オルゴール艦隊
告白のお手紙は 意味を知られたくなくて 韓国語で書いたんだ
次の日の黒板に 中身貼りつけられてて あいつ、ひこうき雲見てた。
燃え尽きた青春は 心霊写真みたいだね お気に入りの線香花火灯して
潮風に揺すられて 酒焼け校長先生の 最後のポエム・メッセージ
「すこやかに生きて」 女の子を好きになるのを お願い、すこやかって言って。
現在東京、新大久保。 私、猫耳ストリート。 「ねえ、来てみて?」と美人につられ
ここは百人町、カフェの地下。 包帯巻きの小型物体 はがすと黒板のオルゴール
「ねえ、奏でて?」とあいつのまぼろし 過去の神奈川、ここは横浜。 私、制服ストリート。
永遠の幸せならば 幽霊だってかまわない ひこうき雲なんて見させない
線香花火も灯さない ポストのお手紙抜き去って 「好きだよ」と匿名の手紙入れた
ふたたび東京、新大久保。 私、猫耳ストリート。 地下にはオルゴールがふたつ
「ねえ、奏でて?」とまたまたあいつ 過去の横浜、永遠の幸せ。 私、制服ストリート。
私、タイムトラベラー。 思いきりかっこつけてさ 増えるオルゴール「艦隊」
あいつなんかと どうして出会っちゃったんだろう 今をすこやかにループしてる
私、タイムトラベラー。 思いきりかっこつけてさ 増えるオルゴール「艦隊」
あいつなんかと どうして出会っちゃったんだろう 今をすこやかにループしてる
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