お手洗いのドアに思い出の写真をたくさん貼っているのには訳がある
トイレのドアを開けて、中に入って、蓋をあけて、ズボンをおろして座ると、夫と二人で旅行した写真が目に入ってくる。
トイレのドアに思い出の写真がたくさん貼ってあるからだ。
誰がこんなところに写真を貼ったんだ?
私です。私が貼りました。
写真を見るたびに旅の楽しい記憶を思い出す。夫とどんなことを話して、何を食べたのか。写真を撮った時のシチュエーションも、比較的はっきりと思い出される。
個人の性質によるのかもしれないけれど、私は比較的マイナスなことをよく覚えていてプラスなことは忘れてしまいがちだ。
だから楽しかったこと、嬉しかったことを写真にして日常的に目に付く場所に貼りだしている。そうすれば、定期的にプラスな感情を擬似的にだけど蘇らせることができるから。
とある人が「夫婦関係を維持するのには努力が必要」と言っていた。他人同士が一緒に生きていくのだから、そりゃそうだなと思っている。
この日記も、トイレの写真と同じだ。
同じ動機で、書き始めた。
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