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共学出身の私が感じる男子校の良さ

ひぐらし坂の母でございます。

数年前に中学受験を終え、無事に開成中学に合格しました。
このnoteでは息子の中学受験を振り返り、親子のメンタルを最強にするための考え方をお伝えしています。

中学受験は究極的には【親子のメンタル】が重要です。
特に【母親のメンタルが9割】というのが私の持論です。
このnoteの基本姿勢はプロフィールをご覧ください。

さて。
子どもの進路を考えるときに、共学か男女別学かということは比較的悩むポイントかと思います。
子どもの個性により向き不向きもあるとは思いますが、共学出身の私からみた男子校について、思うところをまとめてみました。
志望校ご検討の際にご参考になれば幸いです。

性別の忖度のない生活

私の感じる男子校の良い所は、ズバリ言うと性別の忖度なく生活できるところだと思います。

どういうことかと言うと、たとえば共学校で学校行事などの準備で重いものを運んだり汚れ仕事をしなければならない作業は、誰が何も決めていなくてもそれは男子の仕事となりがちです。

何の疑問もなく、先生も「これは男子がやるように!」と言いますし、女子も男子も特に異論を挟むこともなく、危険な仕事や汚れ仕事は男子の仕事であると認識してしまっています。

ちなみに私は、男女は完全に平等なのだからすべてのことを同じにせよとか、女性の差別をなくせなどとは思っていません。
むしろ性差を認めつつ、男女の特性を生かすべきと思っています。
なので、なにがなんでも女性も男性と同じに!などとは思っておりません。
そのへんは誤解無きようにお願いいたします。

男子の性を軽く扱わない

共学出身である私自身が改めて感じるのは、共学校では何の疑問もなく、一般的なジェンダーギャップがそのまま学校生活に生きているということです。

たとえば更衣室が一つしかない場合、間違いなくそこは女子のものになります。
男子はその辺で着替えてね!ということになります。

でもよく考えてみるとこれはなんとなくおかしいのでは・・・と。
仕方のないこととはいえ、男子の性が女子の性と比べて軽く扱われているのではないかと、息子を男子校に通わせてから思うようになりました。

先日ツイッターで、女子の保護者さんに向けての注意喚起のツイートがありました。
ストーカーなどの性被害は子供が被害になることも十分にありえるので、女子の保護者の皆様は十分気を付けて!というような内容でした。
性被害者は圧倒的に女性が多いので仕方のないことかもしれませんが、少数ではありますが男性の被害者もいます。
性被害に性別は関係ないのです。
なので、注意喚起するのであれば性別を特定せずに「お子様の性被害にご注意を!」ということになるのかと思います。

むしろ、男性の性被害者はマイナーだからこそ大きな傷を負うことがあります。

男性の性被害者に対して「気のせいだったんじゃないの?」とか「それは本当の話なの?」などと心ない言葉をかけられることも多いようです。
もっとひどいのは「良い経験したね」と、軽くネタ扱いされてしまった被害者もいます。
間違っても女性の性被害者にこんな言葉をかけることはありません。
こういうとき、男性の性は軽く扱われていると感じます。

被害者の傷は女性も男性も同じなのに、なぜか男性はネタ扱いされたり、軽く扱われてしまう。
女性の被害者が圧倒的に多い故に想像の及ばないことなのかもしれませんが、男性の性をきちんと扱うという観点からすると矛盾を感じてしまいます。

その点、男子校では結構きちんと男子の性を扱ってくれていると感じます。
具体的な事例を挙げることは控えますが、保護者としても安心感があります。
口に出したりルールを作ったり、特別な機会になにかがあるわけではないのですが、男子校ではジェンダーギャップがないので男子の性という尊厳が保てているのでしょう。

男子校は希少種

男子校は日本国内の学校の中でたったの2.2%だそうです。
ものすごく希少種なのです。
東京で生活していると男子校はあちこちにあってとてもよく目にしますし、子どもの友達のなかにも必ず男子校に進学している子がいます。
しかしながら全国的には珍しい形態なのです。

でも、男子校は絶滅しないと思います。
男子校は青春の墓場と揶揄する声もありますが、男子校は男子校である理由があり、それぞれの男子校の建学の精神にもあらわれています。

一説によると男女別学の方がジェンダーギャップを乗り越えやすいといいます。
女子校では力仕事も汚れ仕事も全部自分たちでやらなくてはならないし、それが当たり前という環境で育つわけですから当然といえば当然です。
私の知人の女子校出身者は、本当に生きる力が強いですし、変に男性に頼ったり期待したりしていない潔さがあります。
こういう女性を見ると女子校もなくなることはないと思います。

そんなわけで、共学出身者の私が息子を男子校に通わせてみて感じたことをまとめてみました。
これは結論を出すようなものでもありませんし、同じ学校に通わせていたとしても感じることはそれぞれですから一般論でもありません。
あくまで私個人が息子を男子校に通わせてみて感じたこと、得た視点です。

男子校に向いている子

最後にとてもステレオタイプなことを書きます。
やはり男子校に向いているのは没頭型、いわゆるオタク気質の子です。
男子校は本当にのびのびと思い存分オタクでいられます。
鉄研なんて陽キャ扱いです。
多少コミュ障でもまったく気にすることなどありません。
みんな似たような感じですから。

共学校に向いている、というか、共学校でも充分楽しく生活できる子はコミュ力高めの陽キャ男子です。
クラスの女子の誕生会を率先して企画し、全力で楽しめる子は共学校で本当にいきいきと生活している模様です。

女子校については本当によくわかりませんので、ここでは言及いたしません。
でも、私の予想だとキャラ的には男子校に似ていると思っていますがいかがでしょうか。

母親のマインドチェック

・男子校には偏差値だけでは判断できない特性がある
・男子校は男子の性をきちんと扱っている
・我が子が男子校に向いているかよく観察してみる
・男子校は希少種だが絶滅はしない
・オタクとコミュ障は男子校向き

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