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気分転換の大学受験生日記13

自分の母校も夏休みに入ったのか最近自習室に見覚えのある制服が増えてきた。
夏休みに入ったのになんで制服着て塾に来ているのか疑問に思わなくも無いが、開校中は学生が朝の10時から塾に来るわけがないから多分始まってる。
向こうが制服を着ているからこっちから見ていると多少目が行くから後輩なんかが来ていると割と気づけるのだが、たまに向こうが気づいてくれる時がある。制服も着てなければ顔つきも結構変わっているのに向こうから話しかけてきてくれるのは当時からちゃんと認識されていたのだと分かってできて嬉しい。
そんな後輩と話をしていてやっぱり現役生から見て浪人生は楽に見えているんだなぁと思うと可笑しくなる。現役当時全く同じ理由で自分もそう思っていたのだが、うちの学校は高3になっても平然と長期休暇週の課題を出してくるし、一応進学校だから定期テストの難易度も高く、評定も厳しい。彼らは卒業するための勉強をしながら受験勉強に臨まなければならない。勉強をするのが嫌いな連中じゃ無いから時間があれば基本ずっと勉強していられる彼らにとって授業時間と課題の時間にせいやくを受けない我々は恵まれているように見えるのだ。
残念ながら時間の余裕と引き換えに精神的余裕を失っている我々は限度が見えないから一つの科目に対してかける時間が無限に増えていくため時間なんてあってないようなものだし、学力管理や愚痴を言える友達など浪人して失ったものの大きさにも気づいているからその意見に賛成できなくなってしまったが。

普通に生活費に溶けます