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【RIZIN.35超絶簡単解説】海外勢本格参戦と判明する2年間の成果

*この記事は執筆者の個人的な考えや推測が多く含んでおり、また格闘技関係者から直接話を聞いて執筆したというものではなくただの一格闘技オタクが書いたものであるため間違った情報が書かれている可能性があります。もし間違いやご指摘、誤字脱字があった場合はコメントなどで教えていただけると嬉しいです。
 またこの記事内で選手や格闘技関係者の敬称を省略している場合があります。予めご了承ください。


➀はじめに

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この記事は「RIZIN.35」(4月17日14:00開始)の中のカードから試合をいくつかピックアップして簡単に解説しようというものです。
メインカードの3大タイトルマッチや世界の強豪選手もやってくる非常にアツい大会となっていますので盛り上がっていきましょう!


②芦田崇宏vsカイル・アグォン

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RIZIN.35の開幕戦はRIZINフェザー級2大RIZINからの扱いがひどい選手同士の対戦です。

芦田選手は元DEEPフェザー級王者でバックボーンのボクシングと宮田代表仕込みのレスリングをミックスしたスタイルで勝ち星を積み重ねています。
RIZINでは当時白川選手をアップセットで倒した萩原選手の相手として初出場して一本勝ちをしたものの、その後試合から1年間遠ざかってしまいました。

1年ぶりの復帰戦では金原選手に2ラウンドkoとトップ戦線から少し遠ざかってしまう手痛い敗北に喫してしまいました。
だからこそここで負けると連敗という状態もさることながら現状のトップ戦線から抜ける可能性が高いため、いつも以上に落とせない一戦です。

カイル・アグォン選手は元PANCRASEランカーでRIZINの戦績だと0勝2敗ですが、相手がヴガール・ケラモフ選手とクレベル・コイケ選手というフェザー級トップ選手なのでRIZINフェザー級で現在どのくらいの立ち位置なのかは現在まだはっきりとはしてません。
実は蹴り足が多彩なためローキックやハイキックで意識を上に向かせてのタックルが得意です。

両者ともどこでも戦えるオールラウンダーな選手だからこそ濃密な5分×3ラウンドのMMAが繰り広げられると思います。
フェザー級の生き残りをかけた椅子取りゲームを制するのはどちらだ⁉


③ヴガール・ケラモフvs中島太一

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中島選手が来るならバンタム級だろうなぁと考えた人は多くいると思っています。筆者もその一人です。

中島選手は現PANCRASEバンタム級暫定王者でありながら過去にはPANCRASEフェザー級タイトルマッチを経験するなどフェザー級での実績も十分です。
破壊力あるパンチが最大の武器でありこのパンチでPANCRASEバンタム級暫定王者をつかみました。

またACBというロシアトップの団体にも参戦経験があるため、ケラモフ選手のようなファイターとは戦っている経験が今回は生かせそうです。

対するケラモフ選手は前回の斎藤選手との試合で大量の反則があったもののその実力の高さはRIZINフェザー級トップクラスであることは証明できました。

コロナ禍とはいえ最後の試合が惜しい判定だったために今回の試合は気合がかなり乗っていると思います。
強烈なフィジカルと荒々しいレスリング、そして相手の息の根を止める鉄槌のようなパウンドが最大の武器です。

試合展開としてはケラモフ選手のあの圧力を中島選手がどう対処するのかというところがカギになると思います。中島選手は打撃を散らしながら距離感をコントロールして相手が飛び込んだところのカウンターのパンチで仕留めるプランなのかなと予想しています。
ただそれが出来なければあのプレッシャーで下がらされてパウンドでやられてしまうことは間違いないですね。

フェザー級実力者同士の戦いであり、これに勝った方は一気にタイトル戦線に近づけるんじゃないでしょうか?おそらくド派手な決着が待っているでしょう。


④元谷友貴vsアラン”ヒロ”ヤマニハ

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昨年のバンタム級GPのベスト8同士のマッチメイクになりました。
去年のRIZINはGPをやったおかげで軸となるコンテンツがあったことは大きかったのですが、それの影響でバンタム級戦線が焼け野原になったため既存の選手同士の場合はどうしても針の穴に糸を通すマッチメイクになってしまいましね。

この2人についてはバンタム級GPの際に簡単な解説記事を書いたのでよろしければそちらをチェックしてください!

