柊エッセイ:なりきりという黒歴史
なりきり、簡単にいうとキャラクターになりきってロールプレイすること。実際はチャットルームなどで会話をしたりMMOでそういった設定でプレイすることが多いのだが、今の時代MMOの衰退などもあってなりきりをやっている人口は昔に比べて多分減っていると思われる。
そんな自分がなりきりを知ったのは幕末志士の坂本さんが語った彼の黒歴史からだ。そんな世界があるのかと思ったが、話を聞く限り自分はやらんでしょ(笑)と思っていた。キャラクターになりきって相手と会話するという二次創作にもコスプレにも満たない行為。そんなのやってたとか昔のインターネッツは楽しそうですな…wなんて思っていました…。
そうです。まさかの思いっきりハマりました。
正直言って、これが面白い。なにせ成りきれば成りきるほど楽しくなるのだ。R18から日常会話まで、そのキャラクターならこうするだろうということをすれば相手は盛り上がる。そして多くの人が興味を持って集まり始める。
臭い感じの集まり方だが、これはこれで承認欲求が上がる。ちょっと*ロルを回すのが上手いと周りの人が集まってくるし、R18なら魅力的に募集をかけるとこれ見よがしに釣れる釣れる。
残念なことに自分は成り切りの才能がものすごくあるのかも知れない。そう思えるほどに人が集まってきた。
そんな自分の「最初」の活動拠点はTwitterだったのだが、良くも悪くもTwitterは人が多く当たり外れが大きかった。会話にならなかったり、そもそも中身に干渉してきたり、それこそチン凸もされたことがあった。なんでこっちは成り切ってるだけなのに野郎のアソコを見ないといけないのかと思っていたのだが、それでも気の合う人と会話をしたりして仲良くやっていた。
しかし、ある日天命がきた。
自分がすこし過激めなアイコンにしていたこともあって度々制限が掛かっていたのだが遂にTwitterが凍結されてしまったのだ。制限程度なら解除まで待てばいいのだが凍結されるとこちらは何も出来ない。回避用のアカウントを作成してもバレてすぐに凍結してしまいこうして、Twitterでの成り切りは終わりを告げた。
こうして一度、なりきりから卒業したのである。
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