見出し画像

思い出のきれいな残し方

私には今、どうしてもきれいに残しておきたい思い出がある。
その日、目に入れたもの、聞いたものはもちろん
自分の一言一句、一挙手一投足、感情すべて記憶に残したい。
(そんなことずっと動画でも回してない限り無理 笑)

忘れたくないが故に、何もしていない時はずっとその日のことを思い出し、写真を見返して脳にこびりつけている。
でも人間の記憶なんて徐々に薄れていくものだ。
こうしている今も少しずつ何かを忘れていっているだろう。
その事実が既に悲しい。
1週間後、1ヶ月後、1年後どれくらい覚えていられるのだろう。

それともう一つ悲しいと思うことがある。
その日の思い出には自分ともう1人登場人物がいるのだが、
もし今後相手のことを嫌になるような(相手から嫌われる)ことが起きたら、
疎遠になるような出来事が起きたら、
その日のことは思い出さなくなるんだろうか。
はたまた、きれいな思い出ではなくなってしまうのだろうか。

思い出の後先を考えたら寂しすぎるね
騒がしい未来が向こうできっと待ってるから

ここまで書いて天下のお嵐様の歌詞を思い出した。
今まで何気なく聴いてたけど、
「思い出に囚われなくても、もっと楽しいことがあるよ」そういうことなのかな。
だとしたら国民的アイドルとその作詞家さんを信じて、
これから先、起きる楽しいことを待てばいいのかな。

とは言っても、やっぱりアルバムやホームビデオのように、
あるいはホルマリン漬けのように、標本のように
思い出もきれいな形で残しておきたいという気持ちに変わりはないのだった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?