では実際この2人がぶつかったらどうなるか?
実績的には元谷選手が圧倒的有利だと思いますが、案外ふたを開けてみれば差はない試合になるのかなって思います。
とりあえずまずはこの試合を見てください。

この試合は2020年8月に行われた試合で内容は魚井選手が3ラウンド後半までプレッシャーをかけ続けてたものの、一瞬の隙をついて元谷選手が一本勝ちをした試合です。

ここからある程度元谷選手の攻略法が見えてくると思います。
元谷選手は試合開始から自分で前に出て打撃戦をしながらチャンスがあれば組んで一本を獲るスタイルです。
このスタイルを崩す方法は主に2つ考えられます。

➀元谷選手に寝技で勝って一本を獲る。
②元谷選手に立ち技で圧倒して元谷選手の間合いを作らせない。

①に関しては出来る選手の方が少ないんで無視しますね。
現実的な方は②のほうになります。魚井選手もこの②のプランで試合後半まで有利に進めました。

簡単にまとめると元谷選手を倒すためにはプレッシャーを感じさせるほどの打撃を持ちながら寝技で極められない能力が必要になります。
じゃあそんな都合の良い相手が出るのか?といったら出てしまったんですよね。

ヤマニハ選手です。
前回の手塚選手との試合を見れば元UFCの手塚選手に突進力ある打撃でグラウンドまで移行させて一本勝ちをしました。
あの打撃力とボンサイ柔術直伝の柔術テクニックがあれば元谷選手相手にもアップセットを起こせるかもしれません。

勿論元谷選手もそうあっさりやられるとは考えにくいです。しかしここをヤマニハ選手が獲れば一気にタイトル戦線に絡める戦いとなります。
RIZIN最古参ファイターとコロナ禍で参戦したファイターの新陳代謝マッチを制するのはどちらだ⁉


⑤シビサイ頌真vsリハーズ・ビギス

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ほんとRIZINの無名外国人選手の発掘能力はすさまじいですね……RIZINファンは柏木さんには足向けて寝られませんわ。

シビサイ選手はここ最近でRIZINに定期参戦してくれるようになりましたね。これもヘビー級の役者が徐々にそろってきてる影響でしょうか。
試合では組み技で勝っている印象がありますが、実はキックボクシングでもプロデビューをしていたりと立ち技もしっかりと行っている印象があります。
ですがスタミナ切れを起こす場合が多くどれだけ自分のペースで試合をできるかがカギとなります。

ビギス選手はラトビア出身の打撃系ファイターです。ボクシングとキックボクシングからMMAに転向したので特に右のパンチは強力です。
イメージとしては元RIZINライトヘビー級王者現UFCファイターのイリ-・プロハースカ選手からスピードを引いた代わりに威力を足したファイターです。

前述したとおり今現在RIZINヘビー級は役者がどんどん集まってきています。ここから軸となる選手が出れば一気に活性化していくでしょう。
現在横一線となっているヘビー級で頭一つ抜け出していくのは誰だ⁉


⑥武田光司vsスパイク・カーライル

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こういう新しい外国人選手が参戦するのを見るとRIZINらしさが出てきて良いですね。第二のイリーやケイプ、ムサエフのようなRIZINから名を上げていく選手がどんどん増えていくと嬉しいです。

武田選手は現PANCRASE王者久米選手との激闘で一気にRIZIN内の人気を持って行った気がします。2021年RIZINベストバウト筆頭のこの試合でライト級という階級がまた一段存在価値を上げたと思います。

さらにこれからの海外勢との戦いに備えて約3年保持していたDEEPのタイトルを返上しました。まさに不退転の覚悟でこの試合に挑みます。

対戦相手のスパイク・カーライル選手は空手・バスケ・レスリングなど様々なスポーツをやっていて、そこからMMAの道を進み始めました。
またスパイク選手はコスプレや派手な計量や入場パフォーマンスが有名です。過去にはダース・ベイダーのコスプレで入場してきました。今回はどうなるんでしょうか。リング外でもファンを楽しませる見ていて楽しい選手です。

