#24 調べ学習が苦手

以前資料探しについて書いたのだが、ここ最近で私の資料探し及びまとめ能力が著しく欠如していると自覚することになる出来事があったため、同様の内容になってしまうが再度考えることにする。

大学院の演習科目で、グループ課題のはじめとして、与えられたテーマに関してそれに関する題材を自分で見つけてきてその紹介や今後の検討方法を個人で発表するという流れがある。題材に関して調べてきたことを発表して3回目に全員分の題材から3つの題材を選んで各題材で1グループを組むという形式になっている。

私が調べてきた題材はもちろん選ばれなかったが、選ばれる選ばれない以前の問題であったよう受け止められた。他の人は、選んできた題材に対して参考にする実在の構造物に関する具体的な資料を提示したり、モデル化を自分なりに具体的に考えてきたものを簡単な図などに整理して発表を行っていた。一方で、私は気になった題材をなんとなく示すだけで参考となる建物の資料も持ち寄らず具体的に計算するわけでもなく問題点を整理しているわけでもなく提案として具体性に欠ける発表をしていた。

自分で発表の準備をしていても、私は何をしたいんだという感じでふわふわした感じであった。学部時代にもこういうことは何度かあり直そうという動きはしてこなかったが、さすがに直さなければならないと感じる時期になった。

私は今年就活を始めており、何社か説明会に伺っている。その際に社員の方は自分で資料を調べて勉強をしていって知識を増強していき仕事として成り立っている印象を受けた。

現在の私のように、まともに資料調べができない人間に説明会で伺ったような仕事は務まらないのではないかと不安になった。また、現在私が志望している業界に限らず、わからないことは自分で調べ提案したり仕事をしていくことはどの業界にも求められることだろう。そうすると、私は大学院に進学してまで社会人になる資格すらないのかもしれない。

そこで、社会人としてまともな資料調べができるように、現在の自分が資料の調べ学習が苦手な理由を真剣に考えたい。まず、大まかに理由としては7点挙げられた。前半は資料調べのテクニック的な側面、後半は私の性格に依存する側面から紹介する。

①検索能力が無い
社会人というよりは、ネット社会に生きる人間としてこの能力が低いと思う。調べたいことを検索してもなかなか出てこない。検索ワードを工夫しても中々出てこない。だから時間をかけても最終的な結果は薄っぺらく見えてしまう。

②資料をネットからしか探せてない
現代ではネットで検索することがほとんどで便利な一方、使いこなせていないと思うことがあったり他の資料探しの手段に馴染みがない。ネット以外の資料の最たる例に書籍があるが、図書館をウロウロして終わるといことが何回か有った。ちなみに、私は読書は好きである。調べるために読むというのは少し抵抗がある。

③第一の目標を立てられない
これは卒論が終了してからも思った。とりあえず進めたいという一心で進めていると、自分はどこを目指しているのかと変な渦に飲み込まれる。簡潔に説明できる動機がないと無駄な手間ばかりかかる。これは、目的ではなく手段に注意が偏っているからである。

④一つのことに対して飽きるまでの時間が長い
大体の人は適度なタイミングで物事に飽きるから次のコンテンツに移行できるが、私は同じYoutube動画を何回も見ることがあるほど飽きが中々来ない。このことは、物持ちが良いなどの点もあるがこのせいで他の内容に行こうとなりづらい。

⑤基本的に興味や好奇心がない
これは人間的にも問題がある。修行のように何かに集中する場面では力を発揮できるが、自分で何か自由に取り組んでくださいとなった場合には反対に力を発揮できない。興味や好奇心は無理矢理つくることができるものでもないからどうすれば良いのかわからない。その分、感情の浮き沈みは小さい。

⑥調べる前に自分の中で答えを出したい
目の前の問題がわからなかったらネットで答えが出てくるのだろうが、一旦自分で考えたくなる。そうしてどんどん時間がたつとわからないままかつ新たな上方も入手できないといった状況になる。わからなかったら何でもすぐ調べるのは違うと思うので、その線引きをしておきたい。

⑦自分の外にあるモノや人に足並みを合わせられない
意見を言うときはとにかく自分の頭の中で済ませようとするからアップデートされにくい。引用することもないし、引用したとしても言葉の定義を間違えて使っていることが多々ある。自分の意見に引用を合わせようとしているからだろう。これは、他者とのコミュニケーションからも同様の傾向がみられるから、資料調べとコミュニケーションの両方からアプローチするのが望ましい。

まずは、大学院生として資料調べからまとめまでの正しい流れと現在の自分との差を見つけ速やかに修正するべく、①から⑦までを1日ずつ挙げて考えていく。


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