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RIZIN.33全カード超絶簡単解説【今より格闘技が1,33倍くらい面白くなる記事】

*この記事は執筆者の個人的な考えや推測が多く含んでおり、また格闘技関係者から直接話を聞いて執筆したというものではなくただの一格闘技オタクが書いたものであるため間違った情報が書かれている可能性があります。もし間違いやご指摘、誤字脱字があった場合はコメントなどで教えていただけると嬉しいです。
 またこの記事内で選手や格闘技関係者の敬称を省略している場合があります。予めご了承ください。


1、はじめに

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 この記事は「RIZIN.33」の全試合簡単に解説しようという趣旨の物なんです。
 6月から続いたバンタム級GPの決着、朝倉未来のリベンジマッチカズ息子のMMAデビュー那須川天心のラストマッチなどなど話題性山盛りの大晦日地上波5時間生放送という祭りを皆さんで盛り上げていきましょう!
 また記事で紹介している試合の順番は結構適当です。寛大な心で見ていただけると嬉しいです。

*なおバンタム級GPは別に記事を書いているのでそちらもチェックしてください。


②三浦考太vsYUSHI

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カズ息子がついに総合格闘技デビューですね。正直個人的には最初「ただの話題作りかよwww」と思ってたんですけど、公開練習とか朝倉海選手のYoutubeとかを見てるとしっかり練習していたりよく見たら体つきもデカかったりまだ若いしこれから面白そうな逸材だなぁと思います。(素人の見立てなんでそこまで参考にはならないと思いますので悪しからず。)

対するYUSHI選手は元ホストでアマチュアで格闘技経験アリと、観客への魅せ方と格闘技経験があるための勝負論が両立している非常に良い選手だと思います。どっから見つけてきたんでしょうね。RIZINの情報網に脱帽です。


③シバターvs久保優太

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試合が決まる経緯や決まってからもなんだかんだ一番話題を提供しているこのカード、最初シバターは皇治への文句から急に弱気になったりとかなりメンタルが参ったしています。一方久保はイケイケな内容のインスタをバシバシ投稿していてたりと、2人とも別のアプローチで話題を提供して続けてくれています。

それもそのはずシバターは今や格闘技系Youtuberの草分け的存在であり、久保優太は投資をしながら格闘技をする格闘家という切れ者同士のマッチメイクに図らずもなったわけです。

そう思ったら今までの行動が話題を提供したり盛り上げたりする行動の1つだと思うので、客である我々はそこまで高くない期待で待っているのが吉でしょうね。
なんだかんだ試合は行われるだろうしなんだかんだで良い内容の試合になって大晦日にひと花添えてくれることをそこそこの期待で待ちましょう。


④皇治vsYA‐MAN

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俺たちのスーパースター皇治が2年連続大晦日出場です。RIZINに来てからは那須川天心、五味隆典との変則マッチ、キックトーナメントではバッティングで反則負けから決勝出場という思い通りの活躍ができていないと思います。前戦では祖根寿麻にダウンを取ってRIZIN初勝利を飾ったもののキックボクサーからはまだ勝ち星がなく、本人がK1から高い違約金を払ってまでやりたかったことはバラさん始め関係者の努力でついに決まりました。

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これから皇治さんは何を目的にRIZINで戦うのでしょうか。それとももう格闘技を止めてフルーツサンド屋のスーパースターになるのか、これからの足取りに注目です。

対するYA‐MAN選手はRISEのOFG(オープンフィンガーマッチ。MMAのようなグローブで試合を行う。)ルールで一躍RISEドリームをつかんだ選手です。また前戦のvs中村寛では格上の相手にダウンを取っての判定勝ちと強さをきっちり証明しました。

打ち合い上等のファイトスタイルと壮絶な家庭で育った過去、何より試合後に女手一つで育ててくれた母に感謝を伝えるYA‐MAN選手に那須川天心も興奮をあらわにするなど現在急速に存在感を強めるファイターです。

この試合は実績的には格下、スタイルも自分から前に出てきて打ち合いをしてくれるなどかなり皇治さんには有利な条件です。ですがYA‐MANもおそらく地上波で皇治をブッ飛ばしてRIZINドリームをつかむ気ぷんぷんでしょう。お互い背負う条件は悪くなくおそらく地上波枠になるこの試合は一般人でも見てて面白いものになるんじゃないかと思っています。 

