ChatGPTを活用した課題解決DXの提案
1.概要
古い日本の大企業の重役のかたがたであれば、「組織改革が進まない」というお嘆きをお持ちかもしれない。
往々にして組織の問題と到達すべきゴール、そこに至る手段が明文化されないまま、学習教材をばらまいたりしているケースが散見される。
そこで、計画立案時の助けとしてChatGPTにアプローチ方法のアイデア出しを依頼する方法を提案する。
2.実施内容
下の例ではまずChatGPTのAPIをgoogleスプレッドシートで実行できるよう関数「GPT」として組み込み、次に出力結果セルに「=GPT($D3&"解決方法を5つ提案し、それぞれの実施の際の課題を予想してください。",2000)」と設定し実行した。(2000文字以内で出力せよ、の意)
スプレッドシートを開く都度、回答が自動生成されるので対話式入力の手間がないわけだ。
3.感想
OODA的には「まずは観察し現状把握し、方針を立てる」のが最初であろうが、その際の観点としてこれだけ人間が思いつくのは数秒ではできないだろう。現状と比較しすべてが有効であり、漏れがないかどうか、それは自分で判断するしかないが、少なくとも思考の材料出しと明文化したロードマップ作成の第一歩としてはまずまずなのではないか。おそらく多様な課題解決の場で応用可能なはずだ。
(課題に対してChatGPTで解決法と更にその課題を出力するアイデアは楠浦崇央先生のアドバイスによるものです。感謝申し上げます。)
※事前に拡張機能-Apps Scriptの⚙歯車のとこ プロジェクトの設定のとこに別途ChatGPTの認証キーをAPIKEYとして設定要です。
function GPT(query) {
//APIキーを読み込む
const SECRET_KEY = ScriptProperties.getProperty('APIKEY');
//ChatGPTのAPIのエンドポイントを設定する
const url = "https://api.openai.com/v1/chat/completions";
const messages = [
// {'role': 'user', 'content': '文末を「ニャン」にして出力してください。'},
{'role': 'user', 'content': query}
];
//OpenAIのAPIリクエストに必要なヘッダー情報を設定する
const headers = {
'Authorization':'Bearer '+ SECRET_KEY,
'Content-type': 'application/json',
'X-Slack-No-Retry': 1
};
//OpenAIのAPIリクエストに必要なヘッダー情報を設定
const options = {
'muteHttpExceptions' : true,
'headers': headers,
'method': 'POST',
'payload': JSON.stringify({
'model': 'gpt-3.5-turbo',
'max_tokens' : 1024,
'temperature' : 1,
'messages': messages})
};
const res = JSON.parse(UrlFetchApp.fetch(url, options).getContentText()) ;
return res.choices[0].message.content;
}
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