとする人は素敵だ。知ってる。



でもどうしても考えてしまう。




「お前ぜっっっっっっっったいEライン元からあったやろ!!!!!もしくは綺麗にEラインが出来たタイプやろ!!!!!!!!!!!!それか元から鼻が高いか眉毛が剛毛じゃなかったかのどれかやろ!!!!!!!!!!!!」と。




クソクソド偏見である。勘違いも甚だしい。が、私自身が顔面にコンプレックスがあるせいで、どうしても素直に素敵だと思うことができないのである。

ひとまず顔面のコンプレックスを軽く並べる。

中顔面が長い。歯並びが悪く、やっとの思いで歯列矯正を始めたが多分横顔はあまり変わらない。映えないタイプの顔である。凹凸がなく平べったい。下唇が出ていて平べったい。あと歯科医に言われて、唇の厚さにコンプレックスを抱き始めた。鼻が低い。おかげで眼鏡は5分に1回落ちる。眉毛がしっかりしている。2,3日経てば剃ろうがすぐ生える。

まだまだあるが、大体この辺が一軍の悩みである。これらに気づいたその日から、私はわたしを「ブスだ」と認めてしまった。

人の容姿に意見を出していいのはその当人だけである、と考えている。だから、私はわたしに意見を出した。ブスだと言う意見を。

そして、ブスだと自覚したその日から、私を飾れなくなった。

だって、何してもブスは所詮ブスだから。可愛くも無ければかっこよくもない。髪を切ろうが長さが変わっただけ。服も布として着るだけでしっくりこず、化粧しようが色が乗るだけ。というか何か色が乗っただけだと思ってしまう。

性別とか関係なく、ただのブス。正直、私にとって馬鹿より辛い。自分で決めたくせに何を言っているんだとは思うが、囚われているのだ。

インターネットばかり見るせいか、きれいな人ばかりが目につくようになってしまった。アイドル並みにかわいい一般人を見て病み、友達との記録を残せる顔のいい人を妬んだ。

顔写真を載せられる人が総じて羨ましい。痩せようが何しようが、整形しようたってきっと中途半端なこの私だ。ひたすら羨ましいとしか思えない。

美しくなること、着飾ることは、楽しい。それは正しいことだと思う。

でも「ブスだから」という言い訳の前では、全てが無力だ。

こんなことになるなら、何も気にしてなかった幼少期にもっとファッションを楽しんでおけばよかったなぁ。



と、インスタにプリクラとおしゃpicを載せられる友達の声を聞きながら考えたのであった。

私も友達と水風船投げ合ったりしたかった。