でも改めて考えると基本的に相手が誰だろうと試合を成立させてしまう皇治さんは並大抵のファイターではないと感じます。ほんとこの人はすごい。


⑤祖根寿麻vs太田忍

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レスリング銀メダリストの太田忍選手ももう3戦目なんですね。相手は元修斗環太平洋王者の祖根寿麻選手。『オリンピックレスリング銀メダル』と『元修斗環太平洋王者』という異業種の肩書きがどこまで釣り合っているか、人によって受け取る印象が違うと思います。

自分は流石にレスリングのメダリストとはいえMMAの元王者はきついんじゃないかと思ってる側です。RIZINは太田忍という素材をどうやって育てていく気なんでしょうか。
個人的には出るならもう少し戦績を合っている選手と戦わせてMMAの経験値を積ませるほうがいいのではと考えてしまうのですが、デビュー戦や戦績がまだ浅い選手のマッチメイクは水物なんだと思います。

そうなると祖根選手はRIZIN戦績は0勝4敗と肩書きと最近の調子があってない方なので、ここを太田選手に気持ちよく勝ってもらうことと肩書きがあるためテレビを見ている格闘技に興味がない人にも戦う人のイメージがつきやすいから相手に選ばれたんだと勝手に思ってます。

人はいかんせん顔と肩書きで人を見る生き物ですのでね。


⑥萩原京平vs鈴木博昭

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来ました今年の裏メインであり『ガンギマリMMA』。
個人的な今年のRIZIN流行語として『ポペガー!』『華』『ノーコメント』がランクインしてましたが、年末に一気にパワーワードが来ましたね。流石我らの佐藤映像さんです。

どっちも試合前に目がイッちゃっていてバチバチの打ち合いを言わなくてもやるタイプなのでマッチメイクは必然ですね。プロモーター側は自分たちのやってほしいことを100%やってくれそうで会場も盛り上がる試合ですので、組まない理由のほうがないですわ。
しかし鈴木選手は年齢を感じさせませんね。声優さんや俳優さんと同じくらい格闘家の年齢不詳感はすごいと思います。斎藤チャンプなんて34歳ですからね。若大将はきついだろうと思うのは余計なお世話でしょうか。

試合展開は鈴木選手が距離を詰める展開だと思います。打撃の技術1個1個は鈴木選手のほうが優れていますが、萩原選手の打撃が怖いわけではないと思うのでコーナー際に詰めて打撃でさっさと決めたいでしょう。しかし萩原選手もノビのある右ストレートを始め遠い距離の武器は豊富なイメージなので、接近の間の隙をついて失神ko…なんてこともありそうなのがこの試合の面白そうなところ。

どちらの選手にも勝ちの手段が想像できる試合は待ってる間からも楽しいですね。
展開予想の大穴としては鈴木選手が右のフェイント→ニータップ→寝技でポペガーでしょう。穴党の人は賭けてみてください。


⑦シビサイ頌真vs関根”シュレック”秀樹

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デカいは正義ですね。極論自分がここでどれだけ記事を書いてもヘビー級の大男たちの試合1回の説得力には絶対負けます。あと見ている一般層の人が余計なおぜん立てをしなくても楽しめるのもお茶の間にヘビー級を流す理由の一個だと思ってます。

どちらも寝技巧者なためとてつもないグラウンドの攻防が…と思わせてお互いがお互いの寝技を警戒してやむなしスタンドの展開になる事はMMAあるあるですが、実際両者のスタンド技術の差はどんなもんなんでしょうか。
スタンドだけだったらシビサイ選手がカーフを当ててパンチでkoする可能性が高いでしょうが、関根選手の会見の男泣きを見ればそんなあっさりな展開はないと思います。

個人的今大会のベストバウト候補の1つです。
ガンギマリMMAの後なのでお客さんの印象に残るのは正直厳しいと思いますが、日本人ヘビー級のアツい試合に期待しましょう。


⑧武田光司vs”ブラックパンサー”ベイノア

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数々のキックボクシング転向組の中からベイノア選手が1番ガチな相手と試合をしているとはデビュー時から想像できたでしょうか。ちなみに自分は想像できてませんでした。

極真空手と成増を背負っているベイノア選手は、その打撃力とフィジカルを生かしたタックルを切る能力の高さから個人的にはPRIDE参戦当初のミルコのようなイメージです。
前戦のvsロクク・ダリでも1,2ラウンドにかなり追い込まれてましたが、パンチ1発で大逆転勝利しました。あれを見ると幻想を抱いてしまいますね。

しかし今度の相手は現DEEPライト級王者で『黒さは強さ』でおなじみ武田選手です。
今年は新型コロナウイルスの影響がそこまで無いと思ってたんですが、オミクロン株は読めませんでしたねぇ。村田vsGGGのメガカードも延期になりました。
RIZINでもその影響は大きく、今年はジョニー・ケース、トフィック・ムサエフを始めとした多くの外国人選手の入国がなくなってしまいました。自分は大晦日ムサエフはサトシとのダイレクトリマッチか武田選手との試合が見たかったので、ちょっと残念でした。

しかし考えると意外と勝負論があるこのカード。純粋な立ち技技術と破壊力はベイノア選手で、武田選手はお世辞にも立ち技がうまいわけではありません。最大の武器はレスリング力と最後まで前に出続けるタフネスの武田選手は攻撃を食らっても食らっても前に出る根性ファイトを行うでしょうが、一発の破壊力を持つベイノア選手に無策で前に出たら…

ワンチャン大金星がなくもないこのカード。
正直どんな結果であれ現DEEP王者を倒したらベイノア選手は本気でMMAやってほしいですね。あと2人とも26才の同い年ということがこの両選手を調べて1番驚いたことです。


⑨浜崎朱加vs伊澤星花

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Hama Champも4年連続大晦日出場ですね。
この人の存在感は堀口恭司レベルだと最近気づかされました。今年のRIZINも2試合出場、うち1試合はメインですからね。
当たり前ですがその団体でメインを張ることができる選手は少ないです。さらにその中でもそういう女子選手はもっと少ない印象を受けます。
その中でRIZINにRENA、浜崎朱加というスターが引退や団体の移動なくここまでいてくれていることは本当に特別な事ですね。マジでONEに行かなくて良かった。

そして今年の大みそかの浜崎チャンプの相手は現DEEPのストロー級王者伊澤星花選手。柔道、レスリングの多大な実績でMMAに殴り込みしたらわずか3戦でDEEPの王者になりました。これは別にDEEPのレベルが低いわけではないんですよね。昔から国内の女子MMAに力を注いできたDEEPですのでそのベルトも簡単ではないんですよ。
さらに一戦一戦の成長も凄まじく、組技バックボーンですが同じく大晦日に出場するストライカーのパク・シウ選手にうまく対応して勝利するなど、成長速度が最早サイヤ人です。

現在この階級では最強と言ったって過言ではない浜崎選手と日本MMAの超新星の伊澤選手の試合はおそらく生放送はされませんが、格オタにはおなじみジャン斎藤さんが提唱したRIZINは休憩前に盛り上がるカードを置く傾向にあるという論で見れば今大会注目必至のカードであることは間違いありません。

最近は何かを残すために、そして自分を燃やし尽くすように戦っている浜崎チャンプの魂の輝きを目をそらさずに見たいです。


⑩RENAvsパク・シウ

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生放送先陣を切るカードはRENAの連続参戦から始まります。
発表の時は流石にRENA酷使しすぎじゃね?と思いましたが、出れば出るとでテンションが上がっている現金な自分です。意外と同じ考えの人間は多くいると心では思ってますが皆さんはどうですか?

相手のパク・シウ選手は韓国人で現在日本に拠点を持つバリバリのストライカーです。素人見立てですががっちりかみ合うんじゃないかと思いますね。あとパク・シウ選手はどっかのタイミングでRIZIN出るとは思いましたが、いきなりの大物喰いのチャンスとは…
ここをガッツリ喰うは喰うで面白いですが、ここ最近のRENA選手のMMA適応状態を見ると厳しいカードかなと率直に思います。具体的にはキャッチされやすい蹴りを出さなくなりましたね。女子の場合は男子より組技軸の選手が多いと思うので、それらのような寝技の展開を誘発するアクションをしないだけで立ち技の展開の強さが際立ちます。

おそらく寝技にはいかないこのカードはフィジカルはパク・シウ、テクニックではRENAと大雑把な見方ができます。試合展開は距離をつぶしたいパク・シウと距離を作って試合を作りたいRENAでパク・シウの全身をRENAが蹴りで止める展開になると思います。しかしどこかでお互いのパンチが交錯する場面が出るでしょう。そこが最大の見どころですね。

個人的にはそろそろRIZINは朝倉未来軸でフェザー級の整備を行ったように、RENA軸で女子ストロー級を作るのかなぁと2年前くらいから思ってますが皆さんはどう思ってますか?


⑪ホベルト・サトシ・ソウザvs矢地祐介

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サトシは今回初の大晦日なんですね、正直意外に感じました。あと超個人的な話ですが、RIZINに出ている選手の二つ名皆さんだれが好きですか?
堀口恭司なら『史上最強のMade ㏌ Japan』、朝倉未来なら『路上の伝説』、那須川天心なら『神童』ですが、執筆者が一番好きなのがサトシの『カナリア色の大和魂』なんですよね。

そんなサトシの初防衛戦の相手は今年大復活を遂げたブランニューヤッチ君です。2019年からの大スランプを脱出して国内王者を撫で斬りにしました。公私の勢いそのまま王座まで駆け上がれるでしょうか。

今回の試合のカギはサトシの立ち技です。もちろんサトシ最大の武器は圧倒的な寝技力ですが、接近して組むためにサトシがよく使うのが長いリーチを生かした右の踏み込んでのパンチと右ハイキックです。
ハイキックは意識を上に向けることと体の状態を上にあげることでタックルが決まりやすくなる効果があり、右の打撃は立ち技のメインウェポンとして、また寝技の攻防後に打てば下に意識が向いている相手にスコーンと当たりあわよくばko、そうでなくとも相手との距離が近いので組み付きやすいというメリットがあります。

戦い方についてはヤッチ君チャンネルのある動画で練習仲間であり元ONEライト級チャンピオン青木真也御大がカギになる言葉をおっしゃっていました。
『次の試合はストレスを与え続けて相手の勝ちの型にハメずに負けの型にハメるようにすれば崩れてきますよ、相手が勝手に』

おそらくサトシ有利で考えられるこの試合は長期戦になればヤッチ君に勝機があると思いますが、前回のvsムサエフ戦でもサトシはその予想をあざ笑うように一瞬で三角締めで極め切ってしまいました。
ヤッチ君は裏にやっている紅白に掟破りの局またぎプロポーズをかませるでしょうか。


⑫斎藤裕vs朝倉未来

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この一戦が今年の大晦日になるとは思いませんでした。ましてやメインやタイトルマッチではなく。
おそらく今年の大みそかは順当にいけば斎藤チャンプはクレベルと、朝倉未来はケラモフというガチカード予想でしたがコロナの影響やクレベルに関連した一連の騒動でおしゃかになってしまいました。
不幸中の幸いはクレベルがまたRIZINに参戦してくれることでしょうか。ここでクレベルが流出したらRIZINフェザー級戦線は一気に締まりのないモノになる危機がありました。和解してよかったです。

今回の試合で特に注目したポイントはリマッチなのに勝敗予測が難しい事なんですよね。基本的にMMAのリマッチは結果はどうあれ最初勝った方が勝つ予測をする人が多いイメージなんですが、前回ほどの圧倒的な差ほどではないですが朝倉選手を勝つ予想をしている人が多いイメージなんですよ。
この現象は朝倉選手のカリスマ性がなせる業かどうか真相はわかりませんが、まぁまじめに考えると大幅なスタイルチェンジが影響していますね。

昔の朝倉選手は鋭い左の蹴りで間合いを支配して相手が飛び込んだ際に右フックのカウンターを当てるというものですが、そのスタイルと朝倉未来幻想に最初にほころびを入れたのが斎藤選手です。その後は炎上騒ぎやその年の大みそかに参戦してはがれた幻想をまといなおしましたが、東京ドームでクレベルに全部ぶっ壊されました。Twitterで未来アンチだと思ってた人が郷愁を抱いたという内容のツイートをしてて、改めて朝倉未来の存在の大きさを感じました。

朝倉選手が今現在体現したいスタイルは鍛えたフィジカルと鋭い打撃で立ち技の展開を作り、そこにタックルを混ぜてよりMMAらしいスタイルにチェンジしました。
ですがよく考えるとこのスタイルは斎藤選手とおんなじなんですよね。
自分を奈落の底に落とすきっかけを作った男に皮肉にも似たスタイルで這い上がろうとする朝倉選手ですが、おそらくあの2人は反りは合わないでしょうが強くなるための道筋がおんなじなんでしょう。
出合い方がちょっと違えば意外と仲良くなってそうですね。

斎藤チャンプも今年は苦労の年でした。
RIZIN2戦目でつかんだ王座ですがメディアが主語にするのはずっと朝倉未来。ですがチャンプはそんな周りの状況に動じず、また東京ドームで難敵ケラモフとやって反則の多さに辟易しても動じず。
クセ者だらけのRIZINフェザー級で1番やばいのやっぱこの人ですね。一般人の顔したジョーカーです。でもそのやばさを始めとした魅力にRIZINのファンたちが気づいていったところに、自身がメインを務める大会でさらにタイトルマッチを要求したチャンプです。タイトルマッチなんで生半可な相手が来ないことを承知で要求しました。やっぱ恐ろしい人ですね。
試合はチャンプ有利に進んだものの現DEEP王者の牛久選手の隠し武器左膝によるカットで敗北してしまいました。

もちろん不利な試合運びをされながらも一瞬の隙をものにした牛久選手はすごいです。ですが普段静かな斎藤チャンプが感情をあらわにしたシーンが何よりの衝撃でしたね…

今年話題になった”華”というものは多分みんなそれぞれの華があると思いますが、少なくとも斎藤チャンプはその敗北で自らの華を証明したことは、間違いないと思います。
日向で咲き誇る華と日陰で耐え忍ぶ華。どちらが正しいかどうかはわかりませんが少なくともケガをしながらもこの一戦を日本を盛り上げるために大晦日出場を決めたこの2人の選手には”華”があることは間違いないです。


⑬那須川天心vs五味隆典

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いやーついにこんな日が来るなんて…
自分の那須川天心との最初の出会いは2016年大晦日のMMAルールですね。
最初は右腕に明らかに異常をきたしてる選手が何で出てんだ!とびっくりしましたが、調べてもっとびっくり。29日にすでに1戦やっててそこで右腕を極められながらも勝ち、31日の連続参戦をアピールしました。
ここからもう神童の戦いは始まっていましたね。

というわけで説明不要の那須川先生です。
今の格闘技ブームを作った一人でありもうここでは書ききれないほどの偉業を成し遂げてきましたが、まさかその終わりが強すぎて相手がいないだなんて…
那須川先生は漫画のような勝ち方で会場を沸かせてきましたが、本人は漫画よりすごい存在になりました。漫画なら次の強者が出てくるところですが、あの人の前には結局出ませんでしたもん。
だからこそ例の1戦楽しみです。

相手はこちらもスーパースター五味隆典。
なんだかんだ五味さんが出ると違いますね。ライコン87で最後ちょろっと出ましたが、それだけでもインパクトが強い。

しかし体重差約20キロは正気の沙汰じゃあありませんね。
ですが考えてみてくださいよ。この2人が戦うってことは大晦日にscaryと永ちゃんが流れるわけですよ!これでテンション上がらない格オタいたらそいつに赤い血は通っていませんって。
この試合を120%楽しむ方法は両者の入場で頭トバして、2人のうまいマイクで緩やかに現実に戻るくらいがちょうど良いです。
例の1戦への影響だったり体重差なんて一回忘れてスーパースターの競演に身をゆだねましょう。そして…

那須川天心のRIZIN LASTDANCEしっかりと見届けましょう。

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⑭おわりに


 今回も長々とお付き合いありがとうございます。
RIZIN.33は大晦日フジテレビ18時から5時間生放送でお送りしますので、会場にこれなかった人やチケットが買えなかった人、買うのにためらいがあった人でも一緒に盛り上がっていきましょう!

 ここまで読んでいただきありがとうございます!

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