就職を目指すWebデザイナーが勉強しすぎであること
やほー。久々の更新です!
人事を担当中のWebデザイナー、ひぐしゅん(@higusyunn)です。
採用業務に携わる中で、エントリーされる方々の傾向について思うことがあって筆をとりました。
本日の記事は
✅就活中のWebデザイナーやエンジニア
✅これから勉強を始めようとしてる人
に向けて最短で就職するためのノウハウをお伝えします。
人事から見たエントリー傾向
最近Web業界に身を投じるべく勉強されている方はとても「勤勉」で「ナレッジが豊富」です。
言い換えれば「勉強しすぎ」とも言えます。
私が就活をしていたのは4〜5年前の話なので時代こそちがいますが「勉強期間2ヶ月」「就活期間1ヶ月」で内定を勝ち取った身としては最近の方は「勉強期間が長く」「技術に手を広げすぎている」と思います。
まず「勉強期間が長いこと」について。
実務では常に新しいことや知らないことに当たります。
そのたびにイチから技術書を片手に勉強している時間はありません。
短期間で必要なことをキャッチアップし結果を求められるこの仕事において勉強期間が長いことはマイナスに写ります。
また実務に勝る勉強法はありません。
就職して実務に携わる以前に多くの勉強時間を費やすことは「非効率」です。
これは就職すればよくわかると思います。
次に「技術に手を広げすぎている」ことについて。
たとえばデザインツールの例です。
Photoshopの他にAdobe XDやSketchといったベクターツールでの制作が主流になりつつあります。
ではこれらのツールをすべて網羅しないと就職できないのかというと答えは「ノー」です。
デザインツールは「手段」であって、私たちが評価したいのはどういうデザインをしたのかという「結果」です。
これは実務においても同じです。
手段がなければ結果は出ないので最低限の勉強は必要ですが、就活を目指す段階で手段を増やしすぎることは「非効率」だと思います。
Webデザイナーになるには
すごーく当たり前の話をしますね。
Webデザイナーとして就職するには企業に採用される必要があります。
言い換えれば「企業に採用されるための準備をすべき」ということになります。
私が「勉強期間2ヶ月」「就活期間1ヶ月」で内定を手にできたのは「採用されるための準備に特化」したからです。
実務未経験が企業に採用されるということ
スキルがあることに越したことはないです。
ただし実務未経験者のスキルが高くないことは私たち採用側も重々承知しているので育てることを前提としています(企業によります)。
つまりスキル以上に「どう育っていくか」のビジョンを見出したいわけです。
ビジョンを可視化する上で「人間性」「コミュニケーション能力」「マインド」が軸となります。
これは他業種にも言えることですね。
人間性は勉強法にも現れます。
結果を出すまでの勉強期間が長すぎる「非効率な人」や技術を追ってばかりで最適解を見出せない「論理的でない人」は採用したくないのです。
つまり採用されるには「効率的」で「筋が通った人」と評価される必要があります。
そのためにも「最短で目標に近づく」必要があります。
最短で採用される人材になるには
これは勉強期間に実際に私がやっていたことですが、作りたいものを決めてそれに対して技術を足していく勉強法です。
例えばカフェサイトを作りたいとします。
スキルがゼロだとして実現するにあたり必要な勉強はこのあたりでしょう。
✅カフェサイトの研究
✅レイアウトする上でのデザインツール操作
✅作りたいイメージのレタッチ
✅レイアウトを実現するためのコーディング知識
デザインツールの全てを覚える必要はないし、コーディングの全てを学ぶ必要もありません。
必要な技術だけ足して最短で「結果」に近づけば良いわけです。
繰り返しになりますが実務では常に新しい課題に当たり、最短での解決を求められます。
この能力がないと長期的に一緒に働くビジョンが浮かびません。
ポートフォリオは何をいくつ作ればいいのか
この問いに正解はありません。
ただし同じテーマや技術を扱ったものを3つ作ったとしてもそれは1つ作ったことと同じ意味です。
つまり異なるテーマと技術で複数作品を作ったほうが良いということになります。
同じ時間をかけるのであれば後者のほうが成長に繋がり、かつスキルの平均値が見やすくなり採用に有利となり「効率的」なわけです。
まとめ
この記事は技術の向上や勤勉さを否定するものではありません。
「効率的」に目標に近くことが採用に有利となり、それだけ実務に携わる機会が早まり成長に繋がるということです。
夢は近いほうがいいよねっ?
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ついったーもみてね(●´ω`●)
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