【読書】『愛着障害』【愛着は人間関係の土台なのです】
キッカケは『カサンドラ症候群』を読んだこと。
「愛着障害」に興味をもったしだい。
人間が幸福に生きていくうえで、もっとも大切なものは、安定した愛着である。
愛着の問題は親子関係を直撃しやすい。
とはいえ、問題のなる親に育てられながらも、立派に育った人の例は本書にも登場する。ほかの本にも例がある。
進学、就職、パートナーとの出会い。そのどれもが「愛着障害」の克服につながる。
しかし、裏を返せば、どれもが「愛着障害」のキッカケにもつながるのではないだろうか?
軽度なものから重度なものまで、この方向に向かうこともあれば別の向かう方向に向かう、あの人にはこうだがこの人にはこうだ、元気なときと疲れているとき、などなど。
「愛着障害」と言われるとギョッとするかもしれないが、パターン、スタイルと言われると、ある程度はありそうな気がする。また、ときどきそういうことをしているな、されているなと感じることもあるかもしれない。
「愛着障害があるかないか」という視点で読むべきなのかもしれないが、そうではなく「何かに問題がある」と感じたときに愛着の観点から捉え直してみると、解決法が見つかるかもしれない。
人間が幸福になるための土台が「愛着」であるとすれば、人間関係の土台も「愛着」である。
「愛着」の視点が抜け落としてはならない。
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