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実績を開放しました!「後悔」

ここ最近のマイブームは後悔とアンティークボタン。
昨日自分史上一番デカい後悔に出会うことができたので、報告がてらまとめたよ。

実家から帰る高速バスの途中、いつも聴いているのと違う曲が聴きたくなって、なんとなくコブクロを選んだ。たいさんがコブクロ好きで、カラオケで知ってる部分だけ一緒に歌うとハモってくれるのが楽しくて、私も少しコブクロが好きになった。下に貼っている歌は、サビがシンプルで覚えやすいのにハモリが綺麗で私のお気に入り。(サビ以外うろ覚えだけど)


歌っているコブクロを映像でちゃんと見るのは初めてだった。
最初は小渕さんやってることやばすぎんか?とか黒田さんって声はもちろんだけど歌ってる姿もかっこいいなーとか思いながら見ていた。後半になると二人の歌声がどんどん熱くなって、盛り上がりが最高潮に達するのだが、「こんなに熱くぶつけ合っているのになんて綺麗なんだろう。いやぶつけ合うというより、まさに「響きあう」だな…ああなんて素敵なんだろう。」と感動してちょっと泣いた。
「そもそもタイトルからいいよな…2人の心で1つの曲を歌いあげるって、まさに一心同体だよな…」と考えたあたりで、小学生の頃を思い出した。

小学6年生のとき、自分で選んだ四字熟語を書く習字の授業があった。そこで一心同体を選ぶくらいには私はこの言葉が好きだった。バスケがきっかけで選んだ言葉だった。当時私には相棒と呼べる存在がいた。彼女とはポジションも性格も真逆だったが、プレイ中は通じ合う瞬間がたくさんあった。初めはコーチに言われてやってただけだったかもしれないけど、2人の思惑が嚙み合って得点につながって、やがて互いへの信頼になることが私の喜びだった。彼女の気迫や覚悟を感じ取ってコート上で応えてきたし、それができる自分が好きだった。これが自分にとっての「響きあう」だった。別に言葉にしたことなんて一度もないけど、一緒に乗り越えてるんだっていう感覚がお互いの間に間違いなくあった。あの時も、この時も…と思い出しているうちに、もっと涙が出てきた。

もうあの時間は帰ってこない。もう二度と一緒にすることもない。あの子のこと好きだったんだ。どうして辞める時にこのことが浮かんでこなかったんだろう。なんで思い出せなかったんだろう。いつ喜びから単なる作業になってしまったんだろう。

私は初めてバスケを辞めたことを後悔した。
後悔ってつらくて、苦しくて、悔しい。
それでも、私が大切にしていたものがやっと帰ってきて、なんだか嬉しくて複雑だ。
これからどうやって「響きあう」瞬間を新しく作っていくか、それを考えながら生きていけたらいいな。

きちんと後悔できて安心した。私に目標や夢がないのは後悔できないからじゃねと最近気づいて、ずっと何か後悔したいと思っていた。勉強しなくてテストの点が悪かったとか、いらん事して人を怒らせたとか、そういうプチ後悔は今までもあったけど損失を避けるためのフィードバックでしかなくて、活力にはならなかった。

ちゃんと後悔できれば、正しさの証明とか、他人に振り回されることとか、そんなしょーもないことから仮初の願いを作ることもなくなるだろうし、縋ることもなくなるだろう。いっこステップアップした実感がある。過去の自分を全否定アンドぶっ壊して新しいものを作るんじゃなくて、「いやいや!ここに来るまでに君が必要だったよ!よく来てくれたね!」って今までの自分を労ってアップデートできる感じがすごくポジティブで心地いい。

とりあえずコブクロに感謝して今回は終わろうかな。

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