「僕は長州力のことを、ちっとも恨んでなんかないですよおおお!」ターザン山本ロングインタビュー 放蕩息子の遺言


すでにご存知の方もいると思いますが、『昭和40年男』『昭和50年男』といった雑誌を発行していた株式会社クレタパブリッシングが倒産しました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000074237.html

株式会社ヘリテージに事業が譲り渡されたため、『昭和40年男』『昭和50年男』はその後も発行を続けています。それは良かった。

しかし同誌で「樋口毅宏のGod Only Knows」というインタビューページを担当していた僕は、原稿料2回●万円の未払いが生じました。それは良くないですね。

結果的に未払いになってしまった回のターザン山本さんに事情をお伝えしたところ、noteの有料掲載に快く了承を頂きました。ありがとうございました。

元週刊プロレス編集長の山本さんには多大な影響を受けました。これは常々語ってきたことですが、思春期に週プロとロッキング・オンに出会っていなければ、出版業界に足を踏み入れることはなどなかったと断言できる。

ターザン山本は毀誉褒貶ある人ですが、彼がいなければ、僕はプロレスを語る悦びを知らないまま生きていたでしょう。後にも先にもプロレスを知性と感性で語ることができるのはこの人だけでした。

そして何よりインタビューの終わりのほうで、「ああ、やっぱりこの人は信用できる」と心底思えたことがたまらなく嬉しかった。

(なお、原稿は『昭和40年男』に自主規制されたものではなく、オリジナルに近いものです。全12370字)

取材日・2022年8月1日
初出・昭和40年男 No.76(2022年11月11日発売号)

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