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レギュレーションの先に見えるもの

僕たちの豊かな生活は、制度によってを守られているはずである。しかし、目まぐるしく変わる時代の変化、画一化されていない個性的なまちの姿を見ると、今の全国を一律同じ法律でくくった戦後の体制に堅苦しさがうまれてきているようにも思えてくる。
千住は本当に豊かなまちになっているのだろうか?
欧州の都市では、計画が立ち上がった時、敷地の計画と同じ大きさのボリュームの支柱が立ち、市民の同意を得られるまで説明が続く。同意を得られなければ計画がとん挫する。市民は街並みに対して強いプライドとかかわりを持っている。そこには彼らの街を次の世代に残したいと思える徹底した市民間の議論の場所がある。
残念ながら、今の日本でそういう場面を探すことは難しい。
街を愛し、街を良くしたいと思う心の中に、次の時代の新しい未来像が見えてくる。そんな市民の議論の場が制度を緩めるきっかけとなるのかもしれない。未来の豊かな街の姿、ぼくたち自身の手で作っていくしかないのだから。

この投稿はFacebookページで2019年9月14日に投稿されたものです。1週間でお届けする島プロライドオン〜《千住にひらく》その6です。

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