見出し画像

毎日同じ服を着るひとがいるのは、なぜ?

蓄積するストレス、その原因は?

小さな決断や判断なのに、毎日毎日のことだと、だんだんストレスが蓄積していく…ということ、ありませんか?例えば、毎日の献立。

料理自体は好きであっても、毎日だとなかなか献立が思いつかなくなったり、何が良いのか決められなかったり。買い物しながら考えようと思って行くけど、買い回る時間が長くなり逆に疲れてしまうことも。買い物の回数も増えて負担が大きくなる上に、余分なものを買ってしまう機会も増えて支出まで多くなってしまったりします。悪循環も生まれ、良いことはありません。

意志の力には限りがある

こういった「うまくいかない決断や判断」は、時間が無駄となってしまい大変もったいないのですが、それ以外にも不利益があり、それは、頭や心にも良くないということです。どういうことかと言うと、「意志の力には限りがある」という話です。意志の力というのは、何か決断するときに使う力。これに限りがあるため、決断力を無駄遣いすることが頭や心に良くないという訳です。

人間は大きなことも小さなことも、意識的も無意識的も含め、1日に35,000回にも及ぶ決断をしているそうです(ケンブリッジ大学の研究成果)。例えば、メールやSNSのチェックだけでも、読む・読まない、イイネする・しない、返信する・しない、返信するなら何を返信するか、自ら何か投稿するかどうか…等々、ものすごい回数の決断が必要ですよね。メールチェックの回数を減らすことで、心理的ストレスが減少するという研究結果も出ているそうです(ブリティッシュコロンビア大学)。

また、決断にあたり考えたり悩んだりすることが必要かどうかということは、脳のどの部分が使われるかということから、まず違うのだそうです。
考えながら決断し行動する場合は、前頭前野(額の内側あたり)、考えなくても動けるような、習慣となった行動をする場合は、基底核(脳の中心部分)が使われるそうで、決断には脳の中でも通常モードとは別のシステムが必要ということなのかもしれません。

こういったことから考えて、決断力を節約することには、ストレスを減らして、頭や脳を休ませる効果があるといえるのではないでしょうか。

このように、同じことを毎日毎日繰り返すこと、例えばこの他にも、通勤通学で毎日同じ経路を使うとか、毎回必ず左足から靴下を履くとか、一種の験担ぎのようなことで、「運ポイント」が貯まるという話も聞いたことがあります。お買い物をしたときに貯まったポイントを次のお買い物に使う要領で、次の運が開ける「運ポイント」。これは、決断力を節約することで大事なところにエネルギーを使えて、良い結果が出るということなのかもしれないですね。「習慣化は幸運をも引き寄せる」と言えるのかもしれません。

習慣化は、決断力の節約!

そして、普段から決断力を無駄遣いしないために、すると良いことが「習慣化」なのです。習慣として身についていることって、何も考えずに自動的に体が動きますよね。習慣を増やすことで、日常の小さなことに使う決断力を節約して、大事なことに決断力を残しておくことができます。

例えば、いつも同じ服を着ている有名人も、ご存知の方が多いと思います。スティーブ・ジョブズ氏の、イッセイミヤケの黒タートル・リーバイス501・ニューバランスのスニーカー。マーク・ザッカーバーグ氏の、グレーのTシャツとデニムなどがその代表格です。

このように、同じことを毎日毎日繰り返すこと、例えばこの他にも、通勤通学で毎日同じ経路を使うとか、毎回必ず左足から靴下を履くとか、一種の験担ぎのようなことで、「運ポイント」が貯まるという話も聞いたことがあります。お買い物をしたときに貯まったポイントを次のお買い物に使う要領で、次の運が開ける「運ポイント」。これは、決断力を節約することで大事なところにエネルギーを使えて、良い結果が出るということなのかもしれないですね。「習慣化は幸運をも引き寄せる」と言えるのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?