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スピリチュアルズ〜「わたし」の謎【記事13本目】

橘玲著「スピリチュアルズ」を読了しました。

 自分がどのようなタイプか気になる人は多いと思います。血液型で性格診断をしたり、自分が勇者タイプか、戦士タイプか、魔法タイプか、回復タイプか、といったタイプ分けをした覚えがないでしょうか。
 この本は、トランプ大統領が選挙に勝った事例などを示しつつ、人間がどんなタイプになるのかを最新の心理学の研究などと絡めて説明してくれます。
 読み終わったときに、自分がどのタイプにおさまるかを考えるきっかけになりました。

外向性と内向性

 外向性が高い人は鈍感で、外の世界へ新しい刺激を求め、内向性が高い人はポジティブにもネガティブにも敏感で、いつもの場所でいつもどおりの日常を楽しむ。といったイメージをもちました。
 クラブやフェスにいってみんなと盛り上がる人は外向性が高い、美術館や図書館でのんびり1日を過ごす人は内向性が高いといった感じでしょうか。

楽観的と悲観的

 楽観的とは、強いストレスにも強い幸福にも鈍感な人のことであり、悲観的な人とは、強いストレスに潰される可能性がある代わりに、強い幸福に敏感な人のことだそうです。
 タンポポはどんな環境でも花を咲かせますが、その花は小さい。ランは条件がそろった環境では大輪の花をさかせます。
 楽観的と悲観的は、いい悪いではなく環境への適応の違いなだけだそうです。

同調性

 村八分のように、仲間はずれはたいへん居心地が悪くなります。社会人の悩みのトップ3に、職場の人間関係はほぼほぼ浮上します。
 同調性が高いとコミュニティに受け入れられます。同調性が低いとコミュニティからはじき出されます。
 この同調性も、いい悪いではありません。同調性が高ければ周囲に溶け込むことができます。反対に同調性が低ければ近場の人からは変わり者扱いされるかもしれませんが、有事に敵国の人を助けるなど独自の判断で自らの正義を行うことができます。

共感力

 他者の気持ちを感じられるのが共感力だそうです。他者の気持ちを理解するのはメンタライジングといって共感とはまた別だそうです。
 共感力高さによって他者とつながることができますが、共感の低さによって冷静に現状を見定める力にもなるそうです。

まとめ

 「スピリチュアルズ」から外向性・内向性・楽観的と悲観的・同調性と共感性を知ることができました。
 次の記事もスピリチュアルズについて書こうと思います。
 それではみなさん、よい1日をお過ごしください。

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