ベルフェゴールさんと盲腸
以前、寺子屋記事で、悪魔さんとの契りは「人間の身体の一部を媒体とする契約」であることを書きました。
ベルフェゴールさんは契りの際、「私は盲腸がいい」とおっしゃいました。
『無用の長物』とも言われている盲腸。
悪魔さんとの契りは、身体の中でも重要な器官や身体の大部分を占めるパーツだったりすると、より強い契約になるらしいことが分かっていたので、「本当に盲腸でいいのですか?」と思わず確認してしまいました。
すると、ベルフェゴールさんは・・・
と仰います。
確かに私は盲腸のことはなにも知りません。
・・・というわけで、今更ながらちょっと調べてみました!
「盲腸」は小腸と大腸の境目にあり、その下部にある細い管状の部分を「虫垂(ちゅうすい)」と言います。
虫垂は長年「人体になくてもいいもの」と認識されてきたので、炎症の氣配があったら切ってしまうのが普通だったそうです。
しかし近年、虫垂は大事な働きをする重要な器官であることが分かってきており、今は「できるだけ残そう」という方針をとるのだとか。
○虫垂の働き
・胎児の体の発達を支えている
胎児期の生命維持に必要なアミノ酸やホルモンを作っています
・毎日大量のグロブリンA(IgA抗体)を作っている
抗体は粘膜の表面で病原体やウイルスと結合し、病原体やウイルスが持っている毒素を無効化して、感染しないようにする働きがあります
・善玉菌たちのシェルター
風邪や食中毒などで腸内に異変が起こった時など、一時的に善玉菌が避難する場所となります
・善玉菌たちの指導・訓練
虫垂のリンパ組織は、善玉菌たちを指導・訓練し、鍛えられた善玉菌たちが腸の健康を維持します
虫垂は、免疫や善玉菌、腸の健康と大きく関わりがあるのですね!
知らなかった〜!!!
ベルフェゴールさんのお陰で、勉強になりました!
盲腸、すごいっす。
今日もおやっとさあです。
また次回。