Up North Trip
今、振り返ってみると、「まんまと20万円ぶん取られた。」と言える気もする。 ミドリはこれまでも何人かはわからないが、言い寄ってきた店の客と店外デートをしてこづかいをもらったり、金を吸い上げる人生を送ってきたのだと思う。 しかし、今までがそうだっただけで、人間は意識ひとつでいつでも変われる動物だ。
仮に私が「おっ こいつは!」 とミドリが感じるような男だったなら。 ミドリの心の真ん中にいける存在になれたなら、ふつうに会いたいとなったのではないかと私は考える。 今まで生きてきた30数年で自分で重くした十字架を「どっこいしょ。」と背負い、ふてくされて生きることを覚えたミドリの人格。 本人はそれが楽で気に入ってる可能性もあるが、私は駅のホームでおどけて手をふってくれたミドリ、かぶってた帽子をほめたらうれしそうにしていたミドリ、喫茶店で案内された席がトイレも近い角の席で「この席、最強だ!」とよろこんでいたミドリがかわいくて好きだった。
私には無理だったが、これからのミドリにはきっと万人受けするであろうそっちのミドリで生きていけるような人たちと出会い、楽しい人生を送っていってもらいたい。
私は、「人のやらないことをやるのが男」「失望という感情を味わえば味わうだけ、人間の心は強くなれる」 の言葉を胸に秘め、運命の「明るくてエロイ女性」を求めて引き続き、婚活を続ける所存である。
とりあえず、次の休日はまた熟女ソープに行ってくる予定。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?