戦績も6ko、6subと非常にフィニッシュ率が高く自分からどんどん前に出て戦う好戦的なスタイルです。さらにスクランブルからのタックルが強く強烈なフィジカルも相まって相手をバシバシテイクダウンします。
またこの選手は実績が良くてUFCでは1勝2敗、リリース後にLFAやBellatorで4連勝と北米のある程度のレベルを表すものになっています。
だからこそ例えばこの選手に内容よく勝てばある程度北米の団体でも戦えるという北米基準を体で表した選手と見ることが出来ます。

武田選手は万全な状態での海外戦(ダミアン・ブラウン戦ではインフルエンザで戦っていた。)ということでやる気はみなぎっているでしょう。またスパイク選手も念願のRIZIN初参戦ということで何か一発かます気は大有りだと思います。
日本ライト級は世界の壁に屈するのか⁉それともコロナ禍での研鑽で返り討ちか⁉多分結果によらずともスパイク選手は定期参戦しそうです。


⑦浅倉カンナvsSARAMI

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浅倉選手は厳しいマッチメイクが続きますね。RIZINからの期待の高さなのか、それとも……

浅倉選手はもう知らない人はいないRIZIN常連選手ですね。
幼少期から行っていたレスリングをバックボーンに持ち、パラエストラ松戸でのトレーニングで立ち技と寝技にあまりこだわらずに戦える総合的な能力が高い選手です。
しかし2020年は浜崎チャンプ、DEEP二冠女王大島選手に手痛い2連敗をしてしまいました。ここで一年半ぶりの勝利をつかむことが出来るのか注目です。おそらく総合的に何でもできるから相手に合わせて試合をしてしまうのでしょうか。そこで攻めきれず判定を落としているイメージです。

そして対戦相手のSARAMI選手は現修斗スーパーアトム級王者です。
苦節10年間の努力を実らせたタイトルマッチは見ていてアツいものがありました。
柔道ベースの組み力の強さとアグレッシブな打撃が特徴です。基本的に振り回す系のパンチと急に出るヒジで相手の意識を散らし、柔道式の投げでグラウンドに持っていく動きがとても強いです。

この試合は傾向だけを考えると浅倉選手が不利なんですよね。浅倉選手は結構柔道バックボーンの選手に苦戦してるイメージがあります。
浅倉選手は立ち技から組み技の攻防の際に重心が高くなったりするので、そこに対して柔道出身ファイターの足をかけてのテイクダウンが結構刺さるんですよね。
この癖をうまく修正するのかどうかが結構勝敗に関わるのかなと思います。

現在RIZIN女子アトム級はRENA選手や朝倉選手、そして浜崎チャンプなど階級で頭を張っていた選手が敗北していく混沌時代に突入しています。
RIZIN女子格闘技を創っていった浅倉選手を倒してSARAMI選手が混沌の中で輝くのか⁉浅倉選手が1年半ぶりの勝利をつかみ復活を果たすのか⁉


⑧高坂剛vs上田幹雄

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正直この試合に解説はいらないと思いますね……

高坂選手はRIZINやUFCの試合の解説者兼ALLAIANCEというジムでファイターの育成をしながら現在も現役時代のトレーニングをしている鉄人です。
実は日本人で初めてUFCに定期参戦を果たし、今では当たり前に使われている技術である”シザース”の開発者でもあるすごいファイターなんですよ。
PRIDE時代では日本トップのヘビー級ファイターとして世界の強豪たちとしのぎを削っていました。

対戦相手の上田選手は16年ぶりの極真空手世界王者というとてつもない逸材です。正直この才能がMMAに来てくれたことが本当に一ファンとして嬉しいです。
極真で世界を獲った打撃は一撃必殺ではあるものの、MMA転向ということでどうしても組み技への対処が不安です。

世界のTKが引退の花道を飾るのか⁉令和の空手バカ一代こと上田選手が極真の強さを証明するのか⁉
もうこの試合はTKが殴り合いプランを表明しているんで戦略も注目ポイントもなにもないと思います。個人的には最後にTKの組みが見たかったですけどね。


⑨浜崎朱加vs伊澤星花

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今回のメインイベントの3大タイトルマッチ、皆さんはどの試合が一番楽しみですか?筆者はこの試合です。

去年大晦日で圧倒的内容で絶対女王の浜崎チャンプを倒した伊澤選手。
現DEEPストロー級王者であることから本来はアトム級より一階級上の選手であるため、体の大きさやフィジカルがアトム級では有利に働いたのではないかと思います。
また柔道、レスリングをバックボーンに持ち寝技にビビらない強さや蹴り上げ、ヒジなど勝気な打撃がある印象です。それが前回の試合にきれいにハマった感じですね。

浜崎チャンプが意外とクローズドガード(下の選手が上の選手の胴体に足を挟む状態。)の上での状態が隙があるという弱点を突いた完璧な試合運びで絶対女王の牙城を崩しました。

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(背をマットにつけている下の状態の方が伊澤選手、上になっている方が浜崎選手。)

そして対戦相手の浜崎チャンプは説明不要でしょうね。
元祖最強女王藤井恵さん直伝の腕十字とアームロックを軸にした寝技に柔道時代に培った足からの崩し、そして近年は野木丈司トレーナーから指導を受けたボクシング技術など打・投・極に隙の無い選手です。

話はちょっと変わるのですが筆者はめちゃくちゃ浜崎チャンプが好きな選手なんですよね。女子選手だったら一番の推し選手です。
それを深く思ったのは昨年の敗北でしたね。その時筆者は試合見ながら「ここあっさり勝って来年はスーパーアトム級GPでもやるのかねぇ、そのGPで優勝したらワンチャン引退しちゃうかな。」とかのんびり思ってたらあれよあれよと展開が進んでいき、これやばいんじゃねとか思ってたら決着がついていました。

そん時にかなりの喪失感を味わいましたね。それこそ堀口恭司vsセルジオ・ペティスを見終わった後の空虚な気持ちと同じようなものが襲ってきたのを覚えています。
失ったときに大切なものの本当の価値がわかると昔の人は言ってました。
好きな選手が負けた瞬間に来る喪失感もこれに通ずるんじゃないかと思います。

おそらく大方の試合予想だと前回の勝ちっぷりからして正直伊澤選手の方が有利なのは否めないです。
ですがファンとしてはキャリア初のリベンジマッチに臨む浜崎チャンプにオールインして見たいと思います。
どちらにしろ日本どころか世界の女子格闘技の歴史が変わるターニングポイントとなる一戦になると思います。


⑩牛久絢太郎vs斎藤裕

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実は27歳と意外と若い牛久選手と34歳と意外とベテランな斎藤選手です。
この2人ですが漂う空気感だったりこう雰囲気が意外と似ています。

RIZIN初参戦でいきなりベルトを奪取した牛久選手。
事前番組でバラさんがおっしゃっていた立場で人は変わるという言葉の良い例だと思います。

以前は強烈なフィジカルとテイクダウン、ガチャガチャしたスクランブルで勝つイメージでしたがvs斎藤裕、そしてその後に行われたDEEPフェザー級防衛戦では今までの牛久選手とはイメージが違う動きをしていました。
具体的にはいつものフィジカルとテイクダウン、スクランブルの強さはさることながらバックスピンキックといった今までやってこなかった打撃を出すなど試合がいきいきとしていました。

筆者はもちろんプロではないですのであくまで一ファンの主観ですが、RIZINフェザー級タイトルマッチという”山”を越えたことで今まで以上に自分を信じられるようになったんではないかと思います。自分を深く信じれば物事はうまくいくと昔本屋で立ち読みした自己啓発本でそんなことを書いていた覚えがあります。

そして復讐に燃える斎藤選手。
RIZINコロナ禍で一気に存在感を増した選手ランキングを作るなら多分一位でしょう。
キャラが立っている人間が多いRIZINフェザー級の中である意味キャラが強すぎるで有名な斎藤選手ですが、この前のライコンでちょっと新たな一面を出して話題になりましたね。

実際このリマッチはどうなるんでしょうか?
前回の終わり方がカットによる決着でそれまでが斎藤選手のゲームだったと思いますが、牛久選手が神田選手との試合でいままでとは違う展開でゲームを作ってきたためどうなるかはわからなくなったと思います。

だからこそ試合展開は主導権を最初に握った方がそのままズルズルいくのかなって思います。
2人とも一撃で相手を倒すタイプではなく、総合力で相手のやりたいことをつぶして勝つタイプなのでおそらく序盤にリング中央を獲った方が試合に勝つような展開だと思います。

魑魅魍魎混混沌沌となっているRIZINフェザー級。結果はどうであれこの2人の戦いはベルトの価値を高める一戦になるだろうと思います。
ただその後のベルト圏内の選手たちが化け物過ぎてまだまだ混沌がフェザー級を包みそうです。


⑪ホベルト・サトシ・ソウザvsジョニー・ケース

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RIZIN東京2DAYSの最後を締めくくるのはRIZINで今きちんと機能しているほぼ唯一のベルトであるライト級タイトルマッチです。

サトシ選手は結構コンスタントに試合を行っていながらそのたびに結果と強さを発揮していますね。シンプルにすごいなあって話ですよね。多分今めちゃくちゃMMAが楽しいと思います。

サトシ選手の強みはもちろんあの寝技ですが、寝技に行くまでの立ち技にも強力な武器が搭載されました。
それはリーチを生かした右の踏み込んでのパンチと右ハイキックです。
右の踏み込んでのパンチはスタンドでの軸になる技であり、一気に相手をコーナー際まで押せる技でもあります。また寝技を意識している相手にあわよくばko…なんて展開も考えられます。
右ハイキックは意識を上にあげることと体の状態が上がるため組み付きが切られにくいという効果があります。
それをあのリーチで振ってくるので驚異ですね。もうスタンドはザルではありません。

対するケース選手はUFCでも4勝2敗、RIZINでも負けはムサエフ選手のみというガチの北米の強者ですね。サトシ選手も2019年のライト級GPで敗北しています。この試合のない2年間もプロボクシングの試合を行っていたため、試合勘も問題ないでしょう。

特徴はやはりあの殺傷力が高いパンチでしょうね。何人の選手があの拳で血みどろになっています。

また特筆すべきは寝技に対してのディフェンス能力です。前回のサトシ戦ではオモプラッタ(相手の肩を足で絡めながらバックに回って肩を極める技。)での攻防の際にはあのサトシ選手の攻めをかいくぐり、その後のタックルに対してカウンターを決めて勝利しています。

(オモプラッタについてのわかりやすい解説動画です。チャンネル主の岩崎さん現在大阪で寝技を指導しており、萩原選手や金太郎選手も指導を受けています。)

ケース選手はディフェンス能力の高さはバックボーンのレスリングと経験値からくる判断力の高さだと思います。だからといってそれでサトシ選手の引き込みを防ぐからほんとすごいですね。

またケース選手の構えとステップワークも強さの秘密だと思います。
試合を見たことある人ならわかると思いますがケース選手の構えってすごいきれいなんですよね。あれは前かがみでありながら後ろ脚に重心を置いてあるため強いパンチを打てる構えであると同時にタックルにも対応するためだと思います。

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ですがこの構えでは相手の動きに対応できない場合があることからケース選手は試合中に結構ステップでリングを動く印象があります。
そうすることで相手に攻撃の的を絞らせずに自分のタイミングで攻撃が出来るのでkoが生まれやすいのではないかと思っています。

おそらくタイトル挑戦者としては現在RIZINが用意できるトップクラスだと思います。
だからこそこのコロナ禍の国内戦の果てに生まれたチャンピオンであるサトシ選手が負けると、極端な話このコロナ禍でのRIZINの頑張りが否定されたようなものといっても過言ではありません。
しかし今のサトシ選手が負ける印象はわきませんがあのケース選手にあっさり勝てるかといったらそれもまた難しいと思います。

まぁ回りくどくいろいろ言ってますが一言でいうなら本当にこの試合はふたを開けてみないとわからないということです。
コロナ禍での2年間のRIZINの苦しい戦いから世界を呼んでの様々な色が輝くRIZINに少しだけ戻ってきたこの東京2DAYS、大トリはいったいどうなるか⁉
僕らの愛したRIZINがちょっとだけ戻ってきました。


⑫おわりに

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今回の記事はいかがでしたでしょうか。
このRIZIN.35の視聴は今からでも間に合いますので、下部のリンクから自分の都合の良いPPVを買ってみて下さい。

またこの記事や今までのnoteに対しての感想や意見はドシドシお待ちしていますのでコメントやTwitterで反応や拡散をしていただけるととてもうれしいです!泣いて喜びます!

ここまで読んでいただきありがとうございます!


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