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私にとってのゆたかさってこんな感じ

コロナ自粛になる前から、
本当の幸せって何だろう、ゆたかさって何だろうって
そう思いながら生きてきました。

子育てをしながらも、
私が未来に繋げていきたい思いって何かな?って。

私の中で答えは漠然としてるけど、
今一緒に生きているパートナーである主人の信念を聴くと
肩の力が抜けて、あぁ、この人と一緒になれて良かったなって
そう思うので、
紹介したいと思います。

私は結婚するまでは
女性も社会に進出し、バリバリ仕事をしながら子育てをすることが
幸せだと思い込んでいました。

それでそうしていたんだけど
体力気力が付いていかず、
何度も仕事から離れる経験をしました。

私が要領悪いだけだったり
弱いだけだったのかもしれないけど
今振り返って思うのは
命を育てるっていうかけがえのない仕事を
させてもらっていると言う事。

いつもいつも限界になり
病気が歩みを止めてくれるような生活は
自分を見直すいい機会でした。

何もない、失ってみて初めて
私が今当たり前に持っているもののありがたさに
気が付けるようになりました。

主人は


「俺はもう子供を二人授かり、育てて命を繋いだ。
だから人間として生まれてやらなきゃいけないことはもうやった。
あとは楽しむだけだ」

そう言います。

この出会えた家族で楽しく生きていけばいいと。


はぁ、でも私、家事や育児だけで人生が終わるのは嫌だなぁ。。。

そう思っていたんです。
仕事してた方が楽な事もあるし。達成感もあるし
お金ももらえて好きなものが自由に気兼ねなく買える。

そんな私に主人は、


「家事が嫌な時や出来ない時は助け合えばいい。
好きな物も自由に買えばいい」

そんな風に言います。


私が好きな事をして、にこにこ楽しそうに笑ってる姿を見るのが
嬉しいのだそうです。

それホント??男の人ってそうなの??

衝撃でしたが、

何だろ、守られて生きる事の幸せさに包まれて
私はどんどん無力になって行くような気がしています。

なんか、過去に私が求めていたものは何もなくって
地位も名誉も、稼ぐ力も、収入も、人とのつながりも少なくなりつつあるし
声かけてくるのはネットワークビジネスのお誘いだったり。。。

寂しい人生だなと思っていたんだけども。

主人の言う事を信じてみて、自分を大切にすることを
意識するようにしてみて、
身体や心のケアをするようになってからというもの、
家族の洗濯物を干してるだけで幸せを感じたり
朝起きて見る空の美しさに感動して幸せを感じたり、
子供たちが楽しそうに笑顔で過ごしていると幸せだったり、
しんどそうにしてる時はサポート出来る自分でいることが
とてもありがたかったりと
心が変化して行ったのです。


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昔は仕事を辞めたら今度は子供たちが何か成果を出すことが
私の幸せでした。

 だから体調崩して結果どころじゃなくなった彼らを見て
私のステータスみたいなものが失われたような気がして。

幸せが周りの状況で変化してしまっていたのです。

最近は、家族の状態が嬉しいことが多いときも
哀しいことが多いときも、苦しいことが多いときも
一緒に乗り越えようと思える家族と出会えていることが
幸せだなと思えるようになりました。

私一人に家事や育児を任せっきりにするわけじゃなく
二人で考えてやろうという姿勢で居てくれる主人がいて。


思うようにやりたいことが出来ない自分を受け入れて
心を穏やかに保てるよう気持ちを切り替える自分がいて。


人と比べて立ち位置を確認する作業が忙しい思春期の子供達が居て。


周りが当たり前に出来てるようなことが出来ない自分と向き合って
乗り越えようとしている姿に感動したりしている。

人生思い通りに行ってる人とは心の在り方が違うかもしれないけど
努力と根性、知識でどうにかならないこともあると
育児を通して知りました。

どんな状況でも、
例えば、、、

台風が来ている中でのキャンプになり、
雨だからと文句言うでもなく
ご飯作るとき雨振ってなくてよかったね~~とか
雨なら雨で近くの温水プールに出向いて楽しんだりとか。

真冬でお水しか出なくなった温水器に、腹を立てる事もなく
楽しそうにお湯を沸かして湯船にお湯を張ってくれる子供達。とか。

私が朝ごはん作れないくらいダウンしてしまっても
自分で起きて朝ごはん食べて部活に行ってくれた息子、、とか。

人を責めない、ある状況を受け入れる、そんな子供たちや主人に
感謝が溢れて来るのです。

あぁ、私は今まで甘やかされて生きて来たんだなと
そう思うんです。

私にとってのゆたかさは、
家族がお互いの状況を受け入れながら
そこから出来るほうやある方に目を向けて
楽しく毎日を過ごせること。

「おれ、この家族だったらどこでも、無人島でも過ごせると思う」
そう息子が言ってくれたこと。

こんなにも物質的に豊かな時代に合って
そんな風に言ってくれる子供に育ってること。

それがゆたかさだなと思うのです。

家族で何かしてる時が一番幸せでゆたかです。

自粛期間は不安はあれど幸せでした。
世間の忙しい時間に振り回されずやりたい事を
毎日探してやることが出来て。

それもいつまでに何かしなきゃ!と追われる感じもなく過ごせて。

ホントありがたかった。

本当のゆたかさは、物質を求めず、お金を必要以上に求めず
ゆっくりゆったり心の赴くペースで生きられた時
自然と溢れて来るものなのかもしれないですね。

今はそんな風に感じています。



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