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水の中をめぐる旅【0】 2022年12月 石垣島①

Happy new year 2023

昨年末にnoteへの投稿を始めたばかりですが、2023年が皆様にとって実り多き一年となります様、お祈りしています。

さて、地球の70%は海。
陸地ですら、一生かけても制覇できっこないのに、水中にまで旅先を拡げたら、時間も資金もいくらあっても追いつかないことは自明の理であります。
40歳の時に始めたスキューバダイビング、これまでにいったいいくら投入したか、怖くてとても計算できないけれど、タンク数を重ねれば重ねる程、いろんなものを費やした貴重なワンダイブの記憶が希薄になっていくのが、何とも勿体なく感じていました。

そこで、最近note を始めたのを契機に、ログブックがわりに海旅の記録も残していこうと思った次第。

さっそく、去年暮れの石垣島ダイビングの記録から。

🔳 神戸空港からの出発

12月26日(2022年)、世間では御用納めまであと2日ありますが、大学は1日早く冬休み突入。私はそのさらに1日前から、石垣島行きのため休みを取ったので、今日が年内の最終勤務。
重要な会議があって気の抜けない1日でしたが、17時半には職場を出て帰宅。近所の行きつけの料理屋で、年末のご挨拶を兼ねて一献。ビール一杯、豊盃をショットで一杯。馬刺しのカルパッチョ、ポテトサラダ、牡蠣フライ。
長居せず1時間で退出。下弦の月が浮かぶ夜空を眺めながら、キャリーバックを転がして渡月橋を渡り、阪急嵐山駅へ。

桂と十三で乗り換え、21時前には年末の賑わいが溢れる三宮に到着。明日は、神戸空港8時発の便に乗るため、ここに泊まります。

奄美•沖縄方面へは毎年3〜4回出かけています。指折り数えてみたら、今年は何と6回目。
航空券とホテルのパッケージを使うことが多いのですが、関西発着の場合、神戸発だと多くの場合割安になります。
でも、そのために前泊したら同じではないの?と問われそうですが、そこは宿泊のサブスクを利用して、安く上げています。

2週間ほどめちゃくちゃ忙しく、帰宅が22時を回る日も少なくなかった。でも意外と疲れは溜まってないのが幸い。

明けて12月27日6時半、まだ暗い三宮。
北の空には六甲山の輪郭。よく晴れた冬の日になりそう。
ポートライナーの乗り場には、はやくも乗客の列。旅行者らしき姿は意外と少なく、多くは通勤のようです。
出発時刻には、ポートライナーの車内は満員になっていました。

海を渡っての通勤…
最初は浮き浮きするでしょうが、これが日常になると、どう感じられるのでしょう。

乗客の大半は、医療センター前で下車し、車内は閑散となりました。
その次はスパコン「富岳」がある計算科学センター前。

3月に宮古に行った時は閑散としていた神戸空港、今日は旅行支援の影響か、大混雑。
極めて小ぢんまりとした空港で、発着便はFDJ、ソラシド、スカイマークなどのリージョナルエアライン中心。国際空港化なるニュースも目にしたが、そのキャパシティはあるんだろうか、と疑問に思ってしまいます。

ここはラウンジもないので、待合室でコンビニのサンドイッチを齧って出発時刻を待ちます。

🔳 石垣島へのフライト

神戸空港からの出発は、明石大橋に向かっての離陸。絵になります。
離陸してすぐに右手に広がる港の風景もいい。
ただ、どこまで行っても人口の海岸線。

クリスマス寒波に見舞われた四国は雪景色。石鎚山も、峡谷の日陰も、いつものフライトとは様相が違います。

▲ 雪化粧した石鎚山

山頂を採石で削られた山があります。どこだろう。
谷間には霧が立ち込め、上空から見ると銀の龍のよう。

▲ 川の流れに沿って霧が立ち込めています

飛行機は日向灘を横断し、宮崎、日南、志布志、桜島、さらに開聞岳や池田湖、鰻池など薩摩半島の景勝地を右手に眺め、厚い雲の上に差し掛かりました。

▲ 手前=大隅半島 奥=薩摩半島

10時過ぎに那覇空港着。11時前には石垣行きが出るので、搭乗口へ直行。再び雲の上を飛び、11時50分に石垣島空港着。

🔳 寒い寒い石垣島 到着日

いつもは路線バスで市街地へ直行ですが、今日は時間があるので、レンタカーを借り、まだ行ったことのない北端の平取崎へ。

石垣島は、南部の市街地以外は農地と山地が広がります。

ここ数年、年末にはいつも来ていますが、こんなに寒いのは初めて。
平取崎は北風が強く、ダウンジャケットやマウンテンパーカー姿が目立ちました。

▲ 平取崎

このエリアは食事ポイントが極めて少なく、人気の店は行列ができています。往路は我慢して、帰路、通りすがりに見つけた古民家レストランへ。

▼ かーら家食堂

石垣島では、空港で借りたレンタカーを市街地で返却できる会社が幾つかあります。今回は、オリックスレンタカーを利用しました。
夕刻、市街地へ着いてレンタカーを返却し、石垣島ホテルククルへチェックイン。ショッピングや呑み歩きに便利な立地。建物は古いが中はリノベーションされ、ナチュラルな居心地良い内装。石垣島では、ここか、ダイバーに人気のベッセルホテルによく泊まります。

▼ 石垣島ホテルククル

明日に備えてダイビング器材をメッシュバッグにまとめ、カメラ、水中ライト、GoPro などのセッティングを済ませてから、呑みに出かけます。

一人で石垣島へ来る時、呑みに行く店は大体決まっていて、『石垣島ヴィレッジ』で地元出身のご夫婦が経営している店へ。元気のいいおかみさんの人柄もあって、旅行者同士がすぐに仲良くなり、楽しく話しながら呑める良い雰囲気のお店。リピーターも多く、今回も訪ねていくと、以前ここで会った大阪の親子が、おかみさんと楽しげに話していました。

ここでストーブが炊かれているのは初めて。と言おうか、石垣島でもストーブを売ってることが新発見。

刺身、島らっきょう、ラフテーなどを肴に、母娘の旅行者や、一泊二日で来たという豪快な男性二人連れなどと、楽しく話しながら呑んだ後、もう一軒行きたい気分だったので、時々行く雰囲気の良いバーへ。

▼  BARかぶやぁ

ここには、近くの離島で地域おこし協力隊として活動しているという年配の男性と、その知り合いで最近移住してきたという若い女性が呑んでいました。二人ともダイバーで、海の話に花が咲きました。

※ 次から、水中のことを書いていきます!

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