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お笑いライブ感想雑記 (2020.11)

記憶に基づいた個人の感想です。
ふわっと読んでもらえるとうれしいです。

2020年11月15日(日)
大宮セブンライブ

出演はGAG、マヂカルラブリー、囲碁将棋、タモンズ、ジェラードン、すゑひろがりず。
現在の大宮セブン所属メンバーが勢揃い。
初の大宮セブンライブ。どういう構成なのかまったく予備知識がないまま観に行く。
この日は、M-1グランプリの準々決勝直前だったので、どの組もぴりぴりとしたムードで、客前で漫才の最終調整をするのかと思いきや、ネタ披露は一切なく「組体操選手権」と「ダサ走り王決定戦」という企画が全力で決行されていて、むちゃくちゃ笑った。
一周回って「これが賞レース常勝軍団の大宮セブンか」という変な凄みすらあった。
GAG福井さんが、囲碁将棋文田さんを煽って「エキシビションマッチじゃ!」とダサ走りエキシビションマッチに持ち込む流れが最高にプロレスだった。ストロングスタイル。
しかも福井さん普通に負けてた。笑った。
福井さんのルックスだけをみて、ハイセンスなコントをやる、おしゃれでスマートな芸人さんだと思っていた過去のわたしへ。
彼は、息をするようにステージでパンツ一枚になって、ダサ走りをする男です。

2020年11月21日(土)
おおみや差しライブ~すゑひろがりず・ミキ編~

オープニングトーク、ネタ、企画ゲーム。
亜生くん、かっこよすぎてびっくりした。
顔がちっちゃくて、頭のかたちがきれいで、ゆるっと着たシャツとパンツのシルエットが絶妙におしゃれ。くしゅくしゅの茶色い髪がトイプードルみたいで、ニコーッと笑うのを見た瞬間に、脳内が「亜生くん♡♡♡♡」となってしまった。亜生くんしか勝たん。
はじめて見るミキの漫才は、台本とアドリブの境目がまったくわからないくらいに、とにかく楽しそうで、とにかくパワフルだった。その空気感のなかで、わたしも楽しい気持ちになって大笑いしてしまった。

すゑひろがりず並びに~ロングロング編~
オープニングトーク、ネタ、企画ゲーム。
すゑひろがりずとロングロング、養成所時代からの仲間で、いっしょに住んでいた時期もあったそうな。それぞれを、たーちん、まーくん、たっちゃん、南條と呼びあいながら、思い出話がとまらない。というか、南條さんだけ南條なのじわじわ来る。
芸人さんの下積み時代のエピソードは、青春のにおいがする。実際は、楽しいことばかりではないのかもしれないけど、外側からみるそれは、ひたすらにきらきら輝いてみえて、まぶしくて、なんだかうらやましい。
すゑひろがりずのこの日の漫才は、アドリブがとても印象的で、おもしろかった。
アドリブでかけあいながら、おふたりとも、素で笑っているようにも見えた。
漫才をおえて袖にはけるとき、南條さんが、さっきのアドリブの余韻で、うつむきながらくくくっと笑っていた。その横顔はハッピーな光景としてずっと心に残っている。
劇場からの帰り道は、頭のてっぺんからつま先までひたひたに満たされている。
こんなに楽しい夜があるのなら、明日からも頑張ろう。いつもそんな気持ちになる。


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