マンガのリアル展示会出品作品を、AIに相談した話
コルクラボマンガ専科、有志卒展が終了しました。遅くなりましたが、卒展出品作品をどうするか、3月はさんざん迷ってたので、それを振り返って。
会場内はこんな感じでした。
出品する絵を1週間以上考えて、一向にまとまりません。
点数は2枚。数枚の原画をひとくくりとした連作で、水彩原画の額と肖像画の額を出品しようと思いましたが…
今までに描いたショパン関係者は40人くらいかな。家族友だちの音楽家、詩人、出版社、小説家などいろいろ描きました。
その中で出来の良いものをリアル展示で見せたい。肖像画が好きなんじゃーー!!
しかし、マンガ卒展に来るような人は、こういう肖像画には興味ないだろうなぁ…。作者が見せたい以上の必然が薄い気がした。
悩んだ末、流行りのAIさん(チャットGPT)に聞いてみました。
ふーっむ。
チャットGPTさん的にはOKというか、そうじゃないというか。
なんかいいこと言ってるようで、ふわっとしてますね。どっちでも取れる感じ。
模写ではあるのですが、別に実物の絵をそっくりにとか、写真そっくりとか、そんな感じに描いてるわけじゃないんです。ただ、その人が知りたい、彼らのエピソードをイキイキとした目に見える形にしたいんだと思います。『自分が今後もやりたいこと』は、マンガというコマ枠と時間のあるスタイルで、エピソードを視覚化する、かな。キャプションのカードの文面はこれにしました。
もう一枚の絵もAIさんに聞いてみました。
こちらは、鉛筆と水彩のラフだと、リアル展示としては淡すぎるという悩みです。
前作の『絵本・フリッチョ』の原画を入れてみました。ペンを使うと主線がはっきりするし、色も水彩紙にきちんと塗っているので絵としては映えます。
でも卒制の漫画作品ではないので、やや唐突な気もします。ので、そのあたりをAIさんに聞いてみました。
もっともらしいことを言ってきますねぇ!
テーマ…テーマですね。
今回卒制のために作った作品の原画、他の人と違う手段・手法でかつ、他の人にも刺激になるとか役に立つと思われるものを出す…が、今回の自分のテーマ。
展示作品はこうなりました。
上の2枚は、アナログで描いてるけどページの上では3枚を合成したよ見本。
次の2枚は、単に子どもの動きがカワイイから外したくない。
下の3枚は、自主本を作った時の表紙・裏表紙・奥付挿絵に使った、はっきりした水彩画。
コンセプトをキャプションにしてみます。
しかし、なんでしょうね。会場では絶対受けないという自信がある。受けなくはないけど、反応が予想できますね。
疲れて気弱モードになってきたかな…。それでまた質問してみます。相談相手として依存性があるな、これ。
ほおお。この辺で帰宅した相棒氏に、回答を読んで聞かせたら、「なにそれ?新手の星占い?」とか言われました。
…!🤯
こう、限りなく一般的・模範的な答えで、回答者という人物の個性が見えないという意味では、確かに星占いっぽいですね。
なんか面白いこと言うな、コイツ…。
でも、流行りのAIだと言ったら、手のひら返したぜ!!
そんな思いを乗せて、展示会に出品しました。うまく行ったところもあるし、うまく行かなかったところもあった。うまく行かなかったところは、今後の課題ですね。自分の実力を見極めるというか、そんなに急速にパワーアップして理想に近づけたりはしないので…。
試行錯誤しながら少しずつ…。
なにより、失敗したから、受けなかったからと発表引きこもりになるのは止めよう。このnoteにも、できるだけ書き込もうと思います!
発表の細かい失敗にめげないのが今年の目標。トライ&エラー&エラー&エラーでやるしかないのだ!
紙の本も作りました!
紙の本になった途端に、もう一度読み返すアタシ。紙はいいなぁ。うん。電子書籍でもいいけど、物として存在する、自分の満足度はここがひとつのゴールな気がします。
50冊しか作らなかったのですが、気づいたらあと1冊。配布用にもっと作ればよかった。
とにかく展示会は終わりました。
展示会を作ろう一緒に頑張った仲間と、盛り上げようとしてとしてくださった方々、見に来てくださった方に感謝を。
本当にありがとうございます